ソロキャンプで自分だけのステーキをジュージュー焼く......最高に贅沢でロマンがありますよね。
しかし、こんな疑問がありませんか?
「ステーキをおいしく焼くには鉄板がいいらしい。でも種類が多すぎてどれを選べばいいか分からない」
結論からいうと、ソロキャンプ鉄板は「厚さ4.5mm」「フチあり」を選べば間違いないです。
本記事では
- ソロキャンプ鉄板の選び方
- おすすめのソロキャンプ鉄板
- 購入後のシーズニング・手入れ方法
を紹介していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ソロキャンプ鉄板選びの2つのポイント
ソロキャンプ鉄板を選ぶポイントは以下の2つです。
- 厚さ4.5mm
- フチあり
それぞれを深堀りします。
1.厚さ4.5mm
ソロキャンプ鉄板は4.5mmがおすすめです。
それは蓄熱性と携行性のバランスに優れているためです。
蓄熱性=ステーキがおいしく焼けるかどうか
携行性=持ち運びしやすさ
と言い換えたほうが分かりやすいかもしれません。
ソロキャンプ鉄板の厚さは3.2mm、4.5mm、6.0mmの3種類が主流です。
蓄熱性は鉄板の厚みが増すほど高くなります。ようするに3.2mm<<4.5mm<<6.0mmの順に厚い鉄板のほうがステーキがおいしく焼けるということ。
逆に鉄板が薄いほど軽くなるため持ち運びがラクになります。鉄板の厚さと重量の目安はつぎのとおりです。
3.2mm→約600〜700g
4.5mm→約1kg
6.0mm→約1.5kg
ソロキャンプはせいぜい1kgまでかなと思います。ちなみのソロキャンプ芸人のヒロシさんは鉄板は1kg以下が基準だそうです。
つまりステーキがおいしく焼けて、なおかつ重たすぎず扱いやすいのが4.5mmというわけです。なのでソロキャンプには4.5mm鉄板をおすすめします。
2.フチあり
ソロキャンプ鉄板はフチありがおすすめです。
なぜなら焚き火台やテーブルを汚さないためです。
フチなしの鉄板(板のような真っ平らな鉄板)は無骨でカッコいいのですが、ぼくはおすすめしません。
というのも油や調味料が下に垂れるからです。
大切な焚き火台やテーブルを油でギトギトに汚したくはないですよね。洗う手間が増えるうえに、油汚れはなかなか落ちません。
汚れるだけならまだしも、高温の油が垂れるのは単純に危ないです。ヤケドするキケンがあるので、鉄板はフチありをおすすめします。
ソロキャンプ鉄板おすすめ5選
ここではAmazonでのレビュー数が多い「厚さ4.5mm」「フチあり」のソロキャンプ鉄板をセレクトし、それぞれのスペックを表にまとめてみました。
商品名 | サイズ | 重量 | 価格 | 付属品 |
---|---|---|---|---|
190×140mm
|
922g
|
3,900円
|
ハンドル
|
|
195×165mm
|
1,200g
|
4,980円
|
ハンドル
ヘラ
収納袋
保管用耐油紙
|
|
170×170mm
|
1,300g
|
5,980円
|
ハンドル
ヘラ
収納袋
|
|
190×140mm
|
940g
|
2,600円
|
なし
|
|
200×150mm
|
1,000g
|
4,580円
|
2wayハンドル
収納袋
|
どれもサイズはソロにちょうどいいコンパクトサイズです。重量と付属品に多少の違いがあるので、そこを基準に選ぶといいと思います。
ぼくは必要最低限のセットでよかったので「遊火パン」を使用しています。リーズナブルなのも魅力です。
1.遊火パン
サイズ:190×140mm
重量 :922g
価格 :3,900円
「火遊びしたい大人のための遊火(あそび)道具」をコンセプトに作られた鉄板が「遊火パン」です。
鉄板とハンドルの2点セットはまさに基本といえる内容。ハンドルがしっかりしているため、鉄板の重みに耐えうる安定感があります。
ぼくはこの「遊火パン」を使用しています。必要最低限のセットなのでリーズナブルです。
コテや収納袋はなくても問題ありません。なので、必要最低限のセットを探している人におすすめです。
2.男爆鉄板 フチあり
サイズ:195×165mm
重量 :1,200g
価格 :4,980円
「男爆(おとばく)鉄板」は山梨県の大久保鉄工が作るソロキャンプ用鉄板です。鉄板にくわえて、ハンドル、ヘラ、収納袋、保管用耐油紙が付属します。
重量がやや気になるものの、付属品が充実しているため初心者でもすぐに使える点は魅力です。
3.FUTURE FOX
サイズ:170×170mm
重量 :1,300g
価格 :5,980円
FUTURE FOXはフチの高さが2cmあるため、油や調味料が垂れません。逆にアヒージョなどの油分や水分が多い料理も可能です。
また正方形なのでシングルバーナーで使っても安定感があります。重量と価格がネックですが、料理のバリエーションを求める人にはピッタリです。
4.oka-d-art 黒皮鉄板B6-Lタイプ穴あり
サイズ:190×140mm
重量 :940g
価格 :2,600円
oka-d-art(オカディーアート)は愛知県岡崎市のアウトドアメーカーです。「B6-Lタイプ」はオーソドックスなソロキャンプ用鉄板。
ハンドルは別途購入する必要があります。ハンドルはショート(14cm)とロング(21cm)がありますが、ロングのほうが安全です。
5.M.O.L 極厚アウトドア鉄板M
サイズ:200×150mm
重量 :1,000g
価格 :4,580円
M.O.Lは福岡県豊前市のミナト電機工業が手掛けるオリジナルブランドです。「極厚アウトドア鉄板M」は横幅200mmと長めのためステーキ肉にちょうどいいサイズ感。
付属品として収納袋と2wayハンドルが付きます。とくに取っ手としてもヘラとしても使える2wayハンドルは優れものです。
鉄板のシーズニング方法
鉄板の焦げつきとサビを防止するために食用油でコーティングすることをシーズニングと言います。
鉄板をより長く快適に使用するためにはシーズニングが欠かせません。
シーズニング方法
- 【中性洗剤で洗う】購入したばかりの鉄板には工業系の油が付着しています。これらの汚れを取り除くために中性洗剤で水洗いしてください。
- 【空焼きする】鉄板の水分をふき取り、コンロやバーナーで空焼きします。鉄板の色が変わり、煙が出るまで加熱してください。
- 【油を塗る】鉄板が冷めたらオリーブオイルなどの食用油を鉄板全体に薄く塗ります。
- 【空焼きする】油をひいた状態で空焼きします。3→4を3回繰り返します。
- 【くず野菜を炒める】鉄のニオイを取るために、薄く油を拭いてくず野菜を炒めます。
- 【中性洗剤で洗う】鉄板が冷めたら中性洗剤で洗い、しっかり乾燥させます。
- 【油を塗る】オリーブオイルなどの食用油を薄く塗り、シーズニング完了です。
使用後の手入れ方法
鉄板は使用後に手入れをすると扱いやすさが増していき、一生モノとなります。
ちょっと面倒ですが、慣れるとカンタンですので以下を参考に毎回手入れをしてください。
使用後の手入れ方法
- 【洗う】焦げカスなどをヘラやブラシで落とし、なるべく水だけで洗います。
- 【空焼きする】濡れたままの鉄板を加熱して水分を飛ばします。
- 【油を塗る】鉄板が冷めたらオリーブオイルなどの食用油を鉄板全体に薄く塗ります。
- 【保管する】鉄板を新聞紙に包んで湿気の少ない場所で保管します。
洗剤を使うとせっかくの油膜が落ちてしまい、焦げつきやサビが出やすくなります。
なので、洗剤を使用した場合は再度シーズニングすることをおすすめします。
ソロキャンプ鉄板おすすめ5選 まとめ
以上、おすすめのソロキャンプ用鉄板を紹介してきました。
ソロキャンプにはステーキ肉がおいしく焼けて、携行性にも優れる4.5mm鉄板がおすすめです。
なおかつフチありなら焚き火台やテーブルが汚れることもありません。
ぼくのイチオシは「遊火パン」です。必要最低限のセットでリーズナブル。ハンドルの安定感も文句なしです。
ぜひいちどチェックしてみてください。
【今回紹介したソロキャンプ鉄板】
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