ゆうきちのDig Dig METAL

メタル歴25年の会社員。かつては某外資系CDショップでHR/HM部門のバイヤーを担当。 当ブログでは『メタルの裾野を広げる』ことを使命として、新譜レビューや名盤ガイドなど情報発信しています。

PARADISE LOST「Obsidian」レビュー


PARADISE LOST「Obsidian」(2020)

 第二黄金期を迎えているUKゴシックメタルの雄による16th。

 

内容としては近作の延長上にあるが、特に前作で見られたエクストリームなデス/ドゥーム色は控えめで、暗鬱メロディーを軸としながら静と動を行き来するドラマティックな作風となっている。

 

さらに、ニック・ホルムズ(Vo)のメロウな歌唱やグレッグ・マッキントッシュ(Gt)の憂いのあるリードギターが90年代中期のヴァイヴを感じさせるのも特徴。

 

本作のベストチューンである2.4.6.9.などはパラダイス・ロストの代名詞サウンドを継承。

 

一方で、「One Second」期を彷彿とさせる3.8.はデペッシュ・モードなどのゴス/ニューウェイヴからの影響がストレートに反映されている。

 

メンバー曰く「バラエティに富んだ内容」とのことらしいが、どこをどう聴いてもパラダイス・ロストらしさしかない充実の内容に仕上がっている。

 

▼6,000万曲聴き放題。3ヶ月無料トライアル実施中!▼

 

 


オブシディアン[CD(日本語解説書封入/歌詞対訳付)]

 

 ▼関連記事▼

yukichi-camp.hatenablog.com

 

 

PARADISE LOST必聴盤

Draconian Times(1995)

5thアルバム。エクストリームメタル色を完全に払拭しつつも、メタル然としたサウンドと暗黒メロディーのバランスが絶妙な最高傑作。

 

One Second(1997)

6thアルバム。メタルの要素が薄れたが、それを補完する鬱系メロディーが素晴らしい傑作。

 

サイドプロジェクト

BLOODBATH「The Arrow Of Satan Is Drawn」(2018)

スウェーデンのデスメタルバンドの5thで、ニック・ホルムズ(Vo)加入後2作目。ゲストとしてCARCASSのジェフ・ウォーカー(Vo)が参加。

 

VALLENFYRE「Fear Those Who Fear Him」(2017)

グレッグ・マッキントッシュ(Gt)によるクラスト/デスメタルバンドの3rd。MY DYING BRIDEのメンバーも参加。

 

STRIGOI「Abandon All Faith」(2019)

グレッグ・マッキントッシュ(Gt)が新たに始動させたデス/ブラックメタルバンドの1st。グレッグがヴォーカルも担当。

 

 ゴシックメタル 直近リリース作品

MY DYING BRIDE「The Ghost Of Orion」(2020)

UKゴシックデス/ドゥームの重鎮による13th。

 

KATATONIA「City Burials」(2020)

スウェーデンの暗鬱系プログレメタルバンドの11th。