ゆうきちのDig Dig METAL

メタル歴25年の会社員。かつては某外資系CDショップでHR/HM部門のバイヤーを担当。 当ブログでは『メタルの裾野を広げる』ことを使命として、新譜レビューや名盤ガイドなど情報発信しています。

【ゴシックメタル名盤10選】耽美すぎるヘヴィメタル ゴシックメタルおすすめの名盤を紹介


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  • ゴシックメタルってどんなジャンル?
  • どんなバンドがいる?
  • 名盤をまとめて教えてほしい

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事は元外資系CDショップのメタルバイヤーでメタル歴25年のゆうきち@yukichi_campが書いています。

 

まずはゴシックメタルとは?からざっくりと解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

ゴシックメタルとは

ヘヴィメタルとゴシックロックが融合したもので、重厚かつ耽美なサウンドを持つヘヴィメタルです。他のヘヴィメタルジャンルに比べ、女性メンバーが多いことも特徴。

 

◆ゴシックロックとは◆
70年代末にニューウェーブ/ポストパンクムーブメントから派生したサブジャンル。退廃的で無機質なトーンのサウンドが特徴。

 

歴史

ゴシックメタルはデスメタルドゥームメタルを融合した「デスドゥーム」から発展し、90年代初頭のイギリスで誕生。

 

当時イギリスのインディーズレーベル「ピースヴィルレコード」に所属し、デスドゥームをプレイしていた下記3バンドは【ピースヴィル御三家】と呼ばれていました。

 

「ピースヴィル御三家」は以下のゴシックロックバンドの影響を取り入れ、徐々に耽美性を強化。

 

1991年、PRADISE LOSTが2ndアルバム「Gothic」をリリースします。

 

従来のデスドゥームサウンドに女性ヴォーカルやオーケストレーションを導入した本作はヨーロッパでヒット。アルバムタイトル「Gothic」がゴシックメタルの語源となるだけでなく、サウンド面でもゴシックメタルの原点とされるなどターニングポイントとなった重要作です。

 

こうして「ピースヴィル御三家」が中心となりゴシックメタルシーンを牽引。90年代中盤以降、ヨーロッパでゴシックメタルがトレンドとなり多くのバンドが登場します。

 

同時期にアメリカではスラッシュメタルクロスオーバーバンドCARNIVOREのピーター・スティールによるTYPE O NEGATIVEが登場。また、NINE INCH NAILSMARILYN MANSONらがインダストリアルにゴシック要素を導入しブレイク。大衆レベルで「ゴシック」の認知に成功します。

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2000年頃には以下のような女性をフロントに立てたゴシック風バンドが急増。メタルファンのみならず、一般層を巻き込んで人気を獲得していきます。

 

多くはシンフォニックメタルやラウドロック/ニューメタルの延長線上にあるサウンドでしたが、ひとくくりに「ゴシックメタル」とされる場合も多く、徐々にゴシックメタルの解釈が曖昧になっていきました。

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おもな特徴

  • スロー
  • 重厚
  • 退廃的
  • 耽美
  • 女性ヴォーカル

 

 

ゴシックメタルおすすめの名盤10選

1. PARADISE LOST「Draconian Times」(1995)

UKゴシックメタルの雄による5th。

自らが確立したゴシックメタルの様式を、孤高の領域へと昇華した名盤。

キャッチーさを併せ持つ暗黒メロディーとメタルらしいエキサイトメントのバランスが絶妙。

おすすめ曲:2、3

 

 

2. MY DYING BRIDE「Turn Loose The Swans」(1993)

UKゴシックメタルバンドの2nd。

バイオリンをフィーチャーした、絶望的なまでに暗いゴシックドゥームサウンド。

スローな長尺曲が並ぶが、起伏の多い楽曲はどれもドラマティックだ。

おすすめ曲:1、2

 

 

3. ANATHEMA「Eternity」(1996)

UKゴシックメタルバンドの3rd。

デスメタルからは完全に脱却し、耽美な世界観を確立。

プログレッシブロックにも通じる、美しく幽玄なサウンドを聴かせる。

おすすめ曲:2、4

 

 

4. SENTENCED「Frozen」(1998)

フィンランドのメタルバンドの5th。

このバンドを語るときにスルーされがちな作品だが、実は良曲満載の名盤。

溢れ出る哀愁メロディーに慟哭が止まらない。

おすすめ曲:2、3

 

 

5. THE GATHERING「Mandylion」(1995)

オランダのゴシックメタルバンドの3rd。

ゴシック特有の暗さは希薄で、透明感のある幻想的なサウンドを聴かせる。

本作より加入した女性ヴォーカリスト、アネクの伸びやかな歌唱に心洗われる。

おすすめ曲:1、2

 

 

6. TYPE O NEGATIVE「Bloody Kisses」(1993)

USゴシックメタルバンドの3rd。

US産らしいドライなサウンドの暗黒ゴシックに、ピーター・スティールのムーディーな歌がねっとり絡みつく。

唐突に挿入されるルーツ丸出しハードコアも良い。

おすすめ曲:1、2

 

 

7. THE 69 EYES「Blessed Be」(2000)

フィンランドのゴシックロックバンドの5th。

スリージーなロックンロールにゴシックサウンドをミックスした変わり種。

耽美なメロディーもキャッチーに響く。

おすすめ曲:3、4

 

 

8. HIM「Dark Light」(2005)

フィンランドのゴシックメタルバンドの5th。

ドゥーミーなヘヴィサウンドとロマンティックなメロディーが北米でも大ウケ。

大衆性をゴシックメタルに落とし込んだ名盤。

オススメ曲:2、4

 

 

9. KATATONIA「Brave Murder Day」(1997)

スウェーデンのバンドの2nd。

近年はプログレッシブなサウンドで認知されているが、本作は閉塞感漂う暗鬱ドゥーム・デス。

OPETHのミカエルがヴォーカルで全面参加。

おすすめ曲:2、5

 

 

10. LACRIMAS PROFUNDERE「Memorandum」(1999)

ドイツのゴシックメタルバンドの3rd。

バイオリンやハープをフィーチャーし、徹底的にドラマティックに展開する。

メロウ&クラシカルなメロディーに涙腺崩壊。

おすすめ曲:2、6

 

 

 

 

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