山渓×ナンガ「オーロラ600dx」について、
- サイズ感を知りたい
- コスパはどうなんだろう
- 冬キャンプで寒かったらイヤだ
という疑問や心配があるかと思います。
結論から言うと、冬キャンプをするのであれば、山渓×ナンガ「オーロラ600dx」はおすすめのダウンシュラフです。高品質・高スペックのわりに価格を抑えたコスパの高さは大きな魅力。
実際に使ってみると、夜中に寒さで目が覚めることが減り、快眠できるようになりました。
ではさっそく、山渓×ナンガ「オーロラ600dx」をレビューしますので、ぜひ最後までお付き合いください!
※Amazonでは取り扱いがありません
- 山渓×ナンガ「オーロラ600dx」外観と特徴
- 山渓×ナンガ「オーロラ600dx」レギュラーとロングのサイズ感
- 山渓×ナンガ「オーロラ600dx」お手入れ方法
- 別注モデルも永久保証
- 【納期に注意】冬になってからでは遅い
- 山渓×ナンガ「オーロラ600dx」の口コミ・評判
- 山渓×ナンガ「オーロラシリーズ」夏用や厳冬期用もあり
- 山渓×ナンガ「オーロラ600dx」レビュー まとめ
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」外観と特徴
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」はダウン製品に強みを持つ滋賀県のアウトドアメーカー【ナンガ】とアウトドアショップ【山渓】がコラボしたダウンシュラフです。
色はブラックのみで、レギュラーとロングの2サイズあります。夏以外の3シーズン使えるうえに、下限温度が-11℃と冬キャンプにも十分に対応します。
山渓とナンガがコラボしたダウンシュラフのなかでも、高いスペックを備えつつもバランスに優れた、コスパのよいダウンシュラフです。
【スペック】
レギュラー | ロング | |
---|---|---|
収納サイズ | 30cm×直径18cm |
30cm×直径18cm |
使用サイズ | 210cm×肩幅80cm |
228cm×肩幅85cm |
対応身長 | 178cmまで |
185cmまで |
重量 | 1,368g |
1,471g |
ダウン量 | 600g |
620g |
フィルパワー | 760FP |
760FP |
快適使用温度 | -6℃ |
-6℃ |
下限温度 | -11℃ |
-11℃ |
価格 | 39,800円(税込) |
40,900円(税込) |
レギュラーとロングをそれぞれ購入しました。
色味はほどよい光沢のブラックです。ベーシックなカラーなので、どんなテントやシーンにも溶け込みます。
収納サイズや重量はこんな感じです。
カタログ表記よりも重たいですが、化繊シュラフと比べると軽量・コンパクトです。
ダウンを使用しているだけあって、頭から足までフカフカしています。
冷気対策として、首元部分の表と裏にそれぞれドローコードが装備されています。
表生地には撥水性と透湿性を兼ね備えた防水コーティング「オーロラテックス」が使用されているため、水滴をしっかり弾きます。
ファスナーは生地を噛み込みにくいものを採用。蓄光機能を備えています。
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」に使用されているダウンのフィルパワー(FP)は760FPです。
一般的に、
- 500FP以下→低品質ダウン
- 600~700FP→良質ダウン
- 700FP以上→高品質ダウン
といわれています。
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」は上記の基準だと文句なしの高品質ダウンです。
また、対応温度は快適使用温度:-6℃、下限温度:-11℃です。
一見するとオーバースペックのようにも思えますが、冬キャンプは想像以上に気温が下がります。
たとえば、富士山のふもとにある有名キャンプ場「ふもとっぱらキャンプ場」は標高830mに位置するため、最低気温が−10℃前後まで下がることも。
なので、厳冬期や冬山などの過酷な環境でなければ、山渓×ナンガ「オーロラ600dx」で充分に対応可能です。
「備えあれば憂いなし」と言いますが、冬キャンプ用のシュラフは「少しオーバースペックかな?」くらいがちょうどいいと思います。
- 気温13℃→さすがに暑かったです。ファスナーを開けて寝ました。
- 気温5℃ →快適に寝ることができました。
【メリット】
- 圧倒的コスパ
- 高身長・がっちり体型にも対応
- シュラフカバー不要
- 家庭で洗濯可能
- 永久保証の安心感
【デメリット】
- とはいえ高額
- 納期が長い
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」レギュラーとロングのサイズ感
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」のサイズ感をチェックしていきます。上がロング、下がレギュラーです。
ロング :228cm×肩幅85cm
レギュラー:210cm×肩幅80cm
パッと見ではそこまで大きく変わらないような......。
では、178cm76kgのぼくが実際に中に入ってみます。
①レギュラー
レギュラーは身長178cm以下が対象です。一応、体が入りました。
が!
足元がパツパツで余裕がなく、頭も窮屈。寝返りが打ちにくいため、安眠には程遠いですね......。
②ロング
ロングは身長185cm以下が対象です。178cmなので、もちろん入ります。
ふむ!
レギュラーとは異なり、足元も頭も余裕があります。寝返りが自然に打てるため快適。
178cm76kgの場合はロングの方が圧倒的にラクです!
レギュラー or ロングは、基本的には身長を基準に選べばいいと思います。
しかし、以下の体型の方はロングをおすすめします!
- 身長175cm前後の人
- がっちり体型の人
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」お手入れ方法
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」を長く快適に使うためにも、こまめなお手入れをおすすめします。日常のお手入れは、使用後に陰干しするだけでOKです。湿気を逃がしてやるだけで、ダウンのフワフワ感がキープできます。
汚れた場合やシーズン終了時は洗濯してください。山渓×ナンガ「オーロラ600dx」は家庭用洗濯機で水洗いが可能です。
ダウンを自宅で洗うと品質が下がってしまいそう.....。多くの方がそう思っているかもしれません。
しかし、下記の正しい洗濯方法で洗えば大丈夫です。
1.シュラフを洗濯ネットに入れる
2.洗濯機の「毛布洗いコース」で洗う
3.洗濯機で脱水はせずに手で絞る
4.陰干しする
5.乾いたら両手で叩き、羽毛をよくほぐす。
これで汗や油がとれ、フワフワのダウンがよみがえります。
頻繁に洗濯する必要はありませんが、少なくともシーズン終わりにいちど洗濯することをおすすめします。
ダウンシュラフをクリーニングに出すと、安くても5,000円前後です。このコストを省けるのも助かりますね。
別注モデルも永久保証
ナンガのダウンシュラフは永久保証です。- 修理費無料
- 無期限
で永久に修理してくれます。※送料は購入者の負担
こちらの山渓×ナンガ「オーロラ600dx」も永久保証の対象です。
事実、山渓のサイトにこのような文言があります。
【永久保証】Made in JAPANのなせる技、ナンガのシュラフであれば、無料にて修理させていただきます。ナンガのダウンシュラフは修理費用を無料で、しかも、期間を限定せずに、永久に保証いたします。なぜこのような保証ができるのか? それは、ナンガが長年にわたるダウンシュラフの生産を通じて得た、独自のノウハウと、数々の実績による自信があるからなのです。
さすがナンガですね!安心感が違います。
ただ、ファスナー交換や収納袋の破損など内容によっては無料の修理では対応できない場合もありますのでご注意ください。
>>修理のお問い合わせはコチラから
【納期に注意】冬になってからでは遅い
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」は受注生産です。なので、「欲しい!」と思っても、すぐに手に入りません。
ぼくは注文してから4ヶ月も待ちました。冬が近づくにつれて注文が増えるため、肝心の冬キャンプに間に合わないことも......。
冬キャンプに備えるなら、8月くらいまでに注文しておいたほうが無難です。
おおよその納期は、【山渓】オンラインストアで随時アップデートされますのでチェックしてみてください。
もし「買いそびれた!」という方は、スペックも価格もほぼ変わらない3ten別注の「オーロラ600dx」がおすすめです。AmazonとYahoo!ショッピングで販売しています。
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」の口コミ・評判
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」に関するネット上の口コミ・評判をまとめてみました。
良い口コミも、悪い口コミも両方紹介しているので、ぜひ購入の参考にしてみてください。
良い口コミ・評判
まずは山渓×ナンガ「オーロラ600dx」の良い口コミ・評判です。
東北の寒い冬
12月6日の注文で
2月下旬の納品予定だったけど
1月上旬に納品になりました。
東北の寒い家で使いましたが
他の布団が要らなく
これだけで十分
まだ冬キャンプでは使ってませんが楽しみなシュラフ
楽天レビュー
保温性抜群
気温3度、インナーシュラフも入れたら暑すぎて夜中足出して寝ました。シュラフから出ると寒かったですが。
保温も最高に良く流石ナンガだと実感しました。
値段は山渓とのコラボなので少し安くなってお買い得だと思います。色の指定はできませんが黒が渋くてカッコいい
楽天レビュー
気温0度で使いましたがいい感じです。
首元がヒモで締められるので寒さ対策は万全。
ただし、足元がやや広いので寒く感じます。
湯たんぽを足元に入れれば多分最高の寝床になると思います。
またはブランケットを足元に詰めて隙間を無くせば寒くなくなるだろうな~なんて思いました。
臭いは一切ありませんでした。
満足
楽天レビュー
素晴らしいです
間違いなく物は素晴らしく、色は好きずきあるかもですが自分は満足です。
臭いが気になる様なレビュー見ましたが自分は全く気になりません。またダウンの偏りもあるやらありましたが、空気を取り込んだシェラフはモコモコフワフワですごいですよ!
1番感動したのが肩まわりの包まれ感!
コードで閉めれるので素晴らしいフィット感でした!
楽天レビュー
良い口コミ・評判を投稿されている方の多くは、保温性を評価しているようですね。
あとは価格や収納時のコンパクトさを評価している方もチラホラいる印象です。
ぼくも同じく、スペックや保温性が高いわりに価格がリーズナブルだと感じています。
悪い口コミ・評判
次に山渓×ナンガ「オーロラ600dx」の悪い口コミ・評判です。
暖かいですが臭いです。
ナンガは獣臭さが無いと聞いて購入しましたがとにかく臭い。6歳の娘はクサイから嫌だと言って使用拒否。家族4人分購入したのに悲しいです
楽天レビュー
遅延連続がくること3回。
5月中旬に購入ボタンをおし、その後遅延連絡がくること3回・・
当時は7月下旬納品予定でしたが、8月末、9月末、10月中旬・・と遅れています。
この調子だと10月中旬も怪しいです。
おそらく今から購入される方、この冬の使用は諦めた方がいいかと。
さすがに7月末納品予定が秋キャンプに使えないとか・・・
こういう季節商品は特に使うタイミングを想定して購入しているので、いくら人気商品で生産が追い付かないといっても納品管理をしてほしいです。
山渓側は「我々は工場に発注しているだけで管理ができない」と言っていますが、先月遅延連絡送ってきたタイミングで何の根拠をもって遅延日の連絡をしてきたのか謎です。
そして案の定、固定文言でさらなる遅延連絡・・・。
今の遅れ具合から商品名に記載のある日程の納品は不可能なことがすでに判明しているのではないかと思います。
楽天レビュー
届きません
他の方と同様5月上旬に注文しましたが、10月中旬又は下旬予定に延期になっています。
月末に遅延の連絡がくるのが恒例になってきています。
楽天レビュー
悪い口コミ・評判を投稿されている方の多くはニオイ(獣臭)と納期の遅れを指摘されています。
まずニオイ(獣臭)については個体差や個人差があるかもですが、ぼく自身は感じたことはありません。レギュラーとロング両方とも無臭です。
納期の遅れについては、こればかりは仕方がありません。近年のキャンプブームもあり、なかなか生産が追いついていないのかなと推測します。
対策としては、使用時期を見越して早めに注文するしかないですが、翌年以降も使うと考えると気長に待ってもいいのではないでしょうか。
山渓×ナンガ「オーロラシリーズ」夏用や厳冬期用もあり
山渓とナンガのコラボシュラフ「オーロラシリーズ」には夏用や3シーズン用などさまざまなモデルがラインナップされています。どれもカラーはブラックのみで、ダウン量の多い・少ないによって、対応温度が異なります。また、それぞれコスパが高いことは600dx同様です。
ラインナップを眺めてみると、改めて600dxのバランスのよさを感じます。冬キャンプに対応しつつも3シーズン使える。このオールマイティーさが600dxの魅力ですね。
【夏用】オーロラ280dx
ダウン量:280g
快適使用温度:8℃
下限温度:4℃
税込価格:レギュラー23,800円、ロングなし
【3シーズン用】オーロラ450dx
ダウン量:450g(ロングは+20g)
快適使用温度:0℃
下限温度:-5℃
税込価格:レギュラー34,800円、ロング35,900円
【冬用】オーロラ750dx
ダウン量:750g(ロングは+20g)
快適使用温度:-8℃
下限温度:-16℃
税込価格:レギュラー44,800円、ロング45,900円
【厳冬期用】オーロラ900dx
ダウン量:900g(ロングは+20g)
快適使用温度:-10℃
下限温度:-19℃
税込価格:レギュラー49,800円、ロング50,900円
山渓×ナンガ「オーロラ600dx」レビュー まとめ
以上、山渓×ナンガ「オーロラ600dx」レビューしてきました。山渓×ナンガ「オーロラ600dx」は高品質・高スペックのわりに価格を抑えたコスパの高さが魅力のダウンシュラフです。
冬キャンプで快眠したいなら、ぜひいちどチェックしてみてください。
ただ、繰り返しになりますが、受注生産なので早めのチェックをおすすめします。
※Amazonでは販売していませんのでご注意ください。
▼レギュラー 身長178cmまで
▼ロング 身長185cmまで
▼関連記事▼