タウンユース兼雨の日用スニーカーとして、サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」のオールブラックモデルを購入しました。
購入の決め手は以下の3つです。
- 街履きから通勤まで着回しやすいオールブラック
- 雨の日でも外出が億劫にならない防水性
- 第8世代まで続く定番モデルの安心感
本記事ではサロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」について
- 特徴
- サイズ感
- メリット・デメリット
など、実際に履いてみた印象をお伝えします。
些細な欠点はあるものの、機能性や履きごこち、細かなディテールに至るまで総じてレベルが高く、満足度の高い防水スニーカーです。
というわけで、サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
【メリット】
- 街履きから通勤まで着回しが効くオールブラック
- ゴアテックス採用で雨の日の外出が億劫にならない
- 足を包み込むようなフィット感
- 指をかけやすいヒールストラップ
- 革靴っぽい雰囲気でカジュアルすぎない
【デメリット】
- 靴ひもの収納が面倒
- 着地の感触がやや硬い
- サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」外観と特徴
- サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」サイズ感
- 手入れ方法
- サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」レビュー まとめ
サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」外観と特徴
サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」はトレイルラン向けシリーズ「XA PRO 3D」の8代目モデルです。アッパーに防水透湿素材「ゴアテックス」を採用し、悪天候でも使えます。
【スペック】
アッパー:合成素材、テキスタイル
インソール:テキスタイル
ソール:ラバー
重量:366g(27.5cm片足)
価格:18,700円(税込)
ぼくは27.5cmのオールブラック(メーカー記載はBlack / Black / Black)を購入しました。
軍モノのような重厚で無骨な雰囲気がありつつ、ギザギザの尖ったデザインと、やや光沢のある質感が近未来感を醸し出しています。
とはいえ、そこまで攻めた印象はなく、オールブラックのカラーリングによってうまく中和されています。
ヒール部分にサロモンのブランドロゴ。
反対側にモデル名「XA PRO 3D」のロゴがあしらわれています。
両方とも色が暗めのグレーなので、そこまで目立たず、オールブラックの雰囲気を壊しません。
重量は片足366gと、缶ビール350mlとほぼ同じイメージです。
スニーカーとしては標準的な重さですが、見た目の重厚さとのギャップで軽く感じます。
アッパーには目が細かく、凹凸のある3Dメッシュを使用。
さらに、縫い目を最小限に抑えたうえに、パーツの継ぎ目にシーム処理を施しています。通気性を確保しつつも防水性を高めた構造です。
靴ひもは、引っ張るだけで締め上げることができるクイックレースシステムです。
靴ひもをいちいち結んだり、解いたりする必要がなく、着脱の手間がありません。フィット感を細かく調整できるのもポイントです。
締め上げたあとのプラプラする靴ひもは、甲のレースポケットに収納します。
これで靴ひもを引っ掛けるキケンがないうえに、見た目もスッキリ。ただ、レースポケットがかなりタイトなので、収納するのがちょっと面倒かなと。
地味にありがたいのが、このヒールストラップです。
よく見ると水平に取り付けてあります。
これがバツグンに指を引っ掛けやすく、スムーズにスルッと履けます。
かかとを踏んづけないので型崩れもしません。細かいところですが、ポイント高いですよ。
インソールはオーソライト社製。
温度調整、通気性、抗菌性に優れたハイテクインソールです。オーソライト社はナイキやアディダスなどでも採用され、スニーカーの中敷きの定番となっています。
ソールは、かかと部分が3.5〜4cmほどと高く、そこからつま先に向かって緩やかな下り坂を描きます。
履いた感覚としては、やや前傾姿勢になるようなイメージですかね。なので、次の一歩が自然に踏み出せ、歩きやすいです。
アウトソールは、硬い路面から濡れた路面やぬかるみまで、全地形対応の「コンタグリップ」。
アウトドアだけでなく、タウンユースにも使えるバランス型アウトソールです。素材はやや硬めで、アスファルトを歩くとブーツのようなコツコツとした感触があります。
とはいえ、かかとが厚底なだけあって、クッション性は申し分なし。歩きづらさや疲れやすさはありません。
着回しやすいオールブラックがおすすめ
サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」はオールブラックがおすすめです。
なぜならバツグンに着回しやすいから。
黒ならアウトドア以外にも、タウンユースから通勤まで、どんなシーンにも合います。
なんとなく革靴っぽい雰囲気もあるので、カジュアルになりすぎず、清潔感ある着こなしができます。
スニーカーで、ここまで徹底して真っ黒なモデルもそうありません。余計なデザインが入ってたり、ソールが白かったり......。
なので、足元を引き締めてくれて、着回しが効くオールブラックがイチオシです。
ゴアテックスで防水バッチリ
サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」はライニングにゴアテックスを採用しています。
ゴアテックスは
- 防水
- 透湿
- 防風
の3つの機能を備えたハイテク素材です。
ゴアテックスには多数の細かな穴が空いているのですが、その穴の大きさは水滴の2万分の1、なおかつ水蒸気の分子の700倍。
つまり「水は通さず、湿気は逃がす」構造となっています。
言い換えると、雨で濡れることがないうえに、ムレにくいということです。
上記画像のとおり、水滴はしっかり弾いたまま、中に染み込んでいきません。水滴が表面をスルスル滑り落ちていきます。
また、気温30度で外出しましたが、靴の中がムレて暑いということもありませんでした。
もちろん、通気性は非防水スニーカーには負けます。しかし、防水スニーカーのなかでは、かなりいい線いってます。
さらに、防風機能も備わっているので、冬でも冷たい風をブロックしてくれます。
ということで、年間通して足元を快適にしたいなら、サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」はアリです。
足を包み込むようなフィット感
サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」なら足を包み込むようなフィット感を味わえます。
理由は、ソールから靴ひもまでを繋ぐギザギザのパーツ「センシフィット」。
靴ひもを締め上げると、この「センシフィット」が自動的に収縮し、足をホールドします。
さらに、靴ひもがクイックレースシステムなので、自分好みのフィット感に細かくカスタマイズ可能です。
よって、サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」は、たとえ甲高幅広でも圧迫感がなく、快適なフィット感・ホールド感を得られます。
サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」サイズ感
【展開サイズ】
メンズ:25〜31cm、32cm
ウィメンズ:22〜28cm、29cm
サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」の作りは若干小さめです。
なので、サイズ選びはふだん履いているサイズよりも0.5cm大きめをおすすめします。
甲高幅広の場合は、ふだん履いているサイズよりも1cm大きめがおすすめです。
ぼくはふだん革靴など26.5cmを履いています。甲高幅広なので、サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」は1cmアップの27.5cmを選びました。
実際の着用画像はこちら。
1cmアップで、まさにジャストフィットという感じです。
甲高幅広ですが、甲も横幅も圧迫感がありません。
窮屈ではないものの、足首〜側面にかけてガッチリと安定。絶妙のホールド感ですね。
クイックレースシステムの靴ひもをキュッと絞るだけで、カンタンに自分好みのフィット感に調節できます。
ヨーロッパのブランドは幅が狭いイメージがありますが(サロモンはフランス)、この「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」の幅はわりと標準的で、日本人でも履きやすいと思います。
繰り返しになりますが、サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」のサイズ選びは
- 普通足→0.5cmアップ
- 甲高幅広→1cmアップ
がおすすめです。
手入れ方法
サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」を長く愛用するにはケアが大切です。
泥が付着したまま放っておくと、劣化が早くなります。
たとえば、泥がアッパーの繊維に入り込むと、中で摩耗を引き起こしたり、素材が硬くなったり......。
そうならないためにも、以下の方法でこまめに手入れすることがおすすめです。
- 中敷きを外す
- 流水でシューズを洗う
- やわらかいブラシまたはスポンジで泥や汚れを取り除く
- 靴の中に新聞紙を入れて、風通しの良い日陰または部屋で乾燥させる(直射日光や暖房の近くはNG)
- シューズが完全に乾いてから中敷きを戻す
- 必要なら「ニクワックス」などの防水スプレーを使用する
サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」レビュー まとめ
以上、サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」をレビューしてきました。
サロモン「XA PRO 3D v8 GORE-TEX」は防水透湿性や履きごこち、細かなディテールに至るまで、総じてレベルの高い防水スニーカーです。
季節を問わず、年間通して快適に過ごせます。
なかでもオールブラックモデルは圧倒的に着回しが効くため、タウンユースや通勤にもピッタリです。
ぜひいちどチェックしてみてください。
【メリット】
- 街履きから通勤まで着回しが効くオールブラック
- ゴアテックス採用で雨の日の外出が億劫にならない
- 足を包み込むようなフィット感
- 指をかけやすいヒールストラップ
- 革靴っぽい雰囲気でカジュアルすぎない
【デメリット】
- 靴ひもの収納が面倒
- 着地の感触がやや硬い
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