キャンプ場で飲むコーヒーはなぜあんなに美味しいのでしょうか。とくに目覚めのコーヒータイムは至福の時間ですよね。
ぼくはいままで市販のドリップバッグコーヒーを飲んでいました。それでも充分においしいのですが、どうせ飲むのなら
「キャンプ場でも挽きたてのおいしいコーヒーが飲みたい!」
と思うように......。
そこで以下の条件を満たすポーレックス「コーヒーミル2」を購入しました。
- 携行性が高い
- 丈夫で長く使える
- 自宅でも使えるデザイン
ではさっそく、ポーレックス「コーヒーミル2」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ポーレックス「コーヒーミル2」外観と特徴
ポーレックス「コーヒーミル2」はジャパンポーレックス社が販売している日本製の小型コーヒーミルです。以下の2種類がラインナップされています。
ぼくが購入したのはトールサイズの「コーヒーミル2」(3人分)です。
ミニマムなデザインとシンプルなシルバーの色味はキャンプにも自宅のインテリアにも馴染みます。
「コーヒーミル2」のスペックは以下のとおりです。
【スペック】
本体 :ステンレス
刃 :セラミック
本体サイズ :高さ20cm×直径5cm
ハンドルサイズ:16cm
重量 :約285g
ポーレックス「コーヒーミル2」の本体はステンレス製です。
なので、サビに強く丈夫です。手に持ってみると、ガッシリとした堅牢性を感じます。そうカンタンに壊れることはなさそうですね。
本体の直径は5cmほど。
しっかりと握れるため、安心感があります。女性や手の小さい方でも落とす心配はありません。
刃はセラミック製です。
セラミックは磁器なので、金属とは異なりサビることがなく、摩耗しにくい特性を持っています。なので、コーヒー豆に金属臭が移らず、長く使うことが可能です。
また、まるっと水洗いできるため清潔に保つことができます。
重量は本体とハンドル合わせて285g。
堅牢性が高いわりには軽量で、持ち運びの負担がありません。
パーツもそれほど多くなく、いたってシンプルな構造です。
説明書を見なくても直感的に分解・組み立てができるほどカンタンです。そんなに小さいパーツはないので、紛失する恐れもありません。
ポーレックス「コーヒーミル2」使い方
ポーレックス「コーヒーミル2」の使い方をざっくり解説します。
①本体にコーヒー豆を入れる
キャップを外し、好みの分量のコーヒー豆を入れます。
ポーレックス公式ではリミットは豆30g(3人分)とありますが、ギリギリ40g(4人分)までいけます。来客がある場合にも対応できますね。
②豆の粒度を調節する
受け容器を外して、下記矢印の調節ネジを回すことで豆の粒度が調節できます。
調節ネジを時計回りに回すと細かく、反時計回りに回すと粗く挽くことができます。
粒度は下記表を目安に調節してください。
調節ネジをめいっぱい締めた状態を【0】とすると、【0】から時計回りに「カチカチ......」と回すことで【1】→【2】→【3】→【4】......と粒度が粗くなっていきます。
粒度に適した器具はつぎのとおりです。
- 細引き →エスプレッソ、水出し
- 中細挽き→ペーパードリップ、コーヒーメーカー
- 中挽き →サイフォン、フレンチプレス、ネルドリップ
- 粗挽き →パーコレーター
ぼくはペーパードリップとフレンチプレスを使うので、
ペーパードリップ→【7】
フレンチプレス →【11】
で設定しています。
③ハンドルを回して豆を挽く
受け容器を本体にセットし、ハンドルを取り付けて豆をゴリゴリ挽いていきます。
ペーパードリップに適した中細挽き【7】で挽いてみました。
挽いた豆は受け容器に溜まります。
粒度のムラが多少ありますが、許容範囲ではないでしょうか。
ぼくは気にしたことはありません。手軽なわりにしっかり挽けていると思います。
④好みの方法で淹れる
あとは好みの方法で淹れるだけです。
今回はペーパードリップで。
ぼくは1人分の場合はマグカップに直で淹れます。
挽きたてコーヒーは香りが格別です!
コーヒーを豆から挽くと手間はかかりますが、豊かな気持ちと時間が味わえます。
画像のスノーピーク「チタンダブルマグ」は冷めにくいうえに、口元が熱くならないのでコーヒーにおすすめです。
お手入れ
据え置き型のコーヒーミルは分解できなかったり、分解できるとしてもややこしいものが多いですよね。
コーヒー豆は油分が含まれているので、ほったらかしにすると酸化していきます......想像するだけでも怖い!
その点、ポーレックス「コーヒーミル2」はカンタンに分解できるので、サッと水洗いすれば清潔に使うことができます。
たった10秒で分解・組み立てができるので、手間はほとんどありません。
粉を残したままにしているとコーヒーの風味に影響するだけでなく、故障の原因にもなるため、こまめな掃除・洗浄がおすすめです。
ぼくは使用後に軽く粉を落とす程度。水洗いは週に一回ほどで問題なく使えています。
ポーレックスは部品の取り寄せが可能
ポーレックス「コーヒーミル2」を長年使っていると部品だけ交換したいケースもあると思います。
いくらセラミック刃が摩耗しにくいとはいえ、経年劣化は避けられないものです。また、部品を紛失することもあるかもしれません。
そういった場合にポーレックスは部品のみ取り寄せが可能です。新しいものを買わなくて済むので、長い目で見るとコスパ高いですよね。
部品の注文や価格などの問い合わせはJAPAN PORLEX公式HPお問い合わせメールフォームからできます。銀行振り込みで対応してもらえるようです。
メリットとデメリット
ポーレックス「コーヒーミル2」のメリットとデメリットをまとめてみました。
4つのメリット
- 携行性バツグン
- 人や場面を選ばないデザイン
- 長く使える
- 好みの味を探求できる
ひとつずつ見ていきましょう。
1.携行性バツグン
ポーレックス「コーヒーミル2」は軽量・コンパクトなので持ち運びの負担がありません。
家庭にあるもので例えると、ドレッシングのボトルよりもひと回り小さいサイズ感です。バックパックのちょっとした隙間にも収まるため、キャンプにもピッタリ。
コーヒー豆もあらかじめ本体に入れておけば、さらに収納スペースを削減できます。
2. 人や場面を選ばないデザイン
ポーレックス「コーヒーミル2」はキャンプやアウトドアはもちろん、自宅のインテリアにも馴染むデザインです。
光沢を抑えた色味とシンプル&ミニマムなデザインのため、性別・年齢・場面に関係なく使えます。
ロゴや変なデザインが入っていないのも好感が持てますね。
飽きのこないデザインなので、自宅でもアウトドアでも365日毎日使えます。
3. 長く使える
ポーレックス「コーヒーミル2」は長く使えます。
サビや破損に強いステンレスボディとシンプルな構造を採用し、頑丈に作られているためです。
また、前述しましたが、部品だけを購入できることも大きなメリットです。部品だけを送ってくれるメーカーはほとんどないのではないかと。
どんなものでも経年劣化は避けられません。その点、ポーレックス「コーヒーミル2」は部品を交換すれば長く使うことができます。一生モノといってもいいのではないでしょうか。
4. 好みの味を探求できる
ポーレックス「コーヒーミル2」は好みの味を見つける楽しさがあります。
なぜなら、このポーレックス「コーヒーミル2」は豆の粒度を18段階で細かく調節できるためです。
コーヒーは豆の品種や炒り方、淹れ方で味が変わりますが、豆の粒度でも味が変化します。
豆の粒度と抽出器具の組み合わせが無数にあるので、ぜひ自分好みの味を見つけてください。
2つのデメリット
- 大人数には不向き
- 意外と体力を使う
1. 大人数には不向き
ポーレックス「コーヒーミル2」は大人数には向いていません。
一度に3〜4人分しか挽けないため、家族で使う場合や一日にたくさん飲む場合はもっと容量の大きいものを検討したほうがいいと思います。
少人数やキャンプで使用するなら使い勝手がいいため、おすすめです。
2. 意外と体力を使う
もしかするとこれが一番ネックかもしれませんね。夏は小汗をかくレベルです。
そもそも刃が小さいですし、粒度が細かくなればハンドルを回す回数が増えます。
それでも、あとでおいしいコーヒーが待っていると思えばまったく苦になりません。ちょっとした運動にもなりますし。
ポーレックス「コーヒーミル2」レビュー まとめ
以上、ポーレックス「コーヒーミル2」をレビューしてきました。
ポーレックス「コーヒーミル2」は飽きのこないデザインと携行性・堅牢性に優れているため、キャンプでも自宅でも365日使えるコーヒーミルです。
使い方や手入れもカンタンなため、初めてコーヒーミルを購入する人にもおすすめします。
ぜひいちどチェックしてみてください。
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