冬キャンプで焚き火をするときに気になるのが火の粉問題。
火の粉のせいでお気に入りのダウンジャケットに穴が空いてしまいテンション下がりまくり......なんてことは避けたいですよね。
このやっかいな火の粉問題を解決すると同時に、保温性もしっかり確保できるのがナンガ「焚火ダウン」です。
ダウンジャケットの弱点を克服したナンガの「焚火ダウン」は2016年の発売以来、多くの支持を集め、さまざまなブランドやショップとコラボしてきました。
そこで本記事ではナンガ「焚火ダウン」のオリジナルモデルとコラボ・別注モデルを7点ピックアップし、スペックなどを比較してみました。
はじめに結論を言うと、おすすめはコスパが高いこちらの2アイテムです。
選ぶ際の参考にしてもらえると幸いです。ぜひ最後までお付き合いください
ナンガ「焚火ダウン」とは
ナンガ「焚火ダウン」は表生地にポリエステルとアラミド繊維(ケブラ)を混紡した難燃素材「TAKIBI生地」を使用したダウンジャケットです。火の粉が降りかかる程度では燃えないため安心安全に焚き火を楽しめます。
基本となるオリジナルモデルは1種類ですが、さまざまなブランドやショップとのコラボモデルが存在します。
ナンガ「焚火ダウン」の選び方
ナンガ「焚火ダウン」はモデルによってそれぞれデザインやスペックが異なります。
デザインについては好みがあるため別として、スペックで選ぶ際はダウンの比率・フィルパワーと価格のバランスを見るといいでしょう。
ダウンジャケットは、ダウンの比率とフィルパワーが高いほど暖かくなります。
まずは、ダウンの比率についてです。
ダウンジャケットの中綿には、ダウンとフェザーが使われることがほとんどです。それぞれで役割が異なり、
- ダウン→保温性
- フェザー→弾力性・型崩れ防止
を目的として使われます。
暖かく高品質なダウンジャケットの基準がダウン70%以上と言われます。70%以下のものは、ダウンの暖かさを感じにくいので避けたほうがいいでしょう。
次にダウンのフィルパワーです。
フィルパワー(FP)とは、ダウンのかさ高性を現す単位のこと。
数値が大きいほど空気を多く含むため、保温性に優れ、暖かく良質なダウンと言えます。
フィルパワーによるダウンの品質の区別はこのような感じです。
- 500FP以下 →低品質ダウン
- 600~700FP →良質ダウン
- 700FP以上 →高品質ダウン
では、ナンガ「焚火ダウン」7モデルのスペックを比較しながら見ていきます。
【比較表】
税込価格 | 中綿 | フィルパワー | ダウン量 | 重量 | |
---|---|---|---|---|---|
1.オリジナルモデル |
74,800円
|
ダウン90%
フェザー10%
|
770FP
|
155g
|
1,134g
|
2.オレンジ別注 |
51,800円
|
ダウン80%
フェザー20%
|
650FP
|
122g
|
880g
|
3.ロココ別注 |
59,400円
|
ダウン90%
フェザー10%
|
760FP
|
140g
|
975g
|
4.ジーンズファクトリー別注 |
59,950円
|
ダウン80%
フェザー20%
|
ー
|
ー
|
ー
|
5.グランドパーク別注 |
75,900円
|
ダウン90%
フェザー10%
|
760FP
|
160g
|
ー
|
6.北斗スポーツ別注 |
43,780円
|
ダウン90%
フェザー10%
|
760FP
|
150g
|
ー
|
7.アーバンリサーチ(EKAL)別注 |
66,000円
|
ダウン90%
フェザー10%
|
750〜770FP
|
ー
|
1,120g
|
ダウンの比率はどれも80%以上と、基準の70%を超えているため問題ありません。
フィルパワーも、低いモデルで650FPです。良質とされる基準を十分に満たしています。
なので、品質的にはどのモデルも一般的なダウンジャケットと比べると高品質です。
当然スペックがより高いものは値段が張ります。
なかでも価格とスペックのバランスがよく、コスパが高いのが
です。
具体的には、
関東から西の都市部であれば、オレンジ別注がおすすめです。オーバースペックにならないため、暖房が効いた電車やお店でも暑くなりすぎず、使い勝手がいいです。十分に冬のスタメンアウターとして活躍します。
北海道や東北、あるいは山間部などの寒冷地なら、より暖かいロココ別注がおすすめです。タウンユースする場合は、インナーはロンTで十分。それくらい暖かいです。
両方とも落ち着いた質感でデザインがスッキリしているので、スタイリッシュに着こなせます。
ナンガ「焚火ダウン」7選
では、ナンガ「焚火ダウン」7モデルを個別に見ていきましょう。
1.オリジナルモデル
税込価格 :74,800円
中綿 :ダウン90%
フェザー10%
フィルパワー:770FP
ダウン量 :155g
重量 :1,134g
レトロなデザインと現代テクノロジーをミックスした難燃ダウンジャケットです。
フロントにポケットを6つ装備しているため、小物系ギアをまとめて収納できます。オリジナルモデルならではの存在感に溢れた一着です。
2.オレンジ別注
税込価格 :51,800円
中綿 :ダウン80%
フェザー20%
フィルパワー:650FP
ダウン量 :122g
重量 :880g
和歌山のアウトドアショップ「オレンジ」による別注モデル。
キャンプだけでなくタウンユースに使えるスタイリッシュなデザインと、ほどよいスペックがバランスのいいモデルです。トータルでコスパが高く、毎年完売するほどの人気を誇ります。
3.ロココ別注
税込価格 :59,400円
中綿 :ダウン90%
フェザー10%
フィルパワー:760FP
ダウン量 :140g
重量 :975g
大阪のアパレルショップ「ロココ」による別注モデル。
デザインは上記オレンジ別注モデルとほぼ同じですが、ダウン量・フィルパワーともにさらに保温性を高めた一着です。価格も5万円以下とスペックのわりに割安感があります。
4.ジーンズファクトリー別注
税込価格 :59,950円
中綿 :ダウン80%
フェザー20%
フィルパワー:ー
ダウン量 :ー
重量 :ー
高知のアパレルショップ「ジーンズファクトリー」による別注モデルです。
ベーシックかつスッキリしたシルエットはタウンユースにも最適。左腕のロゴパッチがおしゃれです。
5.グランドパーク別注
税込価格 :75,900円
中綿 :ダウン90%
フェザー10%
フィルパワー:760FP
ダウン量 :160g
重量 :ー
NICOLE CLUBで有名な株式会社ニコルが運営するブランド「グランドパーク」による別注モデルです。
ステッチやボリューム感を表面に出さず、スタイリッシュで大人っぽいデザインです。
6.北斗スポーツ別注
税込価格 :43,780円
中綿 :ダウン90%
フェザー10%
フィルパワー:760FP
ダウン量 :150g
重量 :ー
ドカジャン風の個性的な別注モデルです。
スペックは高いものの、フードがなく、デザインが野暮ったいのが難点。無骨系ソロキャンプをするなら雰囲気はバッチリです。
7.アーバンリサーチ(EKAL)別注
税込価格 :66,000円
中綿 :ダウン90%
フェザー10%
フィルパワー:750〜770FP
ダウン量 :ー
重量 :1,120g
セレクトショップ「アーバンリサーチ」のアウトドアブランド「EKAL(エカル)」による別注モデルです。
マウンテンパーカー風のデザインがおしゃれな一着。オリジナルモデルではちょっと渋すぎるという方におすすめします。
【7モデルを比較】ナンガ「焚火ダウン」のおすすめは...? まとめ
以上、ナンガ「焚火ダウン」のオリジナルモデルとコラボ・別注モデルを比較しながら見てきました。
どのモデルも高品質なことに変わりありませんが、それぞれデザインやスペックが異なります。
おすすめは、コスパが高いこちらの2アイテム。
関東から西の都市部であれば、オレンジ別注がおすすめです。オーバースペックにならないため、暖房が効いた電車やお店でも暑くなりすぎず、使い勝手がいいです。十分に冬のスタメンアウターとして活躍します。
北海道や東北、あるいは山間部などの寒冷地なら、よりスペックが高く暖かいロココ別注がおすすめです。タウンユースする場合は、インナーはロンTで十分。それくらい暖かいです。
ぜひいちどチェックしてみてください。
【今回紹介した焚火ダウン】
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