本記事ではグリップスワニー「ギアショーツ2.0」(品番GSP-81)について、
- 特徴
- サイズ感
- メリット・デメリット
など、実際に穿いてみた印象をお伝えします。
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」は手ぶらで外出できるほどの大容量ポケットと空気のような軽い穿きごこちを備えたショートパンツです。
暑い夏を涼しく軽快に変えてくれるので、アウトドアだけでなく日常使いにも、うってつけ。
人気カラーは完売が早いため、はやめのチェックをおすすめします。
では、グリップスワニー「ギアショーツ2.0」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」外観と特徴
2022年発売のグリップスワニー「ギアショーツ2.0」は先代「ギアショーツ」をリニューアルしたモデルです。
キャンプギアや小物を収納できる大容量ポケットはそのままに、長め丈・ゆったりシルエットに変更しています。
【スペック】
素材:ナイロン100%
重量:258g(Lサイズ)
価格:8,800円(税込)
178cm76kgのぼくはダックカモのLサイズを穿いています。
カーゴパンツのような左右のビッグポケットが印象的なデザインです。
バックスタイルはこちら。
総柄なので一見すると派手ですが、トップスをシンプルにすると意外と合わせやすかったりもします。こちらのダックカモは豊富なカラバリのなかでも、毎年最初に完売するほどの人気です。
柄をよく見ると、こんな遊び心が。
迷彩柄のなかに、グリップスワニーの代名詞であるキャンプグローブが隠れています。
生地はサプレックスナイロン100%です。わざわざタグが付くほど推されています。
ストレッチ生地ではありませんが、以下の機能を備えています。
- 軽量
- しなやか
- 耐摩耗性
- 撥水性
- 速乾性
- UVカット効果
実際に手にとってみると、ナイロンとは思えないほどのやわらかな肌ざわりです。
見た目もテカテカとした光沢がなく、コットンのような自然な風合い。しかし、汗をかいてもコットンのようにベタつかず、サラサラとした質感です。
これなら暑い夏でも涼しく過ごせます。
また、シワになりにくく、洗濯しても乾きが速いため旅行にもピッタリです。
ウエストはゴムとウェビングベルトで留めるアウトドア系パンツの定番スタイル。
バックルは軽いタッチで着脱できます。旧モデルはやや硬めでしたが、大きく改善されていますね。
ベルトループがひとつ付いています。
ベルトが垂れないので、スッキリ穿くことができます。
フロントは前開き式です。ジップは比較的細めのタイプが採用されています。
ジップの開閉はスムーズで、とくにストレスはありません。耐久性には疑問が残るものの、パンツの軽量化を優先しているのでしょうね。
ウエスト右側にキーループを備えています。
アクティブに動いても、カギを紛失することがないため安心です。カラビナを使えば、取り外しもカンタン。
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」には合計9つのポケットが装備されています。まず左手側にポケットが4つ。
右手側にはポケットが5つあります。 左手側と対称の位置に4つと、⑥スマホ専用ポケット。
キャンプならキャンプグローブやガストーチなどの小物系ギアがまるっと収納できます。日常生活ではサイフやスマホが余裕で入るため、手ぶらで外出が可能ですね。
とくに⑥スマホ専用ポケットが便利です。
中でスマホが動かずピッタリ収まってくれるので、歩いていてもゴロつかず、シルエットにも響きません。また、ちょうど取り出しやすい位置にあるのもナイス。
手ぶらで外出する際の「スマホどこに入れる問題」が解決します。
このポケットの大きさはヨコ9.5cm×タテ14cmほどなので、たいていのスマホが収まるはずです。
いちばん外側のポケット③⑧には、水抜き用の穴が空いています。
ハンドポケット①⑨とバックポケット④⑤の裏はメッシュです。
上記2つのディテールは先代「ギアショーツ」にはありませんでした。この「ギアショーツ2.0」は排水性能が大幅にアップしています。
とはいえ、その他のポケット②⑥⑦には排水機能がないので、水陸両用とまではいきませんが、ちょっとした水遊びなら使える印象です。
股下はクライミングパンツゆずりのガゼットクロッチ(マチのこと)仕様です。
足を大きく開いたり、深くしゃがんだりしても突っ張りにくくなっています。これが優秀で、生地に伸縮性がない点を見事にカバーしています。
テントの設営やペグ打ちなど、しゃがむ作業の多いキャンプに嬉しいディテールです。
洗濯表示を確認します。
「ギアショーツ2.0」は洗濯機で洗っても大丈夫です。ただ、いくつか注意点があるので、以下にまとめます。
【OK】
- 洗濯機の弱モードで水洗い
- 日陰での吊り干し
- 弱いウェットクリーニング
【NG】
- 漂白剤
- タンブル乾燥
- ドライクリーニング
毎回、弱モードはちょっと面倒ですが、生地を傷めずに長く穿こうと思うと仕方ないですね。
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」にはスペアボタンが付属します。
ボタンが取れるくらいガンガン穿けってことですかね。これは地味に嬉しいです。
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」サイズ感
サイズ表(cm)
サイズ | ウエスト | ヒップ | 股上 | 股下 | 裾幅 |
---|---|---|---|---|---|
S |
68〜76
|
110
|
26
|
17
|
32
|
M |
74〜84
|
114
|
27
|
18
|
33
|
L |
84〜94
|
120
|
28
|
19
|
34
|
XL |
94〜106
|
126
|
29
|
20
|
35
|
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」は標準的なサイズ感のため、サイズ選びはふだん履いているサイズで大丈夫です。
178cm76kgのぼくはふだんLサイズを穿くことがほとんどですが、グリップスワニー「ギアショーツ2.0」もLサイズでちょうど。
腰まわりにゆとりがあり、穿きごこちはラクです。深くしゃがんでも、まったく突っ張りません。
とはいえ、ダブつきはなくスッキリと見えます。
丈もひざ上5cmと、長すぎず短すぎずのちょうどいい長さ。
旧モデルはひざ上10cmと短かったので、これは嬉しいマイナーチェンジです。(下記画像の旧モデルはXLサイズ)
「ギアショーツ2.0」は全体的にゆったりめで、丈も長め。旧モデルと比べると断然バランスがよくなり、ベーシックなシルエットです。
これなら30代・40代の大人でも抵抗なく穿けますね。
2つのメリット
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」のメリットは以下の2つです。
- 手ぶらOKの開放感
- 空気のような軽い穿きごこち
1.手ぶらOKの開放感
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」はポケットが多く実用的なショートパンツです。ポケットはスマホ専用ポケットを含めて、全部で9つあります。
両サイドのいちばん大きなポケットは500mlペットボトルが2本収まるサイズ感です。
日常的に持ち歩くのはスマホとサイフ、家のカギくらいなので、充分すぎる収納力です。ちょっとしたお出かけであれば、バッグはいりません。
またキャンプでも威力を発揮します。小物系ギアがたっぷり収納できるうえに、手元で一括管理できるため、使いたい場面でサッと取り出せます。
手ぶらの開放感は、いちど経験するとやめられません。ポケットにモノを入れてもシルエットにさほど響かないので、ワンマイルウェアとしては最強ではないでしょうか。
2.空気のような軽い穿きごこち
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」はまるで穿いていないかのような軽い穿きごこちです。
重量はLサイズで258gと、だいたいカセットガスボンベ1本分の重さ。
素材のサプレックスナイロンが薄く軽いので、ポケットが9つあるわりに軽量に仕上がっています。
近しい商品であるコットン製のグラミチ「NNショーツ」と比較すると、およそ2/3ほどの重さ。
実際に履き比べると、グリップスワニー「ギアショーツ2.0」の軽さは一目瞭然です。
くわえて、サプレックスナイロンは通常のナイロンに比べてやわらかい特徴があります。コットンを思わせるサラッとした風合いのため、肌ざわりがよく、快適な穿きごこちを実現しています。
たった1つのデメリット
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」のデメリットは焚き火NGなことです。
生地に使われているサプレックスナイロンは火に弱い素材です。
火の粉が降りかかると溶けてしまい、穴があきます。なので、焚き火にはご注意ください。
ひどい場合はヤケドする危険があるので、もし焚き火をするならコットンなどの天然素材か、難燃素材を使用したパンツがおすすめです。
▼難燃素材「ブレイズシールド」で夏の焚き火でも安心
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」レビュー まとめ
以上、グリップスワニー「ギアショーツ2.0」をレビューしてきました。
グリップスワニー「ギアショーツ2.0」は手ぶらで外出できるほどの大容量ポケットと空気のような軽い穿きごこちを備えたショートパンツです。
暑い夏を涼しく軽快に変えてくれるので、アウトドアだけでなく日常使いにも、うってつけ。
人気カラーは完売が早いため、はやめのチェックをおすすめします。
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