イエティナ「スウェットシャツ」の見た目はなんの変哲もないシンプルなスウェットです。なのに価格は2万円以上。
スウェットにそんな価値があるのか?
これがあるんです。
一般的なスウェットとの違いは、とにかくケタ違いの暖かさ。秋冬は毎日着たくなってしまうほどぬくぬくです。もはやスウェットの域を超えています。
いちどこの暖かさを味わうと2万円が妥当と思えてくるから不思議。なんならもう一着欲しくなってしまいます。
というわけで、イエティナ「スウェットシャツ」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
【メリット】
- 毎日着たくなるバツグンの暖かさ
- ストレスのない着ごこち
- キレイめに着こなせる美シルエット
【デメリット】
- 焚き火は要注意
- 静電気
- 毛玉
イエティナ「スウェットシャツ」外観と特徴
イエティナ「スウェットシャツ」は特許を取得したこだわりの起毛の技術により、高い保温性とやわらかな着ごこちを実現したスウェットです。
1台の編み機から1日にたった8着分しか生産できない希少な生地を使用しています。
【スペック】
素材:アクリル63%、ナイロン19%、ウール16%、ポリエステル1%、ポリウレタン1%
重量:581g(Lサイズ)
生産:日本
価格:21,780円(税込)
178cm76kgのぼくはブラックのLサイズを着ています。
シンプルなデザインのベーシックなスウェットです。素材は化繊とウールの混紡生地で、84%を化繊が占めています。
表地は化繊メインとは思えないほどサラッとした肌ざわり。ウールのチクチク感もなく、まるでコットンのようなやわらかな質感です。
生地は肉厚で弾力があります。
裏地はイエティナこだわりの起毛加工です。
一般的な起毛とはまったく異なり、まるでモヘアのように毛足が長くふわっふわの仕上がり。
この起毛は袖口ギリギリのところまでびっしり敷き詰められています。
見るだけで暖かさが想像できますね。静電気がやや気になるものの、肌ざわりも気持ちよく、思わず「おぉ〜!」と声が漏れてしまうほど。まるで毛布で包み込まれるようなぬくぬく加減です。
いままではウールなど天然繊維100%が最高だと信じてきましたが、この考えが180度変わるほどの衝撃です。
ただ、暖かいのはいいことですが、逆に暖かすぎるため日差しがある日は暑く感じることも。また体温が上がるアクティブなアウトドアやスポーツには向いていません。
むしろ部屋着やキャンプなど、あまり動かないシーンにおすすめします。
なお、キャンプでの焚き火には要注意です。化繊は火の粉で穴が空くため、かならず上に天然素材や難燃素材のアウターを羽織ってください。
ディテールを見ていくと、まず首もとの前後両方にガゼットが付いています。
ヴィンテージ風のクラシックな味わいです。ネックもしっかりとした作りで、カンタンには伸びません。
肩はセットインスリーブ、袖と裾はリブ仕様です。
見た目はとてもシンプルなので、年齢を問わず誰にでも似合います。
重量はLサイズで581g。
ノースフェイス「スクエアロゴクルー」(化繊100%)が633g、パタゴニア「アップライザルスウェット」(化繊・コットン混紡)が556gなので、化繊系スウェットとしては標準的な重さです。
洗濯方法
イエティナ「スウェットシャツ」は化繊とウールの混紡生地ですが、家庭用洗濯機で洗えます。
洗濯する際は洗濯ネットに入れて、ウールが洗える洗剤を使用してください。
洗濯表示の注意事項をまとめると次のとおりです。
【OK】
- 洗濯機の弱モード
- 日陰のつり干し
- ドライクリーニング
【NG】
- 漂白剤
- タンブル乾燥機
- アイロン
基本的にはニットを洗うときと同じですね。
毛玉について
イエティナ「スウェットシャツ」は毛玉ができます。とくに脇などの生地同士が擦れる部分にはできやすいです。
これはニット同様にウールを混紡しているため仕方ありません。ただ現行モデルは以前よりも毛玉が発生しにくい生地に改良されているようです。
メーカー公式でも以下の注意書きがあります。
私たちは、毛玉の発生が気になるお客様へYetinaの購入をおすすめ出来ません。Yetinaは必ず毛玉が発生します。
〜中略〜
私たちの基準では「毛玉が発生しないが、暖かさがそこそこの生地」はYetinaではないのです。
〜中略〜
私たちの製品は、毛玉は発生しますが、抜群の暖かさと伸縮性による最高の着心地を提供します。
毛玉ができた場合はハサミや毛玉取り機でケアをしてください。手でむしると生地を傷めるのでNGです。
面倒ではありますが、それでも手間をかけながら大切に着ていきたいと思わせる魅力がこのイエティナ「スウェットシャツ」にはあります。
イエティナ「スウェットシャツ」サイズ感
サイズ表(cm)
総丈 | 身幅 | 袖丈 | |
---|---|---|---|
XS |
61
|
46
|
56
|
S |
63
|
48
|
58
|
M |
65
|
50
|
60
|
L |
67
|
52
|
62
|
XL |
69
|
54
|
64
|
イエティナ「スウェットシャツ」はややスリムな作りとなっています。というのも、体にフィットしたほうが暖かいからです。
なので、基本的にはふだん着ているサイズをおすすめします。とはいえ、ゆったりめが好みであれば、ワンサイズアップでも問題ないサイズ感です。
178cm76kgのぼくはふだんLサイズを着ています。このイエティナ「スウェットシャツ」もLサイズがジャスト。(インナーに薄手のTシャツを着用)
身幅や肩幅にあまり余裕はなく、わりとタイトです。インナーはTシャツ1枚が限界で、厚手のロンTは厳しい感じ。
とはいえ、すっきりとしたシルエットなので、ダラしなくならずにキレイめに着こなせます。またストレッチが効いているため動きにくさは感じません。
ただ、スウェットならではの余裕や気楽さにやや欠けるのでワンサイズアップもアリだとは思います。
袖や裾はちょうどいい長さなので悩ましいところですが……
ということで、おすすめサイズをまとめると以下のとおりです。
- 保温性重視→ふだんのサイズ
- すっきり着こなす→ふだんのサイズ
- 余裕が欲しい→ワンサイズアップ
イエティナ「スウェットシャツ」レビュー まとめ
以上、イエティナ「スウェットシャツ」をレビューしてきました。
イエティナ「スウェットシャツ」は一般的なスウェットとはケタ違いの保温性を備えています。秋冬は毎日着たくなってしまうほどぬくぬくです。
価格が2万円以上と高額ではありますが、1万円のスウェットを2着買うくらいなら、このイエティナ「スウェットシャツ」を買うほうが満足度が高いです。
長く愛用できる1着になること間違いありません。
ぜひいちどこの暖かさを味わってみてください。
【メリット】
- 毎日着たくなるバツグンの暖かさ
- ストレスのない着ごこち
- キレイめに着こなせる美シルエット
【デメリット】
- 焚き火は要注意
- 静電気
- 毛玉
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