モックシューズの先駆けといえば、メレル「ジャングルモック」。
スリッポンタイプのシンプルなデザインと履きごこちの良さで、多くのリピーターを抱える超ロングセラーアイテムです。
本記事ではメレル「ジャングルモック」について
- 特徴
- サイズ感
- メリット・デメリット
など、実際に履いてみた印象をお伝えしていきます。
結論からいうと、メレル「ジャングルモック」はアウトドアからウォーキングや旅行、子育て中のママパパまで幅広いシーンにおすすめです。
軽快な履きごこちとイージーな脱ぎ履きはクセになります。
ではさっそく、メレル「ジャングルモック」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
メレル「ジャングルモック」外観と特徴
メレル「ジャングルモック」はスポーツ後の疲労軽減を目的として開発されたコンフォートシューズです。
1998年の発売以来、累計1,700万足以上を販売する超ロングセラーアイテムとなっています。
【スペック】
アッパー :ピッグスエードレザー
アウトソール:スティッキーラバー
重量 :357g(片足/27cm)
価格 :15,400円(税込)
ぼくはガンスモークカラーの27cmを購入しました。
濃いベージュまたは茶色ともいえる深みのある色味です。ベーシックで落ち着いたカラーのため、どんなコーディネートにも合います。
形は靴ひもがないスリッポンタイプ。
起毛したスエードとゴツゴツしたソールの組み合わせがアウトドアな雰囲気を醸しています。丸みを帯びたぽってりとしたフォルムもかわいいですね。
アッパーのスエードは撥水加工がされています。
防水性と防汚性を高めた、まさにアウトドア仕様。小雨程度なら問題ありません。
両サイドにゴム付きスリットを装備し、履き口がガバッと開きます。
同時にかかとのストラップを引いてやると、脱ぎ履きがめちゃくちゃラクチンです。生地も肉厚でやわらかな肌当たりを実現。
インソールは足裏に沿った形状でフィット感とホールド感を高めてくれます。
取り外して洗浄できるため、清潔に使えていいですね。
アウトソールは高いグリップ力と耐久性を備えたメレル独自の「Mセレクトグリップ」を採用。
とくに凸凹道など悪路で威力を発揮します。また、かかと部分に「エアクッション」を搭載し、クッション性を高めています。
重量は片足357gと、だいたいリンゴ1個分くらいの重さです。
ボリュームのあるルックスとは反対に比較的軽めの作りとなっています。
メレル「ジャングルモック」サイズ感
メレル「ジャングルモック」のサイズ展開は、
【メンズ】
25cm〜27.5cmまで0.5cm刻み+28cm、29cm、30cm
【レディース】
22.5cm〜25cmまで0.5cm刻み
です。
フィット感を高めるために、ややタイトな作りとなっています。ワイズ(幅)の記載がありませんが、メレル公式によると2E(標準サイズ)相当のようです。
なので、サイズ選びは通常履いているサイズよりも0.5cm〜1cm大きめをおすすめします。
ぼくはふだん革靴などは26.5cmを履いていますが、メレル「ジャングルモック」は0.5cmアップの27cmを選びました。
素足や薄手の靴下でジャスト。全体的にピッタリめのフィット感です。
また、甲高のせいか、履き口はややキツめ。1cmアップでも良かったかもしれません。とはいえ、履くうちにスリットのゴムも伸びるでしょうし、馴染んでくるため問題はなさそうです。
厚手の靴下はちょっと厳しいかなと......。
おすすめサイズをまとめると次のとおりです。
【おすすめサイズ】
- 素足、薄手の靴下→0.5cmアップ
- 厚手の靴下 →1cmアップ
- 甲高幅広 →1cmアップ
3つのメリット
メレル「ジャングルモック」のメリットは以下の3つです。
- 足と靴が一体となるフィット感
- 長時間歩いても疲れにくい
- 脱ぎ履きがラクチン
メレル「ジャングルモック」はフィット感が高く、足が靴の中で動きません。とくに土踏まずのホールド感が優れているので、歩行時の安定感がケタ違いです。道路にある多少の凸凹はほとんど気にならないほど。
よって、理想的な姿勢を保つことができ、長時間歩いても疲れにくくなっています。
また、靴ひもがないことも大きなメリット。
靴ひもを結んだり解いたりするのは地味に面倒くさいです。その点、メレル「ジャングルモック」はズボッと履いて、ズボッと脱げます。
これが、とくに子育て中のママパパに便利。子どもを抱っこしたままでも、両手に荷物を持ったままでも脱ぎ履きできるので、靴ひもの煩わしさから開放されます。
3つのデメリット
反対にデメリットは次のとおりです。
- クッション性はほどほど
- 雨の日は滑りやすい
- 夏は熱がこもる
メレル「ジャングルモック」はかかと部分に「エアクッション」を搭載しているものの、クッション性は微妙です。どちらかというと、着地したときの感触は固め。
しかし、それが逆に足を前へ前へと進める軽快さに繋がっていると感じます。
また、雨の日は滑りやすいので要注意です。とくに、濡れた駅構内や溝蓋(道路脇にある金属の板・蓋)などのツルツルした路面は慎重に歩きましょう。
とはいえ、ふつうのアスファルトではめったに滑ることはないので、そこまで神経質にならなくてもいいと思います。
さらに、夏は靴の中に熱がこもります。アッパーがスエードなので、通気性はよくありません。革靴とそれほど変わらないと考えたほうがいいです。
手入れ方法
メレル「ジャングルモック」は手入れをすることで長持ちします。長く履くために、こまめなメンテナンスがおすすめです。
【手入れ方法】
- 柔らかいブラシで表面の毛を起こすよう、汚れやホコリを取り除く
- 落ちにくい汚れはスエード専用の消しゴムやクリーナーを使用
- スエード専用の防水スプレーをかける
- 風通しのよい日陰で乾燥(直射日光や熱での乾燥はNG)
※インソールは取り外して、中性洗剤やせっけんを使って洗えます。洗浄後は水でよくすすぎ、風通しの良い日陰で乾燥させてください。
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メレル「ジャングルモック」シリーズ
メレルのブランドアイコン「ジャングルモック」にはさまざまなモデルがあります。雨の日用や冬用などシーン別に使い分けることも可能です。
①ジャングルモックレザー
ジャングルモックの履き心地はそのままに、アッパーに風合いが良く上品なフルグレインレザーを採用したモデル。
②ジャングルモック2.0
シリーズ初のヴィブラムソールを採用し、グリップ性を強化したモデル。外見がスタイリッシュなためタウンユースや仕事にもおすすめです。
③ジャングルモック ゴアテックス
雨の日でも濡れないムレない。防水性と透湿性に優れたゴアテックスを搭載した雨天用ジャングルモック。
④ジャングルモック アイスプラス
冬用ジャングルモック。保温効果の高いフリースライニングと濡れた氷の上でも滑りにくいソールを搭載しているため、寒い冬でも快適に過ごせます。
メレル「ジャングルモック」レビュー まとめ
以上、メレル「ジャングルモック」をレビューしてきました。
メレル「ジャングルモック」はアウトドアからウォーキングや旅行、子育て中のママパパまで幅広いシーンにおすすめです。
軽快な履きごこちとイージーな脱ぎ履きはクセになること間違いなし。
ぜひいちどチェックしてみてください。
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