2022年に新登場したグラミチ「ガジェットパンツ」。
大容量ポケットやベルトループを装備し、その無骨で男くさい佇まいにワクワクしている方も多いのでは?
実際に履いてみた印象をいうと、グラミチ「ガジェットパンツ」は圧倒的にキャンプにおすすめです。
焚き火グローブや火吹き棒、ヘッドライトなどのこまごまとしたギアを手元で一括管理できるうえに、使いたい場面でサッとすぐに取り出せる。
そういった機能面はもちろんのこと、ルックス面でも洗いざらしのコットン100%の風合いやラフなキャンバス地のポケットなど、とくに無骨スタイルのソロキャンプにバッチリ合います。
というわけで、グラミチ「ガジェットパンツ」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
【メリット】
- キャンプに使える機能性とルックス
- キャンプギアを手元で管理でき、すぐに取り出せる
- 街ではバッグいらず
- 裾上げ不要
【デメリット】
- デザインがちょっとガチャガチャしている
グラミチ「ガジェットパンツ」レビュー
グラミチ「ガジェットパンツ」は2022年新たにラインナップにくわわったモデルです。腰の左右に大型ポケットを備えています。
【スペック】
素材:コットン100%
重量:567g(Lサイズ)
価格:14,300円(税込)
生地はコットン100%です。身頃にコットンツイル、ポケットにキャンバス生地を採用しています。
キャンバス生地はトートバッグによく使われる素材で、丈夫ではあるものの、硬くゴワゴワしたイメージがあります。
しかし、この「ガジェットパンツ」で使用されているものは薄手でやわらかな質感。堅牢性と履きごこちを両立しています。
重量も567gと、パンツとしては許容範囲です。見た目のゴツさほど重たくありません。
また構造が独特です。多数の生地を縫い合わせているため、一般的なパンツにはない箇所にステッチがあります。
デザインがちょっとガチャガチャしているかなとも思うのですが、これが無骨な雰囲気に一役買っていることも事実。
履き込むうちにアタリがくっきり浮き出て、味わいが増すこと間違いなしです。
シルエットはやや太めで、裾に向かってゆるやかにテーパードしています。
雰囲気がグラミチの定番「グラミチパンツ」に近く、誰でも履きやすいスタンダードな形です。裾は短めの設定なので、裾上げする手間が省けます。
各ディテールを見ていきます。
フロントはフィット感の調整や着脱がカンタンなウェビングベルト使用です。
フロントジップも付いています。
「ガジェットパンツ」最大の特徴が左右の大型ポケット。
サイズがタテ24.5cm×ヨコ30cmもあり、その大きさは500mlペットボトルと比較するとよく分かります。
実際に500mlペットボトルを入れてみると......
なんと4本も入ってしまいました!
500ml×4本ということは、ポケット片方の容量が2リットルある計算となります。左右両方合わせると4リットルです。
その代わりに通常のパンツにはあるハンドポケットやバックポケットは付いていません。
でも、これだけの容量があれば手ぶらで出かけることも楽勝。サイフやスマホ以外にもドリンクやエコバッグなどもすっぽり収まります。
さらに「ガジェットパンツ」は右腰にベルトループを装備。
カラビナやドリンクホルダーを取り付けられるので、アウトドアやフェスにも便利です。カギなどの貴重品を落とすこともありません。
股下はクライミングパンツならではのガゼットクロッチ(ひし形のマチのこと)。
ゆったりシルエットと相まって、深くしゃがんでも生地が突っ張ることなくラクです。
アウトドアだけでなく、日常生活においても座ったり、階段の上り下りで効果を実感できます。
グラミチ「ガジェットパンツ」はキャンプに使える
グラミチ「ガジェットパンツ」はキャンプにめちゃくちゃ使えます。
というのも、大容量ポケットとベルトループがキャンプギアを収納するのにピッタリだからです。
商品名を「ギアパンツ」に変えたほうがいいのでは?と思うレベルです。
試しにキャンプでよく使う以下の4点をポケットに入れてみました。
- ウェルズ・ラモント「プレミアムレザーグローブ」
- SOTO「スライドガストーチ」
- マックスブースト「ポケットふいご」(火吹き棒)
- ジェントス「LEDヘッドライト CP-095D」
すべて余裕で入ります。片方で約2リットルの容量があるから当然です。
しかも口が広く、取り出しやすい。ゴチャつきがちな小物系ギアを手元で一括管理できるうえに、使いたい場面でサッとすぐに取り出せます。
焚き火の火いじりや料理、トイレに行く際にも便利です。
ヘッドライトはベルトループにくくりつけてもいいですね。
このような機能面はもちろんのこと、洗いざらしのコットン100%の風合いやラフなキャンバス地のポケットなどルックス面においても、とくにソロキャンプの雰囲気にバッチリ合います。
なので、グラミチ「ガジェットパンツ」はキャンプにおすすめです。
グラミチ「ガジェットパンツ」サイズ感
サイズ表(cm)
総丈 | 股下 | ウエスト | ヒップ | 渡り | 裾幅 | |
---|---|---|---|---|---|---|
S |
103
|
78
|
64〜88
|
101
|
33.3
|
21
|
M |
104
|
78
|
70〜94
|
107
|
34.8
|
22
|
L |
105
|
78
|
76〜100
|
113
|
36.3
|
23
|
XL |
106
|
78
|
82〜106
|
119
|
37.8
|
24
|
XXL |
106.5
|
78
|
88〜112
|
125
|
39.3
|
25
|
グラミチ「ガジェットパンツ」はシルエットがやや太めではあるものの、ウエストをはじめ全体的なサイズ感は標準です。
なので、サイズ選びはふだん履いているサイズで問題ありません。
178cm76kgのぼくは、ふだんLサイズ(ジーンズは33〜34インチ)のパンツを履いています。この「ガジェットパンツ」もLサイズです。
タグにはアジアサイズとUSサイズが表記されていますが、国内で販売されているものはアジアサイズ表記です。
ウエストはジャスト。全体的にゆとりのあるラクな履きごこちです。
履いた感覚は定番「グラミチパンツ」とよく似ています。
というのもそのはずで、「ガジェットパンツ」と「グラミチパンツ」はウエスト・ヒップ・渡りのサイズ数値がまったく同じだからです。
また、ひざから下にストンと落ちるカッティングが、太めでありながらもスッキリとした印象に。
ダボッとしないので野暮ったくなく、ダラしなく見えないのもいいですね。
よって繰り返しになりますが、グラミチ「ガジェットパンツ」のサイズ選びはふだん履いているサイズをおすすめします。
ちなみにどのサイズも股下78cmと、短めに仕上げてあるので裾上げは必要ありません。
178cmのぼくが履くと、裾がギリギリ床に着かない程度の長さです。
グラミチ「ガジェットパンツ」レビュー まとめ
以上、グラミチ「ガジェットパンツ」をレビューしてきました。
グラミチ「ガジェットパンツ」は大容量ポケットやベルトループを装備し、その無骨で男くさい佇まいはキャンプにもよく合います。
日常生活では手ぶらで出歩けるのもナイス。
もちろんクライミングパンツ譲りの快適ディテールはそのままなので、アウトドア・タウンユース関係なく重宝します。
ぜひいちどチェックしてみてください。
【メリット】
- キャンプに使える機能性とルックス
- キャンプギアを手元で管理でき、すぐに取り出せる
- 街ではバッグいらず
- 裾上げ不要
【デメリット】
- デザインがちょっとガチャガチャしている
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