ゆうきちのDig Dig METAL

メタル歴25年の会社員。かつては某外資系CDショップでHR/HM部門のバイヤーを担当。 当ブログでは『メタルの裾野を広げる』ことを使命として、新譜レビューや名盤ガイドなど情報発信しています。

【LAメタル名盤10選】メタル黄金時代の幕開け LAメタルおすすめの名盤を紹介


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  • LAメタルってどんなジャンル?
  • どんなバンドがいる?
  • 名盤をまとめて教えてほしい

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事は元外資系CDショップのメタルバイヤーでメタル歴25年のゆうきち@yukichi_campが書いています。

 

まずはLAメタルとは?からざっくりと解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

LAメタルとは

80年代中盤にアメリカのLA(ロサンゼルス)を中心に起こったHR/HMムーブメントのことです。

 

「LAメタル」という呼び方は日本独自のもので、海外では「ヘアメタル」や「グラムメタル」と呼ぶことがほとんど。この海外での呼び方は以下の外見の特徴からきています。

 

  • ヘアスプレーで長髪を膨らませた髪型
  • 化粧をした華やかな格好(グラマラス=グラム)

 

「ヘアメタル」「グラムメタル」と呼ぶ場合はLA以外の地域も含まれるめ、たとえば「スウェーデンのグラムメタルバンド」という表現になります。

 

歴史

70年代後半、アメリカではAEROSMITHKISSの人気に陰りが見えはじめ、徐々にハードロックシーンが衰退していきました。
1978年にデビューしたVAN HALENが孤軍奮闘するものの、ムーブメントとなるには至らず。

 

しかし80年代に入るとイギリスで発生したNWOBHMムーブメントと同様の現象がLAで起こります。

>>>NWOBHMおすすめの名盤はこちら

 

口火を切ったのはLA出身のQUIET RIOTが1983年にリリースした3rd「Metal HealthSLADEのカバー曲「Cum on Feel the Noize」のシングルヒットもあり、ヘヴィメタルバンドとして初の全米アルバムチャート1位を記録します。

 

世間の注目がHR/HMに集まるなか、LAではすでに新たなヘヴィメタルのムーブメントが胎動していました。

 

LAはもともとクラブやライヴハウスが多く、ローカルバンドが切磋琢磨していたのですが、そこからMOTLEY CRUERATTなどが地元のスターバンドとして成功。
彼らに続こうとLA周辺地域からもローカルバンドが押し寄せ、LAがHR/HMの聖地となっていきました。
これに目をつけた大手レコード会社が次々とLAのバンドと契約し、メジャーデビューさせます。

 

この一連の流れから「LAメタル」という呼び名が誕生。

 

LAメタルバンドたちのキャッチーなサウンドと華やかな格好がウケて、ヒットチャートを席巻します。HR/HMが時代のメインストリームになった瞬間でした。MTVでLAメタルバンドのミュージックビデオが積極的にオンエアされたことも追い風となりました。

 

【おもなバンドのアルバム実績】


80年代後半にLAメタルの人気はピークを迎えますが、この人気を土台としてニュージャージー出身のBON JOVIがメガヒット作「Slippery When Wet」(1986年)をリリース。 時代はLAメタルから、より大衆向けのメロディアスなハードロックへと変化してきます

>>>80年代アメリカンHR/HMおすすめの名盤はこちら

 

90年代に入るとグランジ/オルタナティブロックの台頭によりLAメタルは急失速。派手なルックスや明るくキャッチーな音楽性は拒絶されてしまいます。

 

しかし2000年代に入るとLAメタルリバイバルともいえるムーブメントが発生。世界各地から以下のようなLAメタル風のルックスやサウンドのバンドが登場しました。

 

おもな特徴

  • 派手なルックス
  • キャッチーなメロディ
  • 明るいノリ
  • ミドルテンポ
  • エンターテイメント性

 

LAメタルおすすめの名盤10選

▶各楽曲30秒試聴できます!

1. MOTLEY CRUE「Shout At The Devil」(1983)

LAメタルシーンの顔であるMOTLEY CRUEの2nd。

キャッチーな魅力はそのままに、サウンドを重くメタリックに強化した名盤。

彼らのワイルド&デンジャラスなイメージが日本における「ヘビメタ」のイメージを決定づけた。

おすすめ曲:2、7

 

 

2. RATT「Out Of The Cellar」(1984)

カットTシャツを流行させるなどファッション面でもシーンを引っ張ったRATTのデビュー作。

「ラットンロール」と呼ばれる独特のグルーヴとキャッチーな歌メロで全米7位を記録。

ウォーレン・デ・マルティーニによる華のあるギタープレイにも注目が集まった。

おすすめ曲:3、7

 

 

3. DOKKEN「Tooth And Nail」(1984)

LAメタルシーン随一の演奏力を誇ったDOKKENの2nd。

ドン・ドッケンが歌う甘いメロディと攻撃的な楽曲の対比が見事な名盤。

ジョージ・リンチ(Gt)の鬼気迫るテクニカルプレイはギターキッズ必聴。

おすすめ曲:2、7

 

 

4. QUIET RIOT「Metal Health」(1983)

LAメタルがメインストリームに躍り出るきっかけとなったQUIET RIOTの3rd。

SLADEのカバー2.がMTVでヘヴィローテーションされ、本作は全米1位を獲得。

終始ハイテンションに突き進み、楽曲もキャッチーなものからシリアスなものまでバラエティに富む。

おすすめ曲:2、6

 

 

5. W.A.S.P.「W.A.S.P.」(1984)

悪趣味なコスチュームに身を包み、華やかなLAメタルのカウンターとして放った1st。

キャッチーな歌メロを乗せたハードドライヴィンな正統派メタルサウンドは高品質。

クレイジーに見せかけてすべて計算済みのインテリアニマルっぷり。

おすすめ曲:1、2

 

 

6. LIZZY BORDEN「Love You To Pieces」(1985)

ブリティッシュヘヴィメタルの影響が濃いLIZZY BORDENの1st。

劇的ツインリードとリジー・ボーデン(Vo)のヒステリックなハイトーンヴォーカルを武器とした正統派メタルサウンド。

LAメタルの明るくスポーティーなノリが苦手な人におすすめ。

おすすめ曲:1、3

 

 

7. STRYPER「Soldiers Under Command」(1985)

ライヴ会場で聖書を配布するなど、布教活動にも熱心だったクリスチャンメタルバンドの1stフル。

マイケル・スウィートの透明感のある歌声と叙情メロディを軸にエッジの効いたメタルナンバーが並ぶ名盤。

攻撃的なサウンドはクリスチャンのイメージとは正反対。

おすすめ曲:1、3

 

 

8. GREAT WHITE「Once Bitten」(1987)

華やかなLAメタルサウンドにブルースを取り入れたGREAT WHITEの3rd。

ジャック・ラッセルのエモーショナルな歌とマーク・ケンドールのブルージーなギターが堪能できる名盤。

派手さはないが、大人の渋みと色気に満ちている。

おすすめ曲:3、4

 

 

9. POISON「Open Up And Say... Ahh!」(1988)

LAメタルバンドとしては後発ながら商業的に大成功したバンドの2nd。

バラード8.が全米1位を獲得するなど、陽気なポップメタルがウケて本作は全米2位まで上昇。

ガチメタラーにはアンチも多いが、楽曲は圧巻の完成度を誇る。

おすすめ曲:2、7

 

 

10. WARRANT「Cherry Pie」(1990)

LAメタルムーブメント末期に登場したバンドの2nd。

明るくイケイケなポップメタルと泣きの必殺バラードの二本立てで全米7位を記録。

90年代に入り他のLAメタルバンドが失速するなかで、意地の一撃を放った。

おすすめ曲:1、2

 

 

 

 

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