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メレル「ラプト(wrapt)」レビュー|サイズ感やメリット・デメリットを解説



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メレルって機能的なんだけど......

 

「デザインが野暮ったい」

「街履きは微妙だな」

 

こんな理由でメレルを敬遠していた方もいるのではないでしょうか。


たとえば、メレルのベストセラー「ジャングルモック」。どうにもアカ抜けないというか、おじさんくさいというか......。履きごこちがいいだけに残念。


そんなメレルの致命的弱点を克服したのが、今回レビューする「ラプト」です。

 

「ラプト」はメレル独特のおじさん臭の排除に成功。メレル史上最高におしゃれなデザインに仕上がっています。

 

本記事ではメレル「ラプト」について

  • 特徴
  • サイズ感
  • メリット・デメリット

など、実際に履いてみた印象をお伝えします。

 

というわけで、メレル「ラプト」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

 

【メリット】

  • 街履きできるおしゃれなデザイン
  • 軽量なためサクサク歩ける
  • 履き口が広く、足を入れやすい
  • 甲高幅広でも圧迫感がない

【デメリット】

  • クッション性はイマイチ

 

 

メレル「ラプト」外観と特徴

メレル「ラプト」はハイキングシューズと裸足感覚のトレーニングシューズ=ベアフットシューズを融合したスニーカーです。

 

【スペック】

素材 :ピッグスキンレザー

重量 :299g(27.5cm片足)

カラー:オリーブ

    グラナイト

    タバコ

価格 :15,400円(税込)

 

ぼくはグラナイト(グレー)の27.5cmを購入しました。

メレル ラプト(WRAPT)

ゴツゴツとしたソールが側面まで大胆にせり上がり、アウトドアらしいラギッドな見た目です。

 

アッパー素材は豚革のスウェード。

やわらかく温かみのある質感です。

 

靴ひもは黒×オレンジのアクティブなカラーリングとなっています。

アッパーの色とのコントラストも絶妙で、コーディネートのワンポイントになりますね。

 

靴ひもをはずすと、タンとアッパーが繋がっていることが分かります。

これは「ベローズタン」と呼ばれ、ハイキングシューズやトレッキングシューズ特有の土や小石が侵入しない構造です。なので、靴の中で小石がコロコロするイライラを味わわずに済みます

 

アウトソールはメレル独自の「クァンタムグリップ」です。

全面にスタッドが敷き詰めてあるため、滑りにくくなっています。また、特徴的なのが接地面がほぼフラットなこと。これが裸足感覚の履きごこちを生む要因のひとつです。

 

メレル「ラプト」はベアフットシューズです。

ベアフットシューズとは、メレル公式サイトによると次のように定義されています。

 

普段使わない筋肉やバランス感覚など、人間の身体本来の力を引き出すために生まれた0mmドロップ設計の裸足感覚トレーニングシューズ。

必要最低限まで素材・機能を削ぎ落としているため、足に低負荷をかけトレーニング効果を上げたり、動作改善を促し怪我予防に期待できる。

メレル公式サイト

 

ドロップとは
ヒールの高さとつま先の高さの高低差のこと。本来、靴はかかとが高く設定されており、ドロップがあるのが一般的です。しかし、メレル「ラプト」はヒール13mm、つま先13mmで高低差ゼロ。つまり、0mmドロップです。

 

上記定義を要約すると、ベアフットシューズとは

  • ソールが薄いため裸足感覚
  • 履くだけでトレーニング効果あり
  • 正しく歩けてケガ予防できる

となるでしょうか。

 

逆にいうと、履くだけで常にトレーニングしている状態なので、筋肉へ負荷がかかり、疲れやすいといえます。

 

一般的なスニーカーとは異なり、クセが強いので慣れが必要です。

 

 

街履きできるおしゃれなデザイン

メレル「ラプト」はおしゃれです。

 

ハイキングシューズらしい渋いカラーリングやゴツゴツとしたソールが無骨な雰囲気を漂わせながらも、ビルケンシュトックを思わせる少しぽってりとしたつま先がなんともキャッチー。硬軟のバランスが絶妙です。

 

メレル特有の野暮ったさやおじさんくささがなく、堂々とタウンユースできます

 

「ジャングルモック」などメレルの他モデルと比較しても、断然カッコいいですね。

 

画像のグラナイトも渋いですが、オリーブも甲乙つけがたいカッコよさなので、ぜひチェックしてみてください。

 

軽量なためサクサク歩ける

メレル「ラプト」は27.5cmで片足299gと軽量です。ホット専用の小さいペットボトル飲料とほぼ同じ重さ。

アウトドア系スニーカーで300gを切るものは珍しいですね。

 

299gという数値はスポーツサンダルと同じレベルか、むしろメレル「ラプト」のほうが軽いくらいです。

 

なので、足運びが軽快でスムーズサクサク歩けます

 

実際に手にとってみると、見た目の無骨さとのギャップにビックリします。

 

これもベアフットシューズゆえに、素材と機能を極限まで削ぎ落としているためです。

 

クッション性はイマイチ

メレル「ラプト」はスニーカーではありますが、クッション性に期待しないでください

 

なぜなら、ベアフットシューズなので必要最低限まで素材と機能を省いているから。

 

つまりソールが薄いんです。

 

外から見ても分かりにくいですが、厚みはおそらく2cmくらい。一般的なスニーカーは、だいたい3〜4cmです。

とくにコンクリートを歩くと、ソールの薄さを実感します。

 

着地の感触がやや硬く、ちょっとした凹凸もダイレクトに伝わってきます。

 

一方、土や砂の路面の場合はソールの薄さが功を奏して、地面をグッと掴む感覚があり、歩きやすいです。スタッドも地面にしっかり食い込んでくれます。

 

よって、メレル「ラプト」はどちらかというとフィールド向きです。

 

ただ、ソールは薄いものの、インソールがやわらかいので最低限のクッションは備えています。感覚的にはスポーツサンダルに近いかと。

 

なので、コンクリートを走るには厳しいですが、ふつうに街履きとして使うだけなら問題ありません

 

 

メレル「ラプト」サイズ感

【展開サイズ】

メンズ  :25~28cm、29cm、30cm

ウィメンズ:22.5〜25cm

 

メレル「ラプト」は横幅が若干広く、やや平べったい作りです。

 

とはいえ、サイズ感は標準的なので、サイズ選びはふだん履いているサイズの0.5cmアップで大丈夫かと思います。甲高幅広の場合は、1cmアップがおすすめです。

 

ぼくはふだん革靴などは26.5cmを履いていますが、甲高幅広なので27.5cmを選びました。

 

実際に履いてみた画像がこちら。

メレル ラプト(WRAPT) サイズ感

甲高幅広ですが、1cm大きめを選んだおかげで圧迫感はまったくなく、適度にフィットします。

 

横幅が広めの作りなので、幅広足にとってはちょうどいい感じです。

 

また、つま先は0.5〜1cmほど余裕があるものの、大きすぎることはなく、歩いている最中に脱げる心配もありません。

 

あと、ありがたいのが、履き口が広いこと。

 

甲高幅広でも、靴ひもを結んだまま足を入れることができるため、いちいち靴ひもを結んだり解いたりするストレスから解放されます。

メレル「ラプト」のおすすめサイズをおさらいすると、以下のとおりです。

  • 普通足→0.5cmアップ
  • 甲高幅広→1cmアップ

 

 

メレル「ラプト」レビュー まとめ

以上、メレル「ラプト」をレビューしてきました。

 

メレル「ラプト」は、メレル独特の野暮ったい印象を吹き飛ばすほどおしゃれなスニーカーです。

 

ベアフットシューズという特性上、履き味にクセがあるものの、それを帳消しにするデザインは魅力的。

 

フィールドだけでなく、街でも注目されること間違いなしです。

 

ぜひいちどチェックしてみてください。

 

 

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