本記事ではKEEN「クリアウォーターCNX」について
- 特徴
- サイズ感
- メリット・デメリット
など、実際に履いてみた印象をお伝えします。
KEEN「クリアウォーターCNX」は、スポーツサンダルとしてのホールド力や歩きやすさを確保しつつも、ムダを削ぎ落とし「軽量」「コンパクト」にフォーカスしたモデルです。
街履きや普段履きはもちろん、持ち運びしやすいためトラベルシューズとしても使えます。
というわけで、KEEN「クリアウォーターCNX」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
【メリット】
- スリムでスッキリした見た目がスタイリッシュ
- 街履きから水遊びまで使え、守備範囲が広い
- 軽量かつコンパクトに圧縮でき、旅行や帰省に持ち運べる
- 靴ひもをいちいち結ぶ手間がなくラク
- ソールがしなやかで素足に近い履きごこち
【デメリット】
- 薄底のため最初は地面の硬さが気になる(慣れる)
KEEN「クリアウォーターCNX」外観と特徴
ブラックの27cmを購入しました。
夏らしい開放感がありつつも、グルカサンダル風のルックスのおかげでスマートに見えます。とくにブラックはキリッとスタイリッシュに見えるので、街履きにもおすすめです。
【スペック】
アッパー:ポリエステル
フットベッド:EVA
ソール:ラバー
重量:278g(27cm片足)
価格:14,300円(税込)
ではディテールを見ていきましょう。
アッパーはウェビングストラップとスウェード調素材のコンビネーションです。
質感がマットで落ち着いているため、街で履いても違和感がありません。水抜けが良く、濡れても乾きが速いので、海や川での水遊びにも使えます。
裏地はウェットスーツなどに使われるネオプレーン生地です。
肌当たりが柔らかく、足を包み込むようなフィット感があります。
ヒールもネオプレーン生地なので、初めて履いた場合でも靴ズレしにくくなっています。
実際に素足で6時間ほど履いてみましたが、靴ズレや痛みはありませんでした。
シューレースは伸縮性のあるゴムひもです。
よく伸びるので、足の出し入れがカンタンで、甲にぴったりフィットします。このゴムひもはストッパーで固定できるため、いちいち結ぶ必要がなくラクです。
フットベッドは足裏のアーチに沿った凹凸のある形状となっています。
履きごこちはソフトでモチモチ。足に吸い付くように密着します。サンダルとはいえ、スニーカーに勝るとも劣らない本格的なフットベッドです。
この「クリアウォーターCNX」はソールに特徴があります。
見ての通り、スポーツサンダルのわりにかなり薄いです。
高さは一番分厚いヒール部分でも2cmほど。
フラットな靴底も相まって、素足に近い履きごこちです。このソールについては後ほど解説します。
1.「ニューポートH2」との違い
KEEN「クリアウォーターCNX」は見た目が「ニューポートH2」とよく似ています。
というのも「クリアウォーターCNX」は「ニューポートH2」の軽量バージョンとして開発された姉妹品だからです。
「クリアウォーターCNX」は「ニューポートH2」に比べ、全体的に隙間が大きく、ソールが薄いことが特徴です。
「ニューポートH2」ほどのがっしり感はないものの、見た目はスリムでスッキリ。
街での使いやすさやコーディネートのしやすさは「クリアウォーターCNX」に軍配が上がります。
「ニューポートH2」がサンダルとスニーカーの要素の割合が3:7だとすると、「クリアウォーターCNX」は真逆の7:3くらいの感覚。
「クリアウォーターCNX」の方がサンダル寄りです。
重量を同じ27cmで比較すると「クリアウォーターCNX」の方が111gも軽く、「ニューポートH2」の3/4ほどの重さしかありません。
実際に履いてみると「クリアウォーターCNX」の方が明らかに軽くしなやか。軽快でサクサク歩けます。
タフさを求めるなら「ニューポートH2」ですが、気軽にサンダルとして使うなら、軽くて通気性の良い「クリアウォーターCNX」がおすすめです。
2.旅行や帰省に持ち運びしやすい
KEEN「クリアウォーターCNX」は旅先や帰省先でのトラベルシューズとしてもおすすめです。
なぜなら軽く、コンパクトに持ち運べるからです。
重さは27cm片足で278g。
両足で約550gと、500mlペットボトルよりも少し重たい程度です。
さらに、このようにアッパーを重ねると、500mlペットボトルよりもひと周り大きいサイズまで圧縮できます。
平べったくなるので、スーツケースやリュックのちょっとしたスペースに入り、かさばりません。
よって「クリアウォーターCNX」は持ち運びの負担が少ないので、夏の旅行や帰省のトラベルシューズにおすすめです。
3.ソールは薄いものの......
KEEN「クリアウォーターCNX」はソールが薄いため、正直なところクッションはほどほどです。
とくにコンクリートでは地面の硬さを感じます。クッション性だけを見ると、スニーカーさながらの本格ソールを備えたスポーツサンダルには当然及びません。
ですが、一般的なサンダルと比較すると、履きごこちは遥かにソフト。普段使いするには十分です。
実際に街で6時間ほど歩きましたが、硬さが気になるのは最初だけで、いつの間にか違和感はなくなっていました。
KEENの「ユニーク」や「ゼラポート2」などと比べても、疲れやすいとか足が痛いなどのマイナス面もなかったので、薄底とはいえ「クリアウォーターCNX」のクッション性は許容範囲かと思います。
逆に、ソールが薄いことで柔軟性がアップします。
ご覧ください。ソールがこれだけグニャリと曲がるんです。
なので、履いた感じは素足に近く、指の動きをダイレクトに地面へ伝えることができます。
自然と地面を掴むように蹴り出せるため、負担の少ないフォームで力まずに歩けます。つまりそれだけ疲れにくいということです。
KEEN「クリアウォーターCNX」サイズ感
KEEN「クリアウォーターCNX」のサイズ感は標準かと思います。
なのでサイズ選びは、普段履いているサイズで大丈夫です。
ぼくはスニーカーだと27〜27.5cmを履くことが多いのですが、この「クリアウォーターCNX」は素足で履くことを前提に、気持ち小さめの27cmを選びました。
実際に履いてみた画像がこちらです。
足が甲高幅広なのですが、素足で甲・横幅ともにジャストです。つま先は0.5〜1cmほど余裕があります。
つま先部分は空間が広めなので、指を自由に動かせてストレスはありません。
靴下を着用する場合は、薄手ならギリギリ履けるレベルで、厚手だと厳しいです。
このようにわりとタイトめではあるものの、基本的に素足で履くため27cmを選んで正解でした。ぴったりめのフィット感の方が、足とシューズが一体化して歩きやすいです。
よって繰り返しになりますが「クリアウォーターCNX」のサイズ選びは普段履いているサイズで問題ありません。
もし靴下を履くのであれば、0.5cmアップをおすすめします。
KEEN「クリアウォーターCNX」レビュー まとめ
以上、KEEN「クリアウォーターCNX」をレビューしてきました。
KEEN「クリアウォーターCNX」は、スポーツサンダルとしてのホールド力や歩きやすさを確保しつつも、ムダを削ぎ落とし「軽量」「コンパクト」にフォーカスしたモデルです。
街履きや普段履きはもちろん、持ち運びしやすいためトラベルシューズとしても使えます。
ぜひいちどチェックしてみてください。
【メリット】
- スリムでスッキリした見た目がスタイリッシュ
- 街履きから水遊びまで使え、守備範囲が広い
- 軽量かつコンパクトに圧縮でき、旅行や帰省に持ち運べる
- 靴ひもをいちいち結ぶ手間がなくラク
- ソールがしなやかで素足に近い履きごこち
【デメリット】
- 薄底のため最初は地面の硬さが気になる(慣れる)
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