パタゴニアを代表するアイテムといえばフリースです。
でも、種類が多すぎて、どれを選べばいいか迷いますよね。
「どれもおしゃれで機能性も良さそう......でも、どんな違いがあるの?」
「街着におすすめはどれ?」
「人気の定番モデルは?」
こんな疑問にお答えするため、本記事ではパタゴニアの数あるフリースの中から
【実用的でタウンユースや日常使いにおすすめの定番モデル】
を6アイテム厳選しました。
なかでも、ぼくのおすすめは、使い勝手とコスパの面で「クラシック・レトロXベスト」と「R1エア・クルー」です。
どれも実際に購入したうえで比較しているので、パタゴニアのフリースを選ぶ際の参考にしてもらえるかと思います。
パタゴニアのフリースおすすめ6選 選び方
【実用的でタウンユースや日常使いにおすすめの定番モデル】として、こちらの6アイテムを紹介します。
どれもパタゴニア公式サイトのレビュー数が多く、人気の定番モデルです。
ぼくも実際にすべて購入しています。
まずはざっくりと特徴を掴んでもらうために、スペック比較表を用意しました。
モデル名 | 税込価格 | 生地 | 生地の厚さ | 重量 | フィット | 防風性 |
---|---|---|---|---|---|---|
35,200円
|
ボンデッド
シェルパフリース
|
厚手
13オンス
|
774g
|
レギュラー
|
◯
|
|
24,200円
|
ボンデッド
シェルパフリース
|
厚手
13オンス
|
507g
|
レギュラー
|
◯
|
|
18,700円
|
シンチラフリース
|
中厚手
8オンス
|
405g
|
レギュラー
|
✕
|
|
14,300円
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ジャカードフリース
|
薄手
5.7オンス
|
275g
|
スリム
|
✕
|
|
15,400円
|
ハイパイルフリース
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中厚手
8.6オンス
|
380g
|
レギュラー
|
✕
|
|
20,900円
|
ニットフリース
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厚手
10オンス
|
638g
|
レギュラー
|
✕
|
どれもそんなに変わらないように見えますが、モデルによってアウター向きやインナー向きなど用途が異なります。
注目すべきは、
- 生地の厚さ
- 防風性の有無
の2点です。
まずは、生地の厚さについて。
オンスとは生地の重さを指す単位のことで、1オンス=約28.35gです。数値が高いほど重く、厚手となります。
厚手のものは保温性が高い反面、重たくゴワつきが増すのでアウター向きです。
逆に薄手のものは軽く柔らかいためインナーに向いています。
上記6モデルを生地の厚さ順に並べ替えると、このようになります。
【厚手(アウター向き)】
クラシック・レトロXジャケット(13oz)
クラシック・レトロXベスト(13oz)
▼
ベターセーター(10oz)
▼
ロスガトス・クルー(8.6oz)
▼
LWシンチラ・スナップT(8oz)
▼
R1エア・クルー(5.7oz)
【薄手(インナー向き)】
次に防風性の有無について。
基本的にフリースは防風性がなく、風を通します。フリースの最大のデメリットと言っていいでしょう。
ですが、パタゴニアのフリースには裏地に防風フィルムを使っているモデルがあるのです。
それが「クラシック・レトロXジャケット」と「クラシック・レトロXベスト」。
この2モデルだけは、フリースの弱点である風を通しません。
つまり「クラシック・レトロXジャケット」と「クラシック・レトロXベスト」は、厚手かつ防風性を備えているため、冬のアウターとして使えます。
それ以外の「ロスガトス・クルー」「LWシンチラ・スナップT」「R1エア・クルー」「ベターセーター・ジャケット」の4モデルには防風性がないので冬にアウターとして着るのは厳しいでしょう。
中でももっとも厚手の「ベターセーター・ジャケット」は晩秋〜初冬あたりまで羽織ものとして重宝します。
中厚手の「ロスガトス・クルー」と「LWシンチラ・スナップT」は、まだ寒さの厳しくない秋であればアウターに使えます。冬はインナーとして使うのがおすすめです。
薄手の「R1エア・クルー」は完全にインナー向きです。スウェットやセーターと同じ感覚で使ってください。
パタゴニアのフリースおすすめ6選 個別レビュー
では、各モデルを個別にチェックしていきましょう。
1.クラシック・レトロXジャケット
いちおしポイント
- 一枚羽織るだけでサマになる
- 防風性が高いため冬のメインアウターとして着れる
「クラシック・レトロXジャケット」はパタゴニアを代表する名品のひとつです。
左胸の切り返しポケットを筆頭に、パタゴニアのアイコン的デザインを散りばめています。
また厚手のフリース生地に防風バリアを貼り合わせているため、冷たい風が吹く日でも大丈夫。アウターとして使えます。
ただ、この防風バリアのせいで通気性はいまひとつ。ムレやすい点は要注意です。
しかしフリースの「風を通す」弱点を克服した画期的な一着といえるでしょう。
2.クラシック・レトロXベスト
いちおしポイント
- 着回しがきき、使い勝手が良い
- 秋〜春の3シーズン使えてコスパが高い
「クラシック・レトロXベスト」は前述の「クラシック・レトロXジャケット」のベストバージョンです。中間着にもアウターにもなる使い勝手の良さが魅力です。
「クラシック・レトロXベスト」はデザインがシンプルなため、合わせる服を選びません。
シャツやカットソー、パーカーなど何にでも合います。無地でも柄物でもOK。
また厚手ではありますが、ベストなので中間着としても活用できます。袖がない分、上にアウターを羽織ってもゴワつかず、スッキリ着こなせます。
よって秋・春はアウターとして、冬は中間着として、トータルで3シーズン使えるのでコスパが高いです。
3.ライトウェイト・シンチラ・スナップT・プルオーバー
いちおしポイント
- リラックスできる
- 気候に合わせて温度調節しやすい
「LWシンチラ・スナップT」はパタゴニアのロングセラー商品のひとつです。1985年からほとんどデザインが変わっていないため完成度の高さがうかがえます。
「LWシンチラ・スナップT」は快適な着ごこちと温度調節のしやすさが魅力です。
ゆったりとしたシルエットとふんわり滑らかな肌ざわりはポカポカ&ふわふわの心地いよさ。外で着るのもいいですが、部屋着にもおすすめです。
また生地が厚すぎず、中に着込めるのでインナーで服装がコントロールできます。
暖かい日はロンT、寒い日はスウェットやニットというように微妙な気温の変化に対応できるため、温度調節がカンタンです。
4.R1エア・クルー
いちおしポイント
- 着ていることを忘れるほどのふわっとした軽い着ごこち
- 通気性が良く、暑くなりすぎない
「R1エア・クルー」は登山を楽しむアウトドアファンからの評価が高いフリースです。
その理由は、軽さとムレにくさ。
「R1エア・クルー」の重量はパタゴニアのフリースのなかでも最軽量クラスです。
またジグザグに織られた生地が、じわっとした暖かさを維持しつつも、同時に通気性もアップしてくれます。
つまり実用的で使い勝手が良いんです。
通気性が高い分、風をよく通しますが、インナーとして着るなら問題ありません。
デザインもシンプルなため、アウトドアだけでなく日常使いにもおすすめです。
5.ロスガトス・クルー
いちおしポイント
- 毛足が長いため暖かさはピカイチ
- 街着だけでなく部屋着にも最適
パタゴニアのフリースの新定番といえるのがこの「ロスガトス・クルー」です。
プルオーバーのラフな感覚とふわふわとした質感がウケて人気となっています。
「ロスガトス・クルー」はスウェット感覚で気軽に着れるため、街着だけでなく部屋着としてもピッタリ。
また毛足が長いので保温性が高く、気持ちのいい肌ざわりもクセになります。
ただ車のシートベルトの跡が付くなど、毛足が潰れやすい点はデメリットです。
6.ベターセーター・ジャケット
いちおしポイント
- 上品で落ち着いているためオンオフ両方使える
- 肉厚生地のため暖かい
パタゴニアのフリースというとポップでカジュアルなイメージが強いですが、その中でも落ち着いた印象なのが「ベターセーター・ジャケット」です。
名前の通り、一見するとウールのセーターのように見えます。
アウトドア感が少なく上品なため、ビジカジOKの職場であれば着ていても違和感がありません。
スッキリとしたシルエットで着ぶくれしないのもポイントです。
生地も10オンスと厚手のため暖かく、秋冬の羽織ものにおすすめです。
パタゴニアのフリースおすすめ6選 まとめ
以上、パタゴニアのおすすめフリースを紹介してきました。
どれもおしゃれで機能性も高いため魅力的です。
ですが、あえてイチオシを選ぶと「クラシック・レトロXベスト」です。
フリースの弱点である風をシャットアウトできるうえに、着回しがきき、秋〜春までの3シーズン使えます。使い勝手の良さとコスパの高さは一番でしょう。
部屋着や普段着として使うなら「R1エア・クルー」もおすすめです。
パタゴニアのフリースのなかでもトップクラスの軽さとムレにくさを誇るため、着ごこちが良くリラックスできます。
ひとえにフリースといっても、モデルによってスペックや用途はさまざまです。
ぜひ自分の好みや用途に合った一着を見つけてみてください。
【パタゴニアのフリースおすすめ6選】
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