ソロキャンプの場合、なるべく人が少ない「電源なし」キャンプ場を選ぶことが多いのではないでしょうか。
「電源なし」キャンプ場は人が少なく静かなのが魅力ですが、電気カーペットなどの暖房器具が使えないため寒さ対策が不安ですよね。
寒さ対策を怠るとせっかくのキャンプなのに
- 楽しめない
- 眠れない
- 夜中に目が覚める
などツライ思いをすることになります。
というわけで本記事では冬のソロキャンプにおける寒さ対策について
- テントまわり
- 服装
- あると便利なギア
に分けて紹介していきます。ぜひ最後までお付き合いください。
寒さ対策①テントまわり
キャンプは体力勝負。なにより睡眠が大切です。
快適に眠るためには
- 地面からの冷え
- すきま風
をいかに防ぐかがカギとなります。
ぐっすり眠るために以下のアイテムを上手に活用して、テントまわりの環境を整えましょう。
1.スカート付きテント
バンドック「ソロティピー1TC」
TC素材(ポリエステルとコットンの混紡生地)を使用した火の粉に強いソロ用ワンポールテント。スカート付きのため寒い時期の冷気を軽減してくれます。
バンドック「ソロベースEX」
ミリタリースタイルのキャンプを楽しめるソロ用パップ型テント。スカート付きのため地面からのすきま風を軽減してくれます。
SoomLoom「ミリタリーテント軍幕」
TC生地を採用するなど機能性に優れながらも圧倒的コスパを誇るソロ用ミリタリーテント。価格は上記バンドック「ソロベースEX」の半額以下です。
ヨカ「ヨカティピ」
本体とスカートが一体となった、シェルタータイプのワンポールテントです。煙突穴がついているので、薪ストーブで暖がとれます。
テンマクデザイン「サーカスTC コンフォートソロ」
大人気テント「サーカスTC」のソロキャンプ専用モデル。高さが230cmありつつも、天頂部の空間が広すぎないため、冬でも暖かく過ごせます。
2.アルミ蒸着マット
サーマレスト「Zライトソル」
ソロキャンプ芸人ヒロシさんも愛用するクローズドセルマットレスの定番。アルミ蒸着が体温を反射し、暖かさを逃しません。
ニーモ「スイッチバック」
サーマレスト「Zライトソル」と人気を二分するクローズドセルマットレス。硬さの異なる2層のフォーム素材を使っているため、寝ごこちが快適です。
Soomloom「寝袋用マット」
サーマレスト「Zライトソル」に酷似したマットレス。素材はやや薄めではあるものの価格は本家の半額以下のため、価格重視派におすすめです。
3.ウールブランケット
ロスコ「ウールブランケット」
冬キャンプに1枚あると便利なウールブランケット。寝袋の下に敷くと地面からの冷気を遮断できます。チェアカバーにもおすすめです。
4.コット
WAQ「2WAYフォールディングコット」
ハイ・ローの切り替えが可能な2WAYコット。楽天市場で2021年もっとも売れたキャンプギアがこのコットです。(参照:BE-PAL2022年2月号)
DOD「バッグインベッド」
バッグに入れて持ち運べるほど軽量・コンパクトなローコット。10,000円前後で買える価格は魅力です。
5.落ち葉を活用
キャンプ場の落ち葉をうまく活用すれば、タダで寒さ対策ができます。
まずおすすめなのがグランドシートの下に落ち葉を敷き詰めること。それだけで地面からの冷気が緩和されて断熱効果が高まります。さらにクッション性が高まるため、寝ごこちがアップするというおまけ付き。
またフライシートと地面のすきまに落ち葉を集めて壁を作ってやるのもおすすめです。スカートが付いていないテントでもすきま風を軽減できます。
なので、キャンプ場で落ち葉を見つけたら積極的に集めるようにしましょう。
寒さ対策②服装
冬キャンプの服装というとアウターが注目されがちです。しかしぼくはインナーにこだわることをおすすめします。
というのもインナーは体に一番近いので、保温効果にダイレクトに関係してくるためです。
ここでは保温効果の高いインナーや小物を紹介します。
1.メリノウール製インナー・小物
ラパサ「メリノウールインナー」
驚異のコスパを実現したメリノウール100%インナー。シャツだけでなくタイツも揃えればかなりの戦力アップが期待できます。
スマートウール「トレッキングヘビークルー」
メリノウールを70%使用した極厚ソックス。クッション性にも優れており、フカフカとした履きごこちはクセになります。
DANISH ENDURANCE「メリノウール登山用靴下」
メリノウールを30%使用したコスパに優れるメリノウールソックス。ほどよい厚みのためオールシーズン使えます。
アイスブレーカー「フレクシーシュート」
メリノウール100%のネックウォーマー。チューブ型で約50cmの長さがあるため、フェイスガードやヘッドウエアとしても重宝します。
METARINO「ネックゲイター」
メリノウール100%なのに3,000円ほどで買える高コスパのネックウォーマー。Amazonレビューが250件を超えるベストセラー商品です。
2.フライトキャップ
ダントン「フライトキャップ」
ウールを使用した上品なフライトキャップ。耳が暖かいだけで寒さの体感が変わってきます。
コールマン「フライトキャップ」
コーデュロイを使用したカジュアルなフライトキャップ。頬まであるボアフリースが冬キャンプに重宝します。
3.ウィンターサンダル
SUBU「ウィンターサンダル」
キャンプ場でのリラックスタイムに最適な冬用サンダル。中綿入りアッパーと内側の起毛加工が暖かくやさしい履きごこちを生み出しました。
KEEN「ハウザー スリー スライド」
内側にマイクロフリースを使用したリラックスシューズ。フィット感が高く、歩きやすいのもポイント。
寒さ対策③あると便利なギア
冬のソロキャンプでは上記のテントまわりと服装を対策すれば、かなり快適に過ごせるはずです。
ただ、厳冬期や寒冷地ではプラスαの装備が必要となる場合も。
ここではさらにワンランク快適に過ごすためのギアを紹介します。
マルカ「湯たんぽAエース 2.5L」
これぞ「ザ・湯たんぽ」。昔ながらの湯たんぽが冬キャンプで活躍します。直火で温められるのも魅力です。
クリーンカンティーン「リフレクトボトル」
シングルウォールのステンレス製水筒。熱湯を7分目ほど入れて、次の日に履く靴下をかぶせればホカホカ湯たんぽの完成です。
イワタニ「カセットガスストーブ マイ暖」
電源不要。カセットガス(CB缶)1本で気軽に暖が取れるポータブルガスストーブです。カセットガス1本で3〜4時間使えます。
ハクキンカイロ
燃料のベンジンを注油することで、繰り返し使用できるカイロです。使い捨てカイロよりも暖かいうえに、暖かさが最大24時間持続します。
▼ハクキンカイロの使い方
冬の電源なしソロキャンプ|寒さ対策におすすめの装備やアイデア まとめ
以上、冬のソロキャンプ装備・寒さ対策を紹介してきました。
冬のキャンプ場は想像以上に冷えます。山間部では気温が氷点下まで下がることも珍しくありません。
万全の装備・寒さ対策をして、冬のソロキャンプを快適に楽しみましょう。
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