テントに付属する安っぽいペグでは、強度や耐久性に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
そんなキャンプ初心者でも安心して使えるペグが「エリッゼステーク」です。
「エリッゼステーク」は強度と耐久性に優れ、砂利や石ころ混じりの固い地面にもグングン入っていきます。ただ単に頑丈なだけでなく、コスパが高いことも大きな魅力です。
とくにスタンダードな28cmサイズがおすすめで、「これさえあれば、どんな場面でもなんとかなる」安心感が高く、ぼくもスタメンペグとしてヘビーローテションしています。
そんな「エリッゼステーク28cm」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
「エリッゼステーク」外観と特徴
「エリッゼステーク」は【金物の町】として知られる新潟県三条市に本社を構える山谷産業によるブランド「村の鍛冶屋」のオリジナル商品です。
強度とコスパに優れた鍛造ペグで、多くのキャンパーから支持されています。
【スペック】
素材 :S55Cスチール
塗装 :カチオン電着塗装
サイズ:18cm/28cm/38cm/48cm
重量 :約188g(28cm1本あたり)
価格 :2,992円(28cm8本セット)
ぼくは黒の28cmを愛用しており、計8本所有しています。
28cmは長すぎず・短すぎずで使いやすいサイズです。
数年使用していますが、折れ曲がったり、サビたりもありません。これは硬度が高いS55Cスチールとサビに強いカチオン電着塗装による効果です。
ボディには「ELLISSE」のロゴと「メイド・イン・ジャパン」の文字が刻印されています。
鍛冶の本場である燕三条製らしく、質実剛健な佇まいです。
重量は8本で約1.5kgと、ズッシリとした重みがあります。
ただ、テントに付属するアルミ合金製ペグと比較すると、「エリッゼステーク」の頑丈さは一目瞭然。同じペグでも、まったくの別物です。
そもそも「エリッゼステーク」の名前の由来は、形状が楕円形になっていることからきています。
- エリッゼ(ELLISSE)→イタリア語で「楕円」
- ステーク(STAKE) →杭
楕円形であることにより、地面の中でクルクル回らないため、テントやタープをしっかりとホールドしてくれます。
また、ヘッドの面積が大きくハンマーで叩きやすいことも特徴です。ミスショットが減るため、効率よくペグダウンできます。
ガイロープを引っ掛ける部分もバリがなく滑らかな仕上がりです。
ガイロープが切れる心配がないので、ある程度テンションをかけても問題ありません。
ペグを地面から抜く際は、ハンマーを引っ掛けて抜くと腰に負担が少なく済みます。
公式では、ヘッドの穴に別のペグを差し込んで90℃回すと抜きやすいと書かれていますが、ぶっちゃけ面倒くさいです。腰にも負担がかかりますし......。
上記のようにハンマーで引っ掛けるほうがカンタンです。
「エリッゼステーク」はテントやタープの設営だけでなく、蚊取り線香ホルダーとしても使えます。
夏キャンプの定番「パワー森林香」にもピッタリです。キャンプサイト周辺に複数設置すれば、虫はかなりマシになるはず。
収納にはトラスコ「トランク型工具箱 T-320」(333×137×96.5mm)がジャストフィット。
「エリッゼステーク」がかなり重たいため、スチール製工具箱が安全です。
ハンマーやガイロープなどの設営道具を一式入れることができます。マットな質感とシンプルな形もおしゃれ。
メリットとデメリット
「エリッゼステーク」のメリットとデメリットを以下にまとめます。
【メリット】
- 頑丈
- 石が混じった固い地面でも刺さる
- 長く使える
- 安定感
- サビにくい
- 蚊取り線香ホルダーとしても使える
【デメリット】
- 重たい
- 安くはない(とはいえコスパ高い)
「エリッゼステーク」ラインナップ
「エリッゼステーク」には18cm/28cm/38cm/48cmの4サイズがあります。
また、色も定番のブラックだけでなく、レッドやイエローなどカラバリが豊富です。視認性を上げたり、個性を出すなら派手な色もいいですね。
①18cm
インナーテントやレジャーシートの固定に。
②28cm
テントやタープに。もっともスタンダードなサイズです。
③38cm
ハンモックやフラワーアーチの固定に。
④48cm
ドッグアンカーにも。
「エリッゼステーク」レビュー まとめ
以上、「エリッゼステーク」をレビューしてきました。
「エリッゼステーク」は強度と耐久性に優れているだけでなく、コスパが高いことも大きな魅力です。
とくに28cmサイズは汎用性が高く、どんな場面でも安心して使えますので、ぜひいちどチェックしてみてください。
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