最近、街でもよく見かけるブランドストーンのサイドゴアブーツ。
- サイズ感を知りたい
- 履き心地は?
- 手入れはどうしたらいい?
本記事はこんな疑問を持つ方に向けた記事です。
ぼくはブランドストーンの「クラシックス」シリーズに惚れ込みすぎて、色違いで「BS550」と「BS558」の二足揃えてしまったほど気に入っています。
ではさっそく、ブランドストーンをレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
ブランドストーン 「クラシックス」レビュー外観と特徴
ブランドストーンは機能性とファッション性を兼ね備えたタスマニア生まれのフットギアです。代表的なラインナップには次のようなものがあります。
- ベーシックモデル「オリジナルス」 29,700円
- ハイグレードモデル「クラシックス」 31,900円
ぼくは「クラシックス」のウォルナット「BS550」とボルタンブラック「BS558」を色違いで二足履いています。
つま先がぽってりとしたルックスは、ドレスブーツというよりはカジュアルです。甲の切り返しがシンプルなデザインの中でワンポイントとなっています。軍モノを思わせる無骨な雰囲気もありますね。
アッパーのレザーはテカテカとした光沢はなく、ややマット。落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
パッと見た感じはレザーとゴムの中間のような独特の質感です。
ブランドストーンのアイコンともいえる伸縮性の高いサイドゴアと履き口のストラップ。
ブーツとは思えないほど着脱がカンタンです。片手でストラップを引っ張って、足をズボッと出し入れするだけ。
アウトソールは劣化しにくいサーモウレタン素材。通常のブーツと比べるとやわらかく軽量です。
アッパーとの接着部分に縫い目がないため、水が侵入しにくくなっています。
かかと部分とインソールにある黄色の素材は「XRD」というクッション材です。
このダブルのクッション材が歩行時の衝撃を吸収し、足全体を守ってくれます。 インソールの「XRD」は「クラシックス」のみの仕様です。
その他の「クラシックス」独自の装備はレザーライナーとかかと部分のダブルステッチ。
堅牢性と快適な履きごこちを高めています。
「オリジナルス」にはなく、「クラシックス」のみの装備をまとめると以下のとおりです。
- インソールのクッション材
- レザーライナー
- かかとのダブルステッチ
「クラシックス」は「オリジナルス」と比較すると総じて機能性が高く、堅牢性と快適性に優れたモデルといえます。
ブランドストーン 「クラシックス」サイズ感
サイズ表(男女兼用)
UKサイズ | cm |
---|---|
2 |
21.5〜22
|
3 |
22.5〜23
|
4 |
23.5〜24
|
5 |
24.5
|
6 |
25
|
7 |
25.5〜26
|
8 |
26.5
|
9 |
27〜27.5
|
10 |
28〜28.5
|
11 |
29
|
ブランドストーンは全体的に若干大きめに作られています。
とはいえ、極端に大きいわけではないため、サイズ選びはふだん履いている靴のサイズ〜0.5cmアップがおすすめです。
具体的には次のような感じです。
- 普通足 →ふだん履いているサイズ
- 甲高幅広→0.5cmアップ
- 厚手ソックスを履く→0.5cmアップ
ブランドストーンは変則的なサイズ展開となっていますので、上記サイズ表をご確認ください。
ぼくはふだん革靴などは26.5cmを履いています。ブランドストーンは0.5cmアップのサイズ9(27〜27.5cm)でジャスト〜ややゆとりがある感じです。
ややゆとりがあるとはいえ、両サイドのゴムが結構しっかりしているので、足首をがっちりホールドしてくれます。歩行時の安定感も文句なし。
甲高幅広なので、ワンサイズアップでちょうどいい感じ。冬に厚手のソックスも履けるサイズ感です。
ネット上のレビューではワンサイズ下を推奨していることもありますが、実際にぼくが履いている感覚では以下のようにおすすめします。
- 普通足 →ふだん履いているサイズ
- 甲高幅広→0.5cmアップ
- 厚手ソックスを履く→0.5cmアップ
ちなみに、妻もブランドストーン「BS1609」を履いており、ふだん23.5cmのところサイズ4(23.5〜24cm)でジャストとのことです。
4つのメリット
ブランドストーンのメリットは以下の4つです。
- 疲れにくい
- 脱ぎ履きがラク
- 少々の雨ならOK
- 甲高幅広でも安心
1.疲れにくい
ブランドストーンは長時間歩いても疲れにくいです。
なぜなら、軽量かつクッションが優れているためです。
ぼくが履いているサイズ9の重量は片足537g。
500mlペットボトルとほぼ同じです。手に持ってみると、重厚なルックスに反して「えっ、スニーカー?」と勘違いするような軽さ。
他ブランドの定番ブーツと比較すると、
- レッドウィング「アイリッシュセッター」約770g
- ダナー「ダナーライト」約860g
と、およそ30%も軽いんです。
さらに、アウトソールがやわらかく、クッション性が高いため、長時間歩いても疲れにくくなっています。
アウトドアだけでなく、旅行やショッピングなど街歩きにもおすすめです。
2.脱ぎ履きがラク
ブランドストーンは脱ぎ履きがラクでカンタンです。
伸縮性の高いサイドゴアとストラップのおかげで、履くのも脱ぐのもスピーディー。
たとえば、キャンプではテントの出入りでいちいち靴ひもを結んだり解いたりするのは面倒くさいですよね。
ブランドストーンならストラップに指をひっかけてグイッと広げるだけで、カンタンに脱ぎ履きができます。
その他にも、手荷物が多いときや子育て中のママパパにも便利です。
3.少々の雨ならOK
ブランドストーンは少々の雨なら水が侵入しません。
アウトソールとアッパーに縫い目がないため、水が入りにくい構造になっています。
とはいえ、アッパーはレザー、サイドはゴムなので、レインブーツのような完全防水は期待できません。
雨の日でも快適に使うために、防水スプレーなどでお手入れすることをおすすめします。
ぼくの経験では、雨の日に傘をさして街を歩く程度であれば浸水してくることはありませんでした。
4.甲高幅広でも安心
ブランドストーンは甲高幅広でも安心して履けます。
靴そのものが若干大きめに作られていることと、つま先がぽってりとした形なので、足が圧迫されません。
ぼく自身が甲高幅広なのですが、ふだん履いている靴のサイズよりも0.5cmアップで快適です。
かといって、大きすぎるといったこともなく、サイドゴアが足首をしっかりとホールドしてくれるので安定感があります。
ブランドストーンは甲高幅広でも程よいフィット感で履くことが可能です。
2つのデメリット
逆にブランドストーンのデメリットは以下のとおりです。
- 防水ではない
- レインブーツっぽい見た目
1.防水ではない
ブランドストーンは防水ではありません。
比較的雨には強いものの、長時間雨に打たれているとアッパーやサイドゴアから水が侵入してきます。
レインブーツの代わりにはなりませんのでご注意ください。
とはいえ、雨の日に傘をさしながら街を歩くといった、ごくふつうの使い方であれば水が侵入することなく快適に使えるはずです。
もし防水機能を求めるのであれば「水深11cmで4時間防水」を実現した防水・防寒モデル「サーマル」シリーズをチェックしてみてください。
2.レインブーツっぽい見た目
ブランドストーンの見た目にレインブーツっぽさを感じるかもしれません。
レザーの質感がマットなので、あえて悪く言うとゴムやビニールっぽさがあります。
しかし逆にいえば、テカテカとした光沢がない分、落ち着いた雰囲気を感じるのも事実。
ぼくはまったく気にしておらず、無骨でラギッドな感じがカッコいいと思っています。
手入れ方法
ブランドストーンはまめにメンテナンスしてやると、長く愛用できます。
以下の方法で手入れすると長持ちします。(※スムースレザーの場合)
まずは次の道具を用意してください。
- 汚れ落とし用ブラシ
- 仕上げ用ブラシ
- クリーナー
- 靴クリーム
- 布
▼シューケアのトップブランド「エムモゥブレィ」
必要最低限の道具が入ったスターターセットがおすすめ。
用意した道具を使って、手順どおりにケアすればOKです。
- 汚れ落とし用ブラシで靴についた汚れやほこりを落とす
- 布にクリーナーを含ませ、汚れをふき取る
- 布に靴クリームを取り、靴に薄く伸ばす
- 仕上げ用ブラシで靴全体をブラッシングし、靴クリームをなじませる
- 布で磨く
この手順は革靴であればブーツもビジネスシューズも変わらないので、覚えておいて損はありません。
さらに最後に防水スプレーを吹きかけてやると撥水性がアップします。
▼防水スプレーの定番「アメダス」
靴だけでなくバッグや服にも使えるので一本あると便利です。
また、ブランドストーンは以下の修理も可能です。※オールソール交換は不可
- かかとのソール補修→両足3,000円〜
- ハーフソール(靴底の前半分)交換→両足4,000円〜
- サイドゴア交換→1ヶ所2,000円〜
修理の問い合わせはブランドストーン公式サイト「お問い合わせフォーム」からどうぞ。
ブランドストーン 「クラシックス」レビュー まとめ
以上、ブランドストーンをレビューしてきました。
ブランドストーンはブーツとは思えないほどの軽さと快適な履きごこちを実現しています。
アウトドアはもちろん、街でもおしゃれに履けるベーシックなデザインも魅力です。
ぼくはブランドストーン「クラシックス」シリーズに惚れ込みすぎて、色違いで「BS550」と「BS558」の二足揃えたほど気に入っています。ぜひいちどチェックしてみてください。
▼「クラシックス」¥31,900
快適性をアップしたハイクラスモデルです。ぼくも妻もクラシックコンフォートを愛用しています。
▼「オリジナルス」¥29,700
こちらはベーシックモデル。基本性能は「クラシックコンフォート」と変わりません。
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