ゆうきちのDig Dig METAL

メタル歴25年の会社員。かつては某外資系CDショップでHR/HM部門のバイヤーを担当。 当ブログでは『メタルの裾野を広げる』ことを使命として、新譜レビューや名盤ガイドなど情報発信しています。

【ドゥームメタル名盤10選】スローで陰鬱なヘヴィメタル ドゥームメタルおすすめの名盤を紹介


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  • ドゥームメタルってどんなジャンル?
  • どんなバンドがいる?
  • 名盤をまとめて教えてほしい

 

こんな疑問にお答えします。

 

この記事は元外資系CDショップのメタルバイヤーでメタル歴25年のゆうきち@yukichi_campが書いています。

 

まずはドゥームメタルとは?からざっくりと解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

ドゥームメタルとは

テンポが遅く、沈み込むような重たいヘヴィメタルをドゥームメタルと呼びます。

 

【Doom = 終末、破滅】 の意味のとおり、

苦悩や鬱、悲しみ、オカルトなど「この世の終わり」の絶望感を表現したようなサウンドが特徴です。

 

ジャンル名の由来は1986年にスウェーデンのCANDLEMASSがリリースした「Epicus Doomicus Metallicus」と言われています。(これは「Epic Doom Metal」をラテン語に翻訳したもの)

 

類似ジャンルに以下があります。

  • スラッジメタル
  • ストーナーロック

 

歴史

ドゥームメタルのルーツを辿るとヘヴィメタルの始祖であるBLACK SABBATHに行き着きます。

 

BLACK SABBATHが1970年にリリースしたデビュー作「Black Sabbath」におけるスローでヘヴィなサウンドが後続バンドに大きな影響を与えました。

 

その第一世代が80年代初頭にイギリスで勃発したNWOBHMムーブメントから出てきた3大「WITCH」バンド。

 

 

彼らが打ち出したオカルト的要素満載の邪悪でおどろおどろしいサウンドはBLACK SABBATH直系といえるものでした。

 

80年代中期には世界各地から同系統のバンドが出現します。

 

アメリカ

ヨーロッパ

 

徐々にドゥームメタルシーンが形成されていくものの、この時点ではまだまだアンダーグラウンドな存在でした。

 

ところが90年代に入るとドゥームメタルの知名度が一気に上がります。

 

その立役者が、グラインドコアバンドNAPALM DEATHを脱退したリー・ドリアン(Vo)が結成したCATHEDRAL

 

極限の速さを追求したNAPALM DEATHから、極限の遅さを追求したCATHEDRALへの転身はインパクト絶大でした。

 

さらに、リー・ドリアンは自らレーベル「Rise Above」を設立し、ドゥームメタルの市民権獲得に貢献。

 

 

などの名ドゥームメタルバンドを世に送り出します。

 

同時期にドゥームメタルはデスメタルとも融合。

 

 

といったバンドは「デスドゥーム/ドゥームデス」と呼ばれ、のちに耽美的要素を強めていきゴシックメタルへと進化していきます。

 

おもな特徴

  • 遅い
  • 重い
  • 暗い
  • 反復リフ
  • ブルースの要素

 

 

ドゥームメタルおすすめの名盤10選

▶各楽曲30秒試聴できます!

1. CATHEDRAL「Forest Of Equilibrium」(1991)

「世界最速」のNAPALM DEATHを脱退したリー・ドリアンが結成したバンドによる「世界最遅」の1st。

超スロー&超ヘヴィなドゥームサウンドに、70年代プログレ由来の神秘性とほのかな叙情性をブレンドした名盤。

ドロドロした展開とリーの唸るようなヴォーカルも個性的。

おすすめ曲:1、2

 

 

2. BLACK SABBATH「Black Sabbath」(1970)

「ヘヴィメタルの始祖」BLACK SABBATHのデビュー作。

1.の引きずるようなヘヴィネスと不吉なサウンドは、まさにドゥームメタルの原型。

本作はドゥームメタルはもちろん、すべてのヘヴィミュージックにおける最重要ルーツである。

おすすめ曲:1、4

 

 

3. CANDLEMASS「Epicus Doomicus Metallicus」(1986)

スウェーデン出身のドゥームメタルマスターによる1st。

メロディックに歌い上げるヴォーカルと荘厳な展開で聴かせる「エピックドゥーム」の名盤。

アンダーグラウンドながらも美しいサウンドはドゥームメタル入門におすすめ。

おすすめ曲:1、3

 

 

4. PENTAGRAM「Relentless」(1985)

アメリカ出身のドゥームメタルバンドの1st。

前身バンドを含めると1971年から活動しているドゥームメタルのオリジネイターのひとつ。

本作は刻み系、うねり系ともにアイデア豊富なリフが満載の名盤。

おすすめ曲:3、4

 

 

5. TROUBLE「Psalm 9」(1984)

アメリカ出身のドゥームメタルバンドの1st。

鬱屈としたダークネスと神秘的な空気に覆われた初期ドゥームメタルの名盤。

JUDAS PRIESTを思わせる硬質リフやツインハーモニーなど正統派ヘヴィメタルの要素もたっぷり。

おすすめ曲:1、2

 

 

6. SAINT VITUS「Born Too Late」(1986)

ヴォーカルにTHE OBSESSEDのワイノを迎えたアメリカン・ドゥームの重鎮による3rd。

スローリフが延々と続くキャッチーさのかけらもない楽曲が並ぶが、なぜかズブズブとハマっていく摩訶不思議な一枚。

生々しいサウンドとワイノの渋い歌声はドゥーム「ロック」と呼びたい。

おすすめ曲:1、2

 

 

7. THE OBSESSED「Lunar Womb」(1991)

SAINT VITUSにも在籍した「ドゥーム神」ワイノ(Vo/Gt)率いるドゥームメタルバンドの2nd。

ワイノの味わい深い歌唱と70年代HR由来のブルージーなリフが渋く交錯する名盤。

横揺れグルーヴが最高に心地よく、アルコールがなくても酩酊してしまう。

おすすめ曲:1、7

 

 

8. SOLITUDE AETURNUS「Beyond The Crimson Horizon」(1992)

アメリカのエピックドゥームメタルバンドの2nd。

欧州型のウェットなサウンドとドラマティックな展開は正統派メタルファンも必聴。

ヴォーカルの声質やリフ展開も含めて、FATES WARNINGがドゥームメタルをプレイしているようにも聴こえる。

おすすめ曲:1、4

 

 

9. GRAND MAGUS「Iron Will」(2008)

SPIRITUAL BEGGARSのJB(Vo)率いるスウェーデンのドゥーム/正統派メタルバンドの4th。

ディオ期BLACK SABBETHを彷彿とさせる正統派メタル寄りの荘厳系ドゥームメタル。

北欧ならではの寒々とした空気感とJBによる男泣きの熱いヴォーカルの対比は鳥肌モノだ。

おすすめ曲:1、2

 

 

10. PALLBEARER「Foundations Of Burden」(2014)

アメリカの新世代ドゥームメタルバンドによる2nd。

軋むような轟音にメロウな旋律を乗せたサウンドは絶望的なまでの悲壮感が漂う。

本作は世界中で絶賛され、一躍トップバンドに躍り出たものの、なぜか日本ではさっぱり。

おすすめ曲:1、2

 

 

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