ゆうきちのDig Dig METAL

メタル歴25年の会社員。かつては某外資系CDショップでHR/HM部門のバイヤーを担当。 当ブログでは『メタルの裾野を広げる』ことを使命として、新譜レビューや名盤ガイドなど情報発信しています。

【インダストリアルメタル名盤10選】サイバーな近未来型メタル インダストリアルメタルおすすめの名盤を紹介


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  • インダストリアルメタルってどんなジャンル?
  • どんなバンドがいる?
  • 名盤をまとめて教えてほしい

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事は元外資系CDショップのメタルバイヤーでメタル歴25年のゆうきち@yukichi_campが書いています。

 

まずはインダストリアルメタルとは?からざっくりと解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

インダストリアルメタルとは

インダストリアルメタルはサンプリング/ノイズなどの電子音やドラムマシンによるプログラミングビートを使用したヘヴィメタルのことです。

 

「インダストリアル」の語源は1970年代後半にニューウェーブ/ポストパンクの流れから誕生したインダストリアルミュージックからきています。

 

◆インダストリアルミュージックとは◆
電子音やノイズを多用した実験的なエレクトロミュージック。1977年にTHROBBING GRISTLEがリリースしたデビュー作「The Second Annual Report」に記載された【INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE】というスローガンから「インダストリアル」と呼ばれる。

 

歴史

インダストリアルメタルはMINISTRYが1988年にリリースした3rdアルバム「The Land Of Rape And Honey」が起源とされています。

 

それまでにもインダストリアルとロックの融合は済んでおり、代表的アーティストは以下のとおり。

 

MINISTRYはエレクトロポップバンドとして1983年にデビューしたものの、上記アーティストとスラッシュメタルに影響を受け、徐々にエクストリーム化。

 

1988年リリースの3rd「The Land Of Rape And Honey」でエレクトロ系アーティストとして初めてディストーションギターを導入し、エレクトロミュージックとヘヴィメタルの融合に成功します。以降も先鋭化とエクストリーム化を推し進め、インダストリアルメタルの礎を築きました。

 

一方で、同時期にインダストリアルメタルを大衆に浸透させたのがNINE INCH NAILS。

 

1989年リリースのデビュー作「Pretty Hate Machine」から立て続けにヒットを連発し、 後続のアーティストに多大な影響を与えました。

 

90年代中盤にはサンプリングなどを使用したインダストリアル要素は表現手法のひとつとしてメタルシーンに定着。MARILYN MANSONROB ZOMBIESLIPKNOTなどのいわゆるラウドロックやニューメタルと呼ばれたアーティストにもインダストリアル要素が引き継がれていきました。

 

おもな特徴

  • サンプリング/ノイズ
  • プログラミングビート(打ち込み)
  • 無機質
  • 硬質
  • 近未来感

 

インダストリアルメタルおすすめの名盤10選

▶各楽曲30秒試聴できます!

1. MINISTRY「Psalm 69」(1992)

アル・ジュールゲンセン率いるインダストリアルメタルの始祖による5th。

無機的なプログラミングビートとスラッシュギターの融合が頂点に達した名盤。

サウンドに厚みが増し、先鋭性と凶暴性が段違いにアップした。

おすすめ曲:1、2

 

 

2. NINE INCH NAILS「Broken」(1992)

トレント・レズナー率いるインダストリアル/オルタナティブロックバンドのEP。

トレントの鬼気迫るスクリームとノイジーなギターが炸裂するNIN史上もっともメタリックな名盤。

「怒り」を燃料に、外へ放出されるエネルギーが凄まじい。

おすすめ曲:2、5

 

 

3. GODFLESH「Streetcleaner」(1989)

元NAPALM DEATHのジャスティン・ブロードリックが結成したUK産インダストリアルメタルバンドの1st。

プログラミングビートこそ無機質だが、そこに乗る重低音にはドロドロの念がこもっている。

インダストリアルメタルのみならず、ポストメタル勢への影響も大きい。

おすすめ曲:1、2

 

 

4. FEAR FACTORY「Demanufacture」(1995)

USカリフォルニア出身のインダストリアルメタルを代表するバンドの2nd。

デスメタリックなブルータリティと浮遊感あるメロディの対比が近未来を感じさせた名盤。

7弦ギターの刻みとバスドラムの高速ユニゾンはインパクト絶大。

おすすめ曲:2、5

 

 

5. KMFDM「Nihil」(1995)

ドイツのインダストリアルバンドの8thで、レイモンド・ワッツ(PIG)復帰作。

硬質メタルギターとダンサブルなビートを融合したアッパーなインダストリアルメタル。

HIDE(元X JAPAN)のソロ作を思わせるようなカラフルさもあり。

おすすめ曲:1、3

 

 

6. LARD「The Last Temptation Of Reid」(1990)

アル・ジュールゲンセン(MINISTRY)とジェロ・ビアフラ(DEAD KENNEDYS)によるプロジェクトバンドの1st。

メンバーから想像できるサウンドそのままの、スラッシーかつパンキッシュなインダストリアルメタル。

ビアフラの演劇ヴォーカルは好みが分かれるが、スピードチューン多めで聴きやすい。

おすすめ曲:1、2

 

 

7. NAILBOMB「Point Blank」(1994)

マックス・カヴァレラ(SEPULTURA)とアレックス・ニューポート(FUDGE TUNNEL)によるプロジェクトバンドの唯一作。

ラフなスラッシュ/エクストリームメタルにサンプリングなどのインダストリアル要素を導入。

マックスの優れた嗅覚とクリエイティビティが遺憾なく発揮された名盤。

おすすめ曲:1、3

 

 

8. STRAPPING YOUNG LAD「City」(1997)

デヴィン・タウンゼンド率いるインダストリアルメタルバンドの2nd。

圧倒的な密度の音の壁が押し寄せるウルトラヘヴィなインダストリアルメタル。

デヴィンのキャッチーなセンスが光る楽曲がめじろ押し。

おすすめ曲:3、4

 

 

9. RAMMSTEIN「Mutter」(2001)

いまや世界最大級のメタルバンドへと成長したドイツ産バンドの3rd。

オペラティックな泣きメロと重厚な鋼鉄サウンドは紛れもないジャーマンメタル。

インダストリアル要素は控えめなため、純粋なヘヴィメタルとして聴ける。

おすすめ曲:2、3

 

 

10. YOUTH CODE「Commitment To Complications」(2016)

USカリフォルニア出身のインダストリアル男女デュオによる2nd。

冷ややかでゴシックなシンセ/サンプリングと絶叫ヴォーカルが強烈なインダストリアルハードコア。

ギターレスなのに破壊的でアグレッシブ。

おすすめ曲:3、4

 

 

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