ROCOCO別注のナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」を購入しました。
生地に難燃素材を使っているため、冬キャンプの焚き火で着れることがウリ......ですが、ぼくはあえて街着メインで着ています。
その理由は
- 街着にこそ映えるシンプルでシックなデザイン
- 薄着でもいける高い保温性
の2点です。
さらに、楽天900件以上、Yahoo!ショッピング300件以上というレビューの多さ、そしてそれぞれ5点満点中4.7点という評価の高さも購入の後押しとなりました。
いかに満足している人が多いかが分かりますね。
本記事ではROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」について
- 特徴
- サイズ感
- メリット・デメリット
など、実際に着てみた印象をお伝えします。
本格的な冬が近づくにつれ、サイズ欠品が発生するので、早めのチェックがおすすめです。
大手通販サイトでは楽天とYahoo!ショッピングで販売しています。(Amazonでは販売していません)
というわけで、ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
【メリット】
- 街着に使えるシックなデザイン
- ひと冬を乗り切るのに十分な暖かさ
- ネックが10cmあるので、マフラーいらず
- 止水ジップで風雨をブロック
- ふたつの内ポケットが便利
【デメリット】
- ジップが硬めで、開閉しにくい
- 焚き火すると、一週間はニオイが残る
- ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」外観と特徴
- ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」サイズ感
- ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」レビュー まとめ
ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」外観と特徴
「焚火オーロラダウンジャケット」は、大阪のアパレル通販ショップ「ROCOCO」がナンガに別注をかけた限定モデルです。
ナンガの定番「オーロラダウンジャケット」をベースに、燃えにくい「タキビ」生地を採用しています。
【スペック】
表地:ポリエステル93%
アラミド繊維7%
裏地:ナイロン100%
中綿:ダウン90%、フェザー10%
中綿量:140g
フィルパワー:760FP
重量:877g(Mサイズ)
カラー:ベージュ
コヨーテ
ボルドー
カーキ
チャコール
価格:59,400円(税込)
このROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」は、いちショップの別注モデルにも関わらず、圧倒的な人気があります。
なんと楽天で900件以上、Yahoo!ショッピングで300件以上の合計1,200件を超えるレビューが付いているのです。
▼楽天
▼Yahoo!ショッピング
さらにスゴイのが評価の高さ。1,200件のレビューに対して、5点満点で平均4.6点の高評価です。購入した方のほとんどが満足していることが分かります。
ではディテールをチェックしていきましょう。
178cm76kgのぼくはチャコールのMサイズを購入しました。
マットで落ち着いた風合いが大人っぽく、タウンユースしやすいデザインです。
表に縫い目がなく、モコモコしていないのが分かるでしょうか?
そのためスッキリと都会的なイメージに仕上がっています。
目立った装飾もほとんどなく、ジップの持ち手と裾のタグに「NANGA」の文字があるだけ。
ブランドを主張しない、この控えめな感じがいいですよね。よく見てみると「え、あのナンガ?」という。
重量はMサイズで877gと、牛乳1本分よりも軽い感じです。
ただ、ダウンジャケットとしては標準的な重さです。決して軽くありません。これは「タキビ」生地を使っているためです。
それこそナイロン生地のほうが軽く、ほぼ同じ形のナンガ「オーロラダウンジャケット」は650gしかありません。
とはいえ、オリジナルの「タキビダウンジャケット」が1kg以上あることを考えると、許容範囲というか、むしろ健闘していると思います。
表地は難燃の「タキビ」生地です。
この「タキビ」生地が燃えにくい理由は、消防の防火服や手袋にも使われる「アラミド繊維」が混紡されているから。
一般的なダウンジャケットは火の粉でカンタンに穴が空きます。せっかくの高価なダウンが台無しになってしまうことも。
このROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」なら、そんな悲しいトラブルはありません。冬キャンプの焚き火にガンガン使えます。
【注意】火に長時間当てていれば当然燃えます。絶対に燃えないわけではありません。
さらに、軽い撥水効果もあります。
少々の水滴なら弾くので、ダウンの大敵である雨に降られても、しばらくは浸水しません。キャンプなら夜露からも守ってくれます。
次に、内側を見てみましょう。
モコモコしているのが分かるでしょうか?
そう、ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」は一般的なダウンジャケットとは反対に、内側がモコモコしているんです。
なぜか?
これは、着たときに体にフィットし、ダイレクトに暖かさが感じられるためです。
ちなみに裏地はナイロンで、服が引っかかることなくスルッと袖が通せます。たとえ半袖Tシャツでも、肌が引っかからず、スムーズに着脱できます。
では、各ディテールを見ていきます。
まずはフードです。
フードにまでダウンがしっかり入っているのが分かりますね。
このフードは少し大きめなので、ニットキャップを着けていても、その上からスポッとかぶれます。
ふだん使うことはありませんが、とくに冬キャンプでは、頭や耳を冷気から守れるので重宝します。
ネックは約10cmと、かなり高めの設計です。
ジップを上まで閉めると、口あたりまで覆うことができるので、だいたいの場合でマフラーはいりません。
寒さが厳しい日はネックウォーマーをプラスすれば、もう最強です。
表にあるジップは、すべて止水ジップです。
ハイテクでシャープな見た目がかっこいいですよね。
もちろん止水ジップなので、雨に降られても水は侵入しません。
ポケットのスマホや財布が水没せずに済みます。
さらに雨だけでなく、風もブロック。
ジップの隙間から入ってくる風で体温を奪われないので、暖かさが持続します。
デメリットとしては、スムーズに開閉できないことです。
ふつうのジップに比べると硬いので、片手では操作しにくいんですよね。
でもこれは、止水ジップなら仕方ありません。防水性を高めるために、隙間をなくしているわけなので。
フロントはダブルジップになっています。
たとえ暖房がガンガンに効いている電車やお店のなかでも、ジャケットを着たまま、素早くカンタンに換気できます。
ハンドポケットは口が26.5cmもある大型タイプです。
モノの出し入れがしやすく、長財布も立てたままスッポリ収まります。
キャンプでも、キャンプグローブや小物系ギアが収納でき、使いたい場面でサッと取り出せます。
あと、地味にありがたいのがコレ。
ハンドポケット内側の起毛素材です。
手の甲側に起毛素材を使用しているため、ポケットに手を突っ込んでもヒンヤリしません。
決して暖かいわけではありませんが、冷たくないだけで十分です。ほっこりします。
そして、内ポケット。
左右にひとつずつ、2つあるのがポイントです。
もちろん収納面でも助かります。
が、ここにカイロを仕込んでみてください。
胸のあたりがポッカポカでたまりません。
とくに冬キャンプには必須です。これだけで快適さが大きく変わってきます。
最後に袖をチェックします。
袖はオーソドックスなベルクロ仕様です。
よく見ると、ベルクロの反対側はゴムになっています。
このゴムのおかげで、袖を絞ってもダブつかず、手首にフィット。
冷気を防ぐと同時に、見た目もスマートです。
街着専用もアリ
ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」は街着専用にしたいほど洗練されています。
生地はパリッとハリがあり、シックな質感。色合いもマットで、落ち着いた雰囲気が大人っぽいですよね。
表面がモコモコしていないので、着ぶくれしないのもポイントです。
パッと見では、とても焚き火に使うものとは思えません。
よってROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」は、アウトドア感を一切感じさせないうえに、スマートに見えるので、街着におすすめです。
ジワッと汗ばむほど暖かい
ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」は、冬でもあまり雪が降らないような都市部だと、ややオーバースペックかもしれません。
それくらいスペックが高いんです。
ダウンジャケットはダウンの比率とフィルパワーが高いほど暖かくなります。
まず、ダウンの比率について。
世に出回っているダウンジャケットはダウン70~90%、フェザー10〜30%が一般的です。
ダウンとフェザーには次のような役割の違いがあります。
ダウン →保温性
フェザー→弾力性(型崩れを防ぐ)
なので、保温性に優れるダウンの比率が高いほど、暖かいと言えます。
ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」の場合は90%なので、上限ギリギリめいっぱいのダウンが詰め込まれているということですね。
次にフィルパワーです。
一般的に
500FP以下 →低品質ダウン
600~700FP →良質ダウン
700FP以上 →高品質ダウン
とされているので、760FPのROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」は高品質ダウンに分類されます。
まとめると、ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」は
ダウンの比率→90%
フィルパワー→760FP
と、どちらも最高クラスのハイスペックなダウンジャケットです。
なので都市部であれば、ひと冬を乗り切るのに十分な暖かさを備えています。
歩いているだけで、ジワッと汗ばむくらい暖かいので、インナーはロンT一枚などの薄着で大丈夫です。
焚き火で使う際の意外なデメリット
ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」は、生地が難燃素材のため、冬キャンプの焚き火に使えます。
寒さをしのげて、火の粉にも強い......とくにデメリットは見当たりませんよね。
ですが、たったひとつだけ問題があるんです。
それはニオイです。
とにかく煙のニオイを吸収してしまいます。
焚き火で一回使うと、一週間はニオイが取れません。クローゼット全体がモワ〜ッと焚き火臭に包まれるくらい強烈です。
決してイヤなニオイではないのですが、その状態で街に出るのは気が引けてしまいますね。おそらく周りの人にすぐ気づかれるでしょう。
なので、とくに通勤・通学で毎日使う人は要注意です。
街着に使うなら、焚き火はしないほうがいいと思います。
ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」サイズ感
サイズ表(cm)
身幅 | 裄丈 | 後着丈 | |
---|---|---|---|
XXS |
50
|
83
|
67
|
XS |
54
|
87
|
69
|
S |
56
|
89
|
71
|
M |
58
|
91
|
73
|
L |
60
|
93
|
75
|
XL |
62
|
95
|
77
|
XXL |
64
|
97
|
80
|
ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」は、ややゆったりめの作りとなっています。
サイズ選びは、目的によって2パターンあります。
- 冬キャンプでインナーを着込みたいなら、ふだん着ているサイズがおすすめ
- タウンユースでスマートに着こなすなら、ワンサイズ小さめがおすすめ
ワンサイズ小さめだと厚着はできません。でもこのジャケットは、ダウン90%、さらに760FPと保温力が高いので、都市部であればロンT一枚でも十分です。
ぼくは街着メインで使うため、ワンサイズ小さめを選びました。
178cm76kgで、通常ならLサイズのところ、このROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」はMサイズを着ています。
実際に着てみた画像がこちら。(インナーにロンT着用)
中はロンT一枚でジャストです。
胴回りや脇、腕など全体的に「そんなに余裕はないけど、窮屈感もない」といった感じです。
袖や裾もちょうどいい長さで、決して小さすぎることはありません。
むしろ着ぶくれせずスッキリ見えます。
ラグランスリーブなので、肩や腕が動かしやすいのもグッド。
で、ロンT一枚で初めて気づいたのですが、薄着だとダウンの暖かさがダイレクトに伝わってきていいですね。
繰り返しになりますが、サイズ選びは以下2点を基準にしてもらえればと思います。
- 冬キャンプでインナーを着込みたいなら、ふだん着ているサイズがおすすめ
- タウンユースでスマートに着こなすなら、ワンサイズ小さめがおすすめ
サイズ感に関して、楽天の口コミをいくつかシェアしておきますので、ぜひ購入の参考にしてください。
XSサイズ購入者
XS 身長158、体重53でちょうど良いサイズ感です。
162cm、50kgでサイズXSでジャスト。インナーにスウェットを着ても窮屈感はなし。
Sサイズ購入者
172cm、53kgでかなり痩せ型です。普段の衣類はMサイズ着用してますが、今回はSサイズで購入。薄手のシャツの上に着てみましたが余裕あり。トレーナーや、薄手のセーターに着ると丁度良さそうです。
S/チャコール 男 167cm/52kg/やせ型
サイズ感は丁度良いです。大きすぎず、ピチピチでない感じです。薄めのフリースなら問題なく中に着込めました。厚手のセーターなどは若干脇と腕周りが窮屈でしたが、ダウン自体がかなり暖かいので都心なら中は薄手で問題なさそうです
身長170CM、体重68KG 上半身やや太め
Sサイズ購入(普段はMサイズが多め)
Tシャツの上に着るならちょうどいい、ニットの上に着てジッパーを締めるとちょっと窮屈
冬場の使用を考えてMでも良かった気もする、袖丈はほんのわずかに長めに感じた
Mサイズ購入者
身長174,体重67,痩せ,Mサイズ購入
通常はLサイズを着用してますが今回はMサイズを購入しました。先日,外気温0℃の日に発熱系インナー2枚とセーター1枚の上に着用して外出。着心地は若干余裕があり、もう1枚ぐらい重ね着したらジャストフィットぐらいでした。肩周りなども圧迫感はなく、窮屈な感じはしませんでした。
165cm、72kgでMかSで悩みましたがMを購入しました。ちょっと大きいかなと思いましたが、中に着るシャツなどを考えるとこのサイズで大丈夫だと思います。
Mサイズを購入。身長179センチ、68キロ、痩せ型体形、ウエスト31程度。
MかLかでかなり悩みましたがMで正解でした。タイトな着回しが好きな人はサイズを下げたほうが良いです。Mサイズでも腕の長さは指の付け根までありました。
Lサイズ購入者
172cm 71kg Lサイズ 購入
インナーにスウェット着用して少しゆとりがあります。丈が少し長い気もしますが、気にならないレベルです。
175センチ73キロの標準体型でLサイズにしましたが中に薄手のパーカー着ても窮屈でもなく、大きすぎるわけでもなくちょうど良かったです。
【男181/80】XL⇒L
(中略)迷いながらXLを購入したものの、ダウン特有の着膨れと腕肘回りの余白が気になり、返品交換でLにサイズ変更しました。体格がいい方は、特に何とかスッキリみせたいですよね・・
Lサイズでも腕回りの余裕は気になりますが、タキビ仕様なのでアウトドアでガシガシ使う、動く人にはちょうど良いのかもしれません。
XLサイズ購入者
身長180cm、体重78kg、胸囲と肩幅あり手は長めの体型です。コヨーテのXLを購入しました。(中略)サイズ感は少し大きめで余裕があります、中に厚めの物を着ても大丈夫そう。袖丈は手の甲にかかる程度です。
171cm 76kg がっちり体型です。
Lサイズを購入しようか、XLサイズを購入しようか、とても悩みました。(中略)以前ナンガの違うモデルのLサイズのダウンを購入してサイズ的にはかなりジャストフィットだったので、それもふまえて今回はXLサイズを購入する事にしました。(中略)少し余裕を持って着たかったのでちょうどよかったです。
自分と似たような体型の人はジャストサイズで着たければLサイズで、少し余裕をもって着たい人はXLサイズかなって思います。
XXLサイズ購入者
181cm90kgでXXLにしました。袖はXLでよかったかもですが、寒冷地実用でインナー着ますので、こんなものかと。中に薄フリースでも余裕あり。
身長186CM 体重90KG ガッチリしてます。XXLが腕の長さでしっくりきました。両腕の端から端は、約196CMあります。ゆったり着たかったのでサイズ感もしっくりきました。
ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」レビュー まとめ
以上、ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」をレビューしてきました。
ROCOCO別注ナンガ「焚火オーロラダウンジャケット」は、街着に映えるシンプルでシックなデザインと、ひと冬を乗り切るのに十分すぎる保温力を備えたダウンジャケットです。
別注のレア感とワンランク上の暖かさで、ちょっといい気分にもなれます。
もちろん、焚き火で着ても穴が空かないので、冬キャンプにもおすすめです。
本格的な冬が近づくにつれ、サイズ欠品が発生するので、ぜひ早めにチェックしてみてください。
【メリット】
- 街着に使えるシックなデザイン
- ひと冬を乗り切るのに十分な暖かさ
- ネックが10cmあるので、マフラーいらず
- 止水ジップで風雨をブロック
- ふたつの内ポケットが便利
【デメリット】
- ジップが硬めで、開閉しにくい
- 焚き火すると、一週間はニオイが残る
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