本記事ではパタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」について
- 特徴
- サイズ感
- メリット・デメリット
など、実際に着てみた印象をお伝えします。
パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は「フーディニ・ジャケット」と「シンチラ・スナップT」を融合したウィンドブレーカーです。
具体的には「フーディニ・ジャケット」の超軽量ながらも雨風をしのげる機能性はそのままに「シンチラ・スナップT」のひと目でパタゴニアと分かるカジュアルなデザインを兼ね備えています。
「フーディニ・ジャケット」よりもポップでおしゃれなので、街着や普段使いにおすすめです。
というわけで、パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
【メリット】
- 超軽量で肩コリ知らず
- 手のひらサイズに収納でき、持ち運びの負担なし
- タウンユース向きのおしゃれなデザイン
- 薄手のため春〜秋の3シーズン使える
- 夏は冷房対策に使える
- プルオーバーながらも着脱がスムーズ
【デメリット】
- 防寒性能が低く、冬は厳しい
- スナップボタンまわりの強度が不安
- 収納したままだとシワになりやすい
パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」外観と特徴
178cm76kgのぼくはMサイズを購入しました。
見た目は「シンチラ・スナップT」をそのままウィンドブレーカーにしたような雰囲気です。
いかにもパタゴニアらしいデザインで、カラーリングもおしゃれ。街中で映える一着に仕上がっています。
【スペック】
素材:ナイロン100%
重量:124g(Mサイズ)
価格:15,400円(税込)
ではディテールを見ていきましょう。
生地はナイロン100%のリップストップ素材。画像をよく見ると、格子状に編まれていることが分かると思います。
これがリップストップ生地です。リップ(引き裂き)ストップ(止める)の言葉通り、摩耗や引き裂きに強く、薄手ながらもアウトドアユースに対応する耐久性を備えています。
さらに生地表面は撥水加工されています。
この通り、少々の雨なら弾いてくれるので、濡れて不快な思いをすることはありません。とはいえ、防水ではないのでご注意ください。ずっと雨に打たれていると、縫い目などから浸水してきます。急場をしのぐ程度に考えたほうが良いでしょう。
襟はスタンドカラーです。
フードは付いていません。室内や街中、車移動などではフード付きのものよりも快適に過ごせます。
フロントはスナップボタン式です。
ボタンを外す際に、力を入れて引っ張る必要があるのですが、同時に生地も引っ張られてしまうため、いつか破れるんじゃないかとヒヤヒヤしています。ボタンまわりの強度は心配ですね。
胸ポケットにはスナップ留めフラップが付いています。
モノが飛び出す心配がないので、貴重品を入れていても安心です。生地が薄く、重さへの耐性が低いため、駐車券やチケット、紙幣などの軽いものを入れるのに向いています。
スマホも収まりますが、重みで生地が下に引っ張られるのでおすすめしません。
ハンドポケットは左右にひとつずつ。左ポケットの奥に、さらにもうひとつジップ付きの隠しポケットが潜んでいます。
貴重品を厳重にガードできるだけでなく、ここに本体を押し込んでコンパクトに収納することも可能です。収納方法は以下で解説しますので、続きをお読みください。
1.超軽量&パッカブルで持ち運びの負担なし
パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は持ち運びに向いています。
なぜなら、超軽量でコンパクトに収納できるからです。
まずは収納方法を見ていきましょう。
左ポケットの内側にある隠しポケットのジッパーを開き、中のパタゴニアタグとストラップが表に出るように隠しポケット全体を裏返していきます。
そのまま隠しポケット裏側へ本体をグイグイ押し込んでいくと......
このように手のひらサイズにまで圧縮できました。
さらに重量はたったの124gです。
びっくりするほど軽いです。重さはマクドナルドのチーズバーガー(118g)とほぼ同じ。そう考えると、アウターなのにどれだけ軽いかが想像できるのではないでしょうか。
なので、かさばらず持ち歩きの負担がありません。
「フーディニ・スナップT・プルオーバー」なら天候が読めない日でも、気軽にカバンに入れて出かけられます。途中で雨が降ってきたり、肌寒くなったりしても安心です。
ただ、ずっと収納したままにしておくとシワになります。
なので、荷物に余裕があるときは、コンパクトに折りたたまずに、そのままバサッとバッグへ入れておくのもひとつの手です。そして自宅ではなるべくハンガーに掛けて保管してください。
2.冬以外の3シーズン使える
パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は冬以外の春〜秋の3シーズン使えます。
というのは、生地が超薄手だからです。
こちらをご覧ください。
向こうが透けて見えるほどペラペラです。
お分かりの通り、防寒性能はほぼありません。なので、冬は厳しいです。寒くて使えません。
しかし薄手であるがゆえに、春や秋の季節の変わり目や肌寒い時期に重宝します。
TシャツやロンTの上に羽織るのにちょうど良いですし、中にスウェットを着込めば11月くらいまで使えます。
また、夏の冷房が効いた室内での冷え対策に使っても良いでしょう。
よって、パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は春〜秋のロングシーズン着れます。長く使えるため、結果的にコスパも高いです。
3.フーディニ・ジャケットとの違い
パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は名品「フーディニ・ジャケット」の派生モデルです。
ここで両者の違いをチェックしていきます。
おもな違いは4つです。表にまとめたのでご覧ください。
フーディニ・ スナップT |
フーディニ・ ジャケット |
|
---|---|---|
フロント |
スナップボタン
|
ジップ
|
フード |
なし
|
あり
|
ポケット数 |
4
|
1
|
フィット |
レギュラー
|
スリム
|
「フーディニ・スナップT・プルオーバー」の方がポケットが多く、フードがないため、室内や街中、車移動なら「フーディニ・ジャケット」より使いやすいでしょう。
また、シルエットもゆったりしているので重ね着しやすいです。
その他にもデザインやカラーリングがポップなため「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はタウンユース向きと言えます。
一方で「フーディニ・ジャケット」はアウトドアやスポーツ向き。ミニマリスト志向の方にもおすすめです。
パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」サイズ感
パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はUSサイズのため、やや大きめの作りとなっています。
よって、サイズ選びはワンサイズ小さめがおすすめです。
178cm76kgのぼくは普段はLサイズを着ることがほとんどですが、この「フーディニ・スナップT・プルオーバー」はMサイズを選びました。
実際に着てみた画像がこちらです。
全体的にゆったりとしたサイズ感です。
Tシャツ+スウェットくらいなら中に着込む余裕があります。
とはいえ大きすぎることはないので、ワンサイズ小さめのMサイズで正解でした。
袖が若干長めではあるものの、袖口のパイピングが手首でしっかり留まってくれるので気になりません。
プルオーバーの気になる点は着脱のしやすさです。
しかし、この「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は胴まわりにゆとりがあり、裾も伸縮するので、想像以上に着脱がカンタンでした。体をよじって着たり脱いだりする必要がなく、ストレスなくスルスルと脱ぎ着できます。
よって繰り返しになりますが、サイズ選びはワンサイズ小さめがおすすめです。
もしサイズに迷う場合は、パタゴニア公式サイトでサイズが異なる2着(たとえばMとL)をいったん購入し、試着後に不要な方を無料で返品することも可能です。
ちょっと気が引けるかもしれませんが、実際にパタゴニアが認めている方法なので、ぜひ試してみてください。(参考:サイズやカラーなど製品選びに迷った時は、どうしたらいいですか)
パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」レビュー まとめ
以上、パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」をレビューしてきました。
パタゴニア「フーディニ・スナップT・プルオーバー」は超軽量かつおしゃれなデザインを備えたタウンユース向きのウィンドブレーカーです。
TシャツやロンTの上に羽織るのにちょうど良いため、春〜秋の3シーズン着れます。
中にスウェットを着込めば11月くらいまで使える一方で、夏は冷房対策にもピッタリです。
ぜひいちどチェックしてみてください。
【メリット】
- 超軽量で肩コリ知らず
- 手のひらサイズに収納でき、持ち運びの負担なし
- タウンユース向きのおしゃれなデザイン
- 薄手のため春〜秋の3シーズン使える
- 夏は冷房対策に使える
- プルオーバーながらも着脱がスムーズ
【デメリット】
- 防寒性能が低く、冬は厳しい
- スナップボタンまわりの強度が不安
- 収納したままだとシワになりやすい
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