ロスコのウールブランケットを
「無骨系ソロキャンプに合わせたい」
「焚き火で使いたい」
という目的で検討しているキャンパーさんも多いのではないでしょうか。
ロスコのウールブランケットは男心をくすぐるミリタリーなデザインと高い難燃性にくわえ、リーズナブルな価格も魅力です。
とはいえ、モデルによってウール含有率などスペックが微妙に異なるため、どれを選べばいいか迷うのも事実。
そこで本記事ではロスコのウールブランケットから5モデルをピックアップし、スペックを比較してみました。
ぼくのおすすめはウール70%のウールブランケット【9093】です。
実際に愛用していますが、無地のシンプルなデザインと優れた難燃性、そしてリーズナブルな価格など、ロスコのウールブランケットのなかでもコスパが高いため満足しています。
ぜひ好みのモデルを見つけてみてください。
ロスコとは
ロスコ(ROTHCO)は1953年にアメリカで設立されたミリタリー/アウトドアブランドです。
実際にアメリカ陸海軍にミリタリー製品を供給してきた実績があるため、耐久性や実用性、信頼性に優れています。
いまではミリタリーを語るうえで外すことのできないブランドとなっています。
ロスコ ウールブランケット5選
ロスコのウールブランケットのなかから比較的入手しやすい5モデルをピックアップし、スペックを比較してみます。
各モデルの比較と選び方
どのモデルもサイズや重量がほぼ同じなので、基本的には好みのデザインで選んでも問題ありません。
しかし、焚き火で使うことを想定している場合、チェックすべきポイントはウール含有率です。
素材 | サイズ | 重量 |
価格 |
生産国 | |
---|---|---|---|---|---|
レスキューサバイバルブランケット 【10430】 |
ウール55%
合成繊維45%
|
約157×203cm
|
約1.7kg
|
5,280円〜
|
インド
|
スイス軍レプリカ 【10238】 |
ウール55%
合成繊維45%
|
約157×203cm
|
約1.7kg
|
4,900円〜
|
インド
|
ウールブランケット 【9093】 |
ウール70%
合成繊維30%
|
約157×203cm
|
約1.7kg
|
5,333円〜
|
インド
|
アメリカ軍レプリカ 【9084】 |
ウール70%
合成繊維30%
|
約157×203cm
|
約1.4kg
|
8,156円〜
|
アメリカ
|
イタリア軍レプリカ 【10244】 |
ウール90%
合成繊維10%
|
約157×203cm
|
約1.7kg
|
7,480円〜
|
インド
|
ウールは天然の難燃素材といわれるため、ウール含有率が高いほうが燃えにくくなります。なので、火の粉が降りかかっても安全です。
一方の合成繊維は火に弱く、燃えやすい(正確には溶けやすい)性質があります。
よって焚き火で使うならウール含有率が高いモデルを選ぶと安心です。
では、ウールがどれだけ入っていればいいのか?
ひとつの目安はウール65%以上です。
なぜなら難燃テントやタープで使われるTC素材(コットンとポリエステルの混紡生地)の多くがコットン65%、ポリエステル35%の比率だからです。
これを基準にすると、ウール70%以上の下記3モデルがより焚き火に適しているといえます。
- ウールブランケット【9093】
- アメリカ軍レプリカ【9084】
- イタリア軍レプリカ【10244】
ぼくは上記の観点にくわえて、シンプルな無地デザインとリーズナブルな価格という理由からウールブランケット【9093】を選びました。
ウールブランケット【9093】はトータルでコスパが高いのでおすすめです。
難燃性とともに携行性も重視するなら、もっとも軽いアメリカ軍レプリカ【9084】も候補となるでしょう。
1.レスキューサバイバルブランケット【10430】ウール55%
素材 :ウール55%、合成繊維45%
サイズ:約153×203cm
重量 :約1.7kg
価格 :5,280円〜
生産国:インド
無地のシンプルなブランケットです。価格が手頃なため気軽に使えます。カラーはオリーブとグレーの2色。グレーは赤のステッチがアクセントになり、おしゃれです。
2.スイス軍レプリカ【10238】ウール55%
素材 :ウール55%、合成繊維45%
サイズ:約157×203cm
重量 :約1.7kg
価格 :4,900円〜
生産国:インド
落ち着いた茶系カラーに伝統的な赤いストライプが入ったスイス軍ブランケットのレプリカです。ダークカラー主体になりがちな無骨系ソロキャンプのスパイスに。
3.ウールブランケット【9093】ウール70%
素材 :ウール70%、合成繊維30%
サイズ:約157×203cm
重量 :約1.7kg
価格 :5,333円〜
生産国:インド
ウール70%の無地ブランケット。保温性と難燃性に優れているにもかかわらず、価格も良心的な高コスパモデルです。迷ったらコレを選べば間違いありません。
ぼくはこのウールブランケット【9093】を愛用しています。敷物やチェアカバー代わりになるなど使い勝手が良いため、秋冬は1枚あると重宝します。
重量の実測値は1.5kgほどです。持ち運ぶにはやや重たいですが、車があればとくに問題ありません。
4.アメリカ軍レプリカ【9084】ウール70%
素材 :ウール70%、合成繊維30%
サイズ:約157×203cm
重量 :約1.4kg
価格 :8,156円〜
生産国:アメリカ
ロスコでは珍しいアメリカ製のブランケット。スペックと価格を他モデルと比較すると割高に思えますが、「US」の刻印やアメリカ製にときめくならマストです。
5.イタリア軍レプリカ【10244】ウール90%
素材 :ウール90%、合成繊維10%
サイズ:約157×203cm
重量 :約1.7kg
価格 :7,480円〜
生産国:インド
ウール90%のハイスペックなブランケットです。スペック重視なら間違いなくこのイタリア軍レプリカがおすすめ。白のストライプも自然でおしゃれです。
ロスコ ウールブランケットの注意点
ロスコのウールブランケットには問題がひとつあります。
それはニオイです。
生地にワックスが染み込んでいるのか灯油のようなニオイがします。個人的にはそれほど気にならなかったのですが、ニオイに敏感な人は気になるかと思います。
天日干しする程度ではニオイは消えないため、洗濯したほうが早いでしょう。(ドライクリーニングのみ可)
このニオイさえ克服すれば快適に使えますので、一度ドライクリーニングを試してみてください。
ロスコ ウールブランケット5選 まとめ
以上、ロスコのウールブランケットを紹介してきました。
ロスコのウールブランケットはモデルによって微妙にスペックが異なります。
デザインで選んでもいいのですが、焚き火に使う場合はウール含有率65%以上のモデルがおすすめです。
ぼくのイチオシはウール70%のウールブランケット【9093】です。
保温性と難燃性に優れるだけでなく、価格も良心的。迷ったらコレを選べば間違いありません。
【紹介したロスコのウールブランケット】
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