- 季節の変わり目のアウターに
- 冷房が効きすぎた室内に
- 突然の雨から身を守るために
などなど、アウトドアでもインドアでも一着持っていればなにかと重宝するウィンドブレーカー。
さまざまなアウトドアブランドから多数発売されているため、どれを選べばいいか迷いますよね。
そこで本記事では、ぼく自身が実際に着ているものをいくつかピックアップし、アウトドア・インドアの両方で使えるおしゃれなウィンドブレーカーを紹介していきます。
どれも魅力あるモデルばかりですが、強いて一着おすすめするならアークテリクス「スコーミッシュフーディ」です。それなりの価格はするものの、デザイン性と機能性が高いレベルで融合しています。
ウィンドブレーカーを選ぶ3つのポイント
ひとくちにウィンドブレーカーといっても、モデルにより特徴はさまざまです。
ウィンドブレーカーを選ぶうえで大切なポイントは以下の3つ。
それぞれ詳しく見ていきます。
1.機能性
ウィンドブレーカーはその名の通り、防風性を備えたジャケットです。
さらにプラスして、撥水性と透湿性も備わっていると理想的です。
- 撥水性→雨を弾く
- 透湿性→蒸れにくい
アウトドアブランドのウィンドブレーカーはハイテク生地が使われているため、すべての要素を満たしているケースがほとんど。
なので、どれかひとつでも欠けているものは選ばないほうがいいでしょう。
ただ、「撥水」は「防水」とは異なるため注意が必要です。
- 撥水→雨を弾く
- 防水→雨を通さない
ようするに、「撥水」とは一時的な雨や小雨程度であれば耐えられますが、一定時間濡れたまま放置しておくと浸水してきます。
というわけで、撥水性があったとしてもレインウェアの代わりにはならないので要注意です。
2.携行性
ウィンドブレーカーは外出先での天候や気温の変化によって、気軽に着脱できることがメリットです。
バッグに入れて持ち歩くことを考えると、軽くてコンパクトなほうがいいですよね。
アウトドアブランドのウィンドブレーカーは重量が100g台〜300g台と軽量に作られています。また、パッカブルであったり、収納袋が付属していたりとコンパクトに収納できるものがほとんどです。
ただ、軽量とはいえ、100g台と300g台のものでは体感重量にかなりの差があるのは事実。
持ち運びの負担にならないよう、許容できる範囲で軽量・コンパクトなものを選ぶことをおすすめします。
3.着用シーン
着用シーンがアウトドアメインか街着メインかで選ぶウィンドブレーカーは変わります。
アウトドアで着用するなら、機能性や携行性は高いほうがいいです。また、シルエットも風でバタつかないスリムフィットを選びたいところ。
一方、街着の場合は機能性や携行性にシビアになる必要がないため、デザインを重視してもOKです。
このように着用シーンによって、機能性・携行性とデザインのバランスを考慮して選ぶことをおすすめします。
アウトドア・インドア両方で使えるおしゃれなウィンドブレーカー6選
ここではぼくが実際に着ているウィンドブレーカーからおすすめのモデルをいくつかピックアップしました。
それぞれのスペックを比較表にまとめたので、おおまかに特徴を掴んでいただけるかと思います。
商品名 | 価格 | 重量 | 収納 | 携行性 | 防風性 | 撥水性 | 透湿性 | ストレッチ | シルエット | ポケット数 | 対応季節 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.アークテリクス |
¥25,300
|
140g
|
パッカブル
|
◯
|
◯
|
◯
|
◯
|
◯
|
やや細身
|
1
|
春〜秋口
|
2.パタゴニア |
¥15,400
|
105g
|
パッカブル
|
◎
|
◯
|
◯
|
◯
|
✕
|
やや細身
|
1
|
春〜秋口
|
3.ノースフェイス |
¥15,400
|
331g
|
収納袋付き
|
△
|
◯
|
◯
|
◯
|
✕
|
ゆったり
|
3
|
春〜初冬
|
4.アークテリクス |
¥24,200
|
164g
|
パッカブル
|
◯
|
◯
|
◯
|
◯
|
◯
|
やや細身
|
5
|
春〜秋口
|
5.ノースフェイス |
¥17,600
|
157g
|
パッカブル
|
◯
|
◯
|
◯
|
◎
|
✕
|
やや細身
|
3
|
春〜秋口
|
6.マムート |
¥19,800
|
260g
|
✕
|
✕
|
◯
|
◯
|
◯
|
◯
|
細身
|
2
|
春〜秋
|
1.アークテリクス「スコーミッシュフーディ」
素材:TYONO30(ナイロン100%)
重量:140g(Mサイズ)
価格:25,300円(税込)
アークテリクス「スコーミッシュフーディ」は変わりやすい天候に適した軽量ウィンドブレーカーです。
アウトドアウェアとしての機能性はもちろん、シャープでスタイリッシュなファッション性も併せ持っています。
生地は撥水性・通気性・防風性に加え、ストレッチ性も兼ね備えたハイテク素材です。
マットな質感も相まって高級感を醸し出しています。
アークテリクス「スコーミッシュフーディ」は持ち運びに便利なパッカブル仕様で、本体を胸ポケットに押し込んで収納できるようになっています。
手のひらサイズに収納でき、重量も140gと軽量です。
アークテリクスはUSサイズなので、通常着ているサイズよりもワンサイズ下を選ぶことをおすすめします。(ぼくは178cm76kgでMサイズ着用)
ゆとりはありませんが、ストレッチが効いているため動きやすいです。中に着れるのはTシャツやロンT、インナー+シャツくらいまでで、厚手のニットやスウェットは難しいと思います。
- ストレッチ生地による快適な着ごこち
- デザインがシンプルでスタイリッシュ
- 高級感ある生地の質感
- 軽量・コンパクトで持ち運びの負担なし
- アウトドアやスポーツに充分なレベルの機能性
- ハンドポケットなし
- 収納から出したときにシワが目立つ
- スリムフィットのため、中に着込めない
- タウンユース派、アウトドア派どちらでも
- スタイリッシュに着こなしたい
- ストレッチが効いたものがいい
>>アークテリクス「スコーミッシュフーディ」レビューはこちら
2.パタゴニア「フーディニジャケット」
【スペック】
素材:リップストップリサイクルナイロン100%
重量:105g(Mサイズ)
価格:15,400円(税込)
パタゴニア「フーディニジャケット」はパタゴニアを代表するアウターで、「軽量ウインドブレーカー」の代名詞的存在です。
ウィンドブレーカー界トップクラスの軽さを誇るだけでなく、機能面においても「防風性」「通気性」「撥水性」のどれもがそこそこ高いレベルにあります。
格子状に編まれたリップストップナイロンは薄くて軽いうえに、裂けや破れにも強い素材です。表面には撥水加工がされているため、少々の雨なら弾いてくれます。
パタゴニア「フーディニジャケット」は持ち運びに便利なパッカブル仕様で、本体を胸ポケットに押し込んで収納できるようになっています。
収納すると手のひらサイズに。重量もたったの105gと驚異の軽さです。
パタゴニアはUSサイズのため、サイズ選びはワンサイズ下がおすすめです。(ぼくは178cm76kgでMサイズ着用)
スリムフィットではあるものの、窮屈さはありせん。肩まわりが比較的ゆったりしているため、腕がスムーズに動かせます。
中に着れるのはTシャツやロンT、インナー+シャツくらいまでで、厚着は厳しいです。
- ウィンドブレーカー界トップクラスの軽さ
- 肩コリとは無縁の軽い着ごこち
- サラッとした手ざわりのため、肌にペタペタ引っつく不快感がない
- 軽量・コンパクトで持ち運びの負担なし
- アウトドアやスポーツに充分なレベルの機能性
- 凹凸ある生地のためシワが目立ちにくい
- ハンドポケットなし
- スリムフィットのため、中に着込めない
- タウンユース派、アウトドア派どちらでも
- ランニングにも
- とにかく軽いものがいい
3.ノースフェイス「コンパクトジャケット」
【スペック】
素材 :ノーステッククロス(ナイロン100%)
重量 :331g(Lサイズ)
価格 :15,400円(税込)
付属品:収納袋
ノースフェイス「コンパクトジャケット」は毎年新色がリリースされる定番ウィンドブレーカーです。
アウトドアウェアとして必要最低限の機能性と、街着としてのファッション性のバランスに長けた一着といえます。
生地はナイロン100%とは思えないほどやわらかく、まるでコットンジャケットのような感覚で着こなせます。深めのハンドポケットが備わっているため街着にピッタリ。
付属のロゴ入り収納袋を使えば、手のひらよりもひと回り大きいサイズまで圧縮できます。重量は331gと、ウィンドブレーカーとしては若干重めです。
シルエットは「身幅」「肩幅」が大きめのゆったりフィットです。サイズ選びはふだん着ているサイズをおすすめします。(ぼくは178cm76kgでLサイズ着用)
スッキリとした着こなしが好みの場合はワンサイズ下でもよいと思いますが、着丈が短くなる点は要注意です。
- 街着として違和感のないマットな質感
- 生地がコットンのようにやわらかいため、シャカシャカしない
- 中に着込めるため、晩秋〜初冬まで着れる
- アウトドアウェアとしては最低限の機能性
- ウィンドブレーカーとしては重め
- ストレッチ生地ではあるものの、ほとんど伸びない
- ホコリが付着しやすい
- 他人と被る率高め
- 通勤・通学を含めタウンユースがメイン
- 中に着込んで初冬まで使いたい
4.アークテリクス「ノディンジャケット」
素材:TYONO20(ナイロン100%)
重量:164g(Mサイズ)
価格:24,200円(税込)
アークテリクス「ノディンジャケット」は収納型フードを備えたスタンドカラーのウィンドブレーカーです。
「防風性」「撥水性」「通気性」などウィンドブレーカーとしての必須機能は押さえつつも、薄手生地や豊富なポケットを採用しており、どちらかというとタウンユース寄りの仕様となっています。
フードは襟の中に収納されており、天候や気分によってフードあり or フードなしが選べます。また、ボディの左右にはハンドポケットを完備。
フード不要派やタウンユースとして実用的なウィンドブレーカーを求める人にピッタリです。
アークテリクス「ノディンジャケット」は持ち運びに便利なパッカブル仕様で、本体を右ハンドポケットに押し込んで収納できるようになっています。
収納すると手のひらサイズまで圧縮でき、重さも164gと軽量。
アークテリクスはUSサイズのため、通常着ているサイズよりもワンサイズ小さめがおすすめです。(ぼくは178cm76kgでMサイズ着用)
やや細身ではあるものの、ほどよいフィット感で窮屈さはありません。ストレッチが効いているため、腕や肩がスムーズに動かせます。
- ストレッチ生地による快適な着ごこち
- デザインがシンプルでスタイリッシュ
- タウンユースに便利な5つのポケット
- フードあり or フードなしを気分で選べる
- 軽量・コンパクトで持ち運びの負担なし
- アウトドアやスポーツに充分なレベルの機能性
- 収納から出したときにシワが目立つ
- スリムフィットのため、中に着込めない
- どちらかというとタウンユースがメイン
- フード不要
- ストレッチが効いたものがいい
5.ノースフェイス「スワローテイルフーディ」
素材:Swallowtail Nylon Doubleweave with DWR(ナイロン100%)
重量:157g(Lサイズ)
価格:17,600円(税込)
ノースフェイス「スワローテイルフーディ」はノースフェイスの定番ウィンドブレーカー「スワローテイルジャケット」のフード付きモデルです。
動きやすさを担保しつつも、バタつきやダブつきを最小限に抑えたムダのないシルエットのため、本格アウトドアやスポーツに適したモデルとなっています。
裏地は汗をかいてもペタペタと張りつかないよう、凸凹のある肌ざわりです。また、背面脇にベンチレーションを採用し、通気性を確保。
全体的に、汗をかきやすいアウトドア下での快適性や通気性に配慮した作りとなっています。
ノースフェイス「スワローテイルフーディ」はパッカブル仕様で、フード内側のポケットに本体を収納できるようになっています。
手のひらサイズまで圧縮が可能です。重さも157gと軽量なため、気軽にバッグに放り込んで持ち運びできます。
ノースフェイス「スワローテイルフーディ」のサイズ選びはふだん着ているサイズをおすすめします。(ぼくは178cm76kgでLサイズ着用)
体のラインに沿ったやや細身の作りとなっていますが、肩まわりに余裕があるためストレスなく着ることができます。全体的にバタつきやダブつきがないため、スッキリと着こなせます。
- 通気性が高く、湿気がこもりにくい
- 裏地に肌が張りつきにくい
- ベーシックなデザイン
- バタつきやダブつきがない
- タウンユースにも対応するハンドポケット付き
- セキュリティポケットで貴重品の持ち歩きも安心
- 軽量・コンパクトで持ち運びの負担なし
- アウトドアやスポーツに充分なレベルの機能性
- ストレッチ生地ではあるものの、ほとんど伸びない
- 細身なため、中に着込めない
- タウンユース派、アウトドア派どちらでも
- 登山やトレイルランなどの本格アウトドアやスポーツにも
>>ノースフェイス「スワローテイルフーディ」レビューはこちら
6.マムート「グラナイトSOフーデッドジャケット」
素材:ポリエステル100%
重量:260g(ユーロL / 日本XLサイズ)
価格:19,800円(税込)
マムート「グラナイトSOフーデッドジャケット」は撥水性とストレッチ性に優れたソフトシェルです。
ストレッチ生地を採用したストレスフリーな着ごこちと、耐久性の高い作りが特徴です。
生地はウィンドブレーカーとしては比較的厚めで、さらにフロントファスナーの両サイドがしっかり補強されているため、耐久性という観点では頭ひとつ抜けた強度を備えています。
また、着ごこちを高める工夫も各所に見られます。肩や脇は立体裁断されており、ストレッチ生地と相まって動きやすさは文句なし。
また、首が擦れないようニット生地が取り付けられているなど、細かなディテールにもこだわりが感じられます。
マムート「グラナイトSOフーデッドジャケット」のサイズ選びはふだん着ているサイズよりも大きめがおすすめです。(ぼくは178cm76kgでユーロL / 日本XLサイズを着用)
袖や丈の長さはジャストなものの、全体的にタイトで、とくに脇から腕にかけてが細めです。とはいえ、肩まわりの立体裁断とストレッチ生地のおかげで動きにくさはまったく感じません。
- ストレッチによるストレスフリーな着ごこち
- スリムシルエットでシャープに着こなせる
- 耐久性の高い作り
- 街着できる落ち着いた質感
- ロゴが4ヶ所に付いており、ブランドの主張が強い
- 肩〜腕がタイト
- 細身なため、中に着込めない
- タウンユース派、アウトドア派どちらでも
- 着ごこちにこだわりたい
>>マムート「グラナイトSOフーデッドジャケット」レビューはこちら
アウトドア・インドア両方で使えるおしゃれなウィンドブレーカー6選 まとめ
以上、 アウトドア・インドア両方で使えるおしゃれなウィンドブレーカーを紹介しました。
ひとくちにウィンドブレーカーといっても、機能性やファッション性など特徴はモデルによってさまざまです。それぞれの特徴や着用シーンに合わせて好みのウィンドブレーカーを見つけてみてください。
強いて一着おすすめするならアークテリクス「スコーミッシュフーディ」です。それなりの価格はするものの、デザイン性と機能性が高いレベルで融合しています。
ぜひいちどチェックしてみてください。
- アークテリクス「スコーミッシュフーディ」
- パタゴニア「フーディニジャケット」
- ノースフェイス「コンパクトジャケット」
- アークテリクス「ノディンジャケット」
- ノースフェイス「スワローテイルフーディ」
- マムート「グラナイトSOフーデッドジャケット」
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