キャンプの朝は案外ゆっくりできないもの。
10時〜11時くらいまでには撤収しないといけないのでバタバタしがちですよね。
そんなときは朝食を肉まんにするとラクになります。
万能クッカー「メスティン」を使えば、誰でもカンタンに肉まんを蒸すことができます。
「蒸し調理なんかやったことない」「面倒くさそう」という人でも大丈夫です。
本記事ではメスティンで肉まんを蒸す方法を解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
メスティンで肉まんを蒸す方法
メスティンで肉まんを蒸すのに必要な道具・材料や手順を解説していきます。
用意する道具・材料
まず、以下の道具と材料を準備します。
【用意する道具・材料】
- メスティン
- 長バットアミ
- バーナー
- 水150ml
- 肉まん
ぼくはもっともベーシックなトランギア「メスティン TR-210」と「長バットアミ 18型 BK18-8」を組み合わせて使っています。
この長バットアミのサイズは15.8cm×8.6cm。「メスティン専用?」と思ってしまうほどジャストフィットします。トランギア純正の網よりも安いのでおすすめです。
バーナーは定番のSOTO「レギュレーターストーブ ST-310」です。寒い季節でも火力が安定しているため重宝します。
メスティンにおすすめの肉まん
メスティンにおすすめの肉まんはチルド(冷蔵)の肉まんです。
なぜなら調理時間が短く済むからです。
冷凍の肉まんは調理に時間がかかるのでおすすめしません。もし冷凍を持っていくなら、調理するまでに解凍しておきましょう。
で、サイズは1個120gまでのもの。120gであればメスティンになんとかギリギリ収まります。
【スーパーで買えるおすすめの肉まん】
- 井村屋「3コ入り肉まん」65g
- 井村屋「2コ入りゴールド肉まん」118g
- 蓬莱本館「フレッシュ豚まん」120g
こちらは井村屋「3コ入り肉まん」65gです。
このサイズであれば2個並べて同時に調理できます。
ぼくのお気に入りは蓬莱本館「フレッシュ豚まん」120g。
フカフカの生地とタマネギの甘みがめちゃウマです。スーパーで売っているのは関西だけかもですが......。
メスティンで肉まんを蒸す手順
以下の手順で調理すれば失敗なく仕上がります。
【手順】
- メスティンに長バットアミをセットする
- 水150mlをメスティンに注ぐ
- 肉まんを長バットアミに乗せる
- フタを開けたまま火にかけて水を沸騰させる
- 水が沸騰したらフタをする
- メスティンからはみ出さない程度まで火力を上げる
- 規定の時間蒸したら出来あがり
それぞれ画像で解説していきます。
1.メスティンに長バットアミをセットする
メスティンには「長バットアミ 18型 BK18-8」がピッタリです。
2.水150mlをメスティンに注ぐ
水位が長バットアミよりも下の位置であればOKです。水位が長バットアミよりも上だと、肉まんの底がビショビショになってしまい美味しく仕上がりません。
3.肉まんを長バットアミに乗せる
4.フタを開けたまま火にかけて水を沸騰させる
水が沸騰してから肉まんを乗せるとヤケドする可能性があるので、先に肉まんを乗せておきます。
5.水が沸騰したらフタをする
ヤケドしないよう手袋をつけて作業してください。
6.メスティンから火がはみ出さない程度まで火力を上げる
蒸し調理の基本は強火です。ただし、火が鍋底に当たらないと意味がないので、メスティンの幅に合わせて火力を上げましょう。
7.規定の時間蒸したら出来あがり
ふっくら仕上がれば出来あがりです。
蒸し時間は肉まんのサイズによって異なりますので、パッケージに書いてあるとおりに時間を調整してください。
【蒸し時間の目安】
- 65gの肉まん →約5分
- 120gの肉まん→約10分
※冷凍の場合はおよそ2倍の時間がかかります。お湯がすべて蒸発してしまい、カラ焚きになる可能性がありますので、メスティンにはチルドの肉まんがおすすめです。
◆補足
サイズの大きい肉まんの場合はフタに接触することがあります。
そのまま蒸すとフタと接触している部分の生地が派手にはがれてしまいます。
見た目がちょっと微妙ですよね。
これを防ぐために、肉まんの上に小さく切ったクッキングシートをかぶせるのがおすすめです。
するとキレイに蒸しあがります。
キャンプの朝食に肉まんがおすすめな理由
キャンプの朝は撤収作業に追われることが多々あります。そんな撤収作業を効率化するなら、朝食は肉まんがおすすめです。
キャンプの朝食に肉まんをおすすめする理由は以下のとおりです。
- 調理はほったらかしでOK
- 洗いものがラク
1.調理はほったらかしでOK
肉まんの調理はカンタンです。
基本的にはメスティンに肉まんをセットして、あとはほったらかして蒸しあがるのを待つだけ。
なので、バタバタしがちなキャンプの朝食に最適です。
できあがるまでの間に、たとえば
- 食後のコーヒーの準備をする
- テントを乾かす
- 撤収の準備を始める
などなど、時間を有効活用できます。
肉まんは調理の手間がかからないためキャンプの朝食におすすめです。
2.洗いものがラク
朝食を肉まんにすると洗いものがラクになります。
洗うのはメスティンと長バットアミだけ。はしや皿、油も使いません。
また、鍋肌と肉まんの接地面が少ないため、メスティンそのものが汚れにくいこともあって、サッと洗うだけでOKです。
時間が限られている朝は洗いものが少ないと助かります。
メスティンなら小籠包やシュウマイもおすすめ
メスティンなら肉まんだけでなく、小籠包やシュウマイも調理できます。
調理方法は肉まんと同じです。調理時間だけパッケージどおりに調整すればOK。
ぼくのおすすめはセブンイレブンの小籠包とシュウマイです。ともに食べ切りサイズなので、メスティンの大きさにピッタリ。
小籠包は紙カップが付いているので便利です。
小籠包は解凍しないようご注意ください。解凍すると品質が変化して皮が破れやすくなります。
調理時間は冷凍のまま、水が沸騰してから7〜8分です。
紙カップがあるので、小籠包同士がくっつかず、皮が破れません。スープを一滴残らず堪能できます。
また、蒸しすぎても皮が破れてしまうので、8分以上は蒸さないでくださいね。
シュウマイは下にクッキングシートを敷くとベターです。
こちらも冷凍のまま、水が沸騰してから12〜13分で出来あがり。
シュウマイは小籠包ほど繊細ではないので、細かいことはあまり気にしなくても大丈夫です。
メスティンで蒸し料理をマスターすると、キャンプめしのバリエーションが増えるのでマンネリ解消にもなります。
メスティンで肉まんを蒸す方法 まとめ
以上、メスティンで肉まんを蒸す方法を解説してきました。
メスティンを使えば、誰でもカンタンに肉まんを蒸すことができます。
忙しいキャンプの朝の時短にもなりますので、ぜひいちど試してみてください。
▼トランギア「メスティンTR-210」
ソロ〜2人にちょうどいいサイズ。
▼TR-210におすすめの長バットアミ
サイズは18型です。
▼トランギア「ラージメスティンTR-209」
ファミリーやグループに最適な大きめサイズ。
▼TR-209におすすめの長バットアミ
サイズは22型です。