ゆうきちのDig Dig METAL

メタル歴25年の会社員。かつては某外資系CDショップでHR/HM部門のバイヤーを担当。 当ブログでは『メタルの裾野を広げる』ことを使命として、新譜レビューや名盤ガイドなど情報発信しています。

【スラッシュメタル入門①〜四天王編〜】速いメタル スラッシュメタルおすすめの名盤


今回はスラッシュメタルの名盤を紹介していきます。

 

まずはスラッシュメタルの超基本である4バンドを「四天王編」として取り上げてみました。

 

では、スラッシュメタルとはなにか?からざっくりと解説していきます。

 

スラッシュメタルとは

スラッシュメタルとは、ひとことで言うと「速いヘヴィメタル」です。

 

【 thrash = ムチ打つ 】の意味のとおり、ドラムビートがビシバシとムチを打つように聴こえることから「スラッシュメタル」と言われます。

 

現代の過激なヘヴィメタル(デスメタルやブラックメタルなどを含むエクストリームメタル)は、

 

ほぼスラッシュメタルを通過してきていると言っても過言ではありません。

 

いわば、すべてのエクストリームメタルの原点です。

 

歴史

1980年ごろにイギリスで生まれた2つのムーブメントがスラッシュメタル誕生に大きな影響を与えました。

 

それが、

①ニュー・ウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル(NWOBHM)

おもなバンド:IRON MAIDEN、VENOM、DIAMOND HEAD、RAVENなど

②UKハードコア

おもなバンド:DISCHARGE、G.B.H.、THE EXPLOITED など

 

具体的には、

・NWOBHMの【鋭角なリフ】

・UKハードコアの【スピード】

 

に触発されたアメリカのMETALLICAやSLAYERといったバンドが

 

1983年にデビューアルバムを発表し、スラッシュメタルの歴史がスタートします。

 

1986年にMETALLICAが発表した3rd「Master Of Puppets」が全米チャート29位まで駆け上がり、

 

アンダーグラウンドだったスラッシュメタルが一躍トレンドに。

 

80年代末をピークにいったん下火となるものの、2000年代に入るとベテランバンドの復活や新世代バンドの台頭などにより人気が再燃。

 

いまではヘヴィメタル界の主要サブジャンルとして定着しています。

 

おもな特徴

・ザクザクとしたギターサウンド(クランチサウンドとも言います。【 Crunch =ザクザクした 】の意味。)

・鋭角なリフ

・スタスタと走る速いビート

・わめき散らすヴォーカル 

・歌メロはほぼなし

 

スラッシュメタル四天王とは

スラッシュメタル四天王とはこの4バンドのことをいいます。

 

・METALLICA

・SLAYER

・MEGADETH

・ANTHRAX

 

スラッシュメタル黎明期から活動し、後続に大きな影響を与えたことから「四天王」あるいは欧米では「Big 4」と呼ばれます。

 

四天王とはいえ、METALLICAだけが飛び抜けてビッグになってしまいましたが......。

 

認知度や影響力はこんな感じ。※個人の感覚です

METALLICA>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>SLAYER>>MEGADETH>>>>>>>ANTHRAX

 

なお、純粋にスラッシュメタルと呼べる音楽性を維持してきたのはSLAYERのみで、

 

残りの3バンドは時代によってサウンドを変化させてきました。

 

そんな四天王が初めて競演する奇跡のライヴが、2010年ブルガリアのソフィアにて開催されたことも記憶に新しいですね。

 

当日はなんと8万人もの観客が集結し、あらためて四天王の人気の高さを見せつけました。

 

【スラッシュメタル入門①〜四天王編〜】速いメタル スラッシュメタルおすすめの名盤

 

METALLICA

Ride The Lightning」(1984)

バンドのポテンシャルが開花した2nd。

静と動のメリハリをつけたドラマティックな展開が増え、サウンドに深みと奥行きが増した。

と同時に、スラッシュメタルらしいアグレッションは本作が一番。

おすすめ曲:1、7

 

 

Master Of Puppets」(1986)

全米チャート29位まで上昇し、それまでアンダーグラウンドだったスラッシュメタルが市民権を得ることとなった歴史的3rd。

攻撃性と構築美を兼ね備えたドラマティックなスラッシュメタルを確立したMETALLICAの最高傑作。

クリアながら重く鋭いギターサウンドも画期的だった。

おすすめ曲:1、2

 

 

SLAYER

Reign In Blood」(1986)

スラッシュメタル史上最強の3rd。

徹底的にスピードにこだわり、アルバム一枚を30分足らずで駆け抜けていく。

限界を突破するアグレッションと不穏な旋律で、狂気と背徳の限りを尽くす名盤。

おすすめ曲:1、10

 

 

Seasons In The Abyss」(1990)

 全米チャートトップ40にランクインした5th。

3rd「Reign In Blood」のスピードと4th「South Of Heaven」のヘヴィネスを併せ持つ集大成的アルバム。 

他のバンドが「脱スラッシュ」をするなかで、SLAYERのみがスラッシュを貫きつづけた。

おすすめ曲:1、6

 

 

 MEGADETH

Peace Sells...But Who's Buying?」(1986)

METALLICAを解雇されたデイヴ・ムステイン(Vo、Gt)率いるバンドの2nd。

攻撃的かつテクニカルなサウンドは「インテレクチュアル・スラッシュ(知的なスラッシュ)」と呼ばれた。

ジャズ/フュージョンを通過したメンバーによる、トガッた演奏も聴きどころ。

おすすめ曲:1、3

 

 

Rust In Peace」(1990)

日本でもおなじみのマーティ・フリードマン(Gt)を迎え入れた4th。

スピーディーで緊張感溢れる展開に磨きをかけつつも、リフ、メロディともにフック満載に仕上げた名盤。

マーティとデイヴのギターバトルにもしびれまくり。

おすすめ曲:1、7

 

 

 ANTHRAX

Spreading The Disease」(1985)

 歌えるヴォーカリスト、ジョーイ・ベラドナが加入した2nd。

ストリート感覚のスラッシュメタルのなかに、正統派ヘヴィメタルの香りが漂う名盤。

同時期にスコット・イアン(Gt)とチャーリー・べナンテ(Dr)が始めた別バンド、S.O.D.の「Speak English Or Die」も必聴。

おすすめ曲:1、2

 

 

Among The Living」(1987)

前作に負けず劣らずの完成度を誇る3rd。

クランチリフがさらに硬質になり、タフなシンガロングなどハードコア色が前面に出た一枚。

緩急自在のリズムを叩き出すチャーリー・べナンテはメタル界随一の実力派ドラマーだ。

おすすめ曲:2、6

 

 

 

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