ゆうきちのDig Dig METAL

メタル歴25年の会社員。かつては某外資系CDショップでHR/HM部門のバイヤーを担当。 当ブログでは『メタルの裾野を広げる』ことを使命として、新譜レビューや名盤ガイドなど情報発信しています。

【クロスオーバー入門】スラッシュメタル×ハードコア クロスオーバーおすすめの名盤10選


クロスオーバーの名盤を10枚紹介します。

 

まずはクロスオーバーとは?からざっくり解説していきます。 

 

クロスオーバーとは

【 crossover = 交差する、垣根を超えた 】の意味のとおり、音楽の世界では異なるジャンルを融合したものを「クロスオーバー」と呼びます。

 

しかし、メタルシーンに限ると「クロスオーバー」とは

 

スラッシュメタルとハードコアパンクを融合したものを指します。

 

歴史

ANTHRAXのスコット・イアンとチャーリー・べナンテによるサイドプロジェクト、S.O.D.が1985年にリリースした「Speak English Or Die」における

 

・スラッシュメタルの整合感

・ハードコアパンクの衝動

 

をミックスした音楽性が話題となり、メタルとハードコアパンクが急接近します。

 

それまでは「メタル対パンク」という敵対関係にあった両ジャンルですが、

 

・ハードコア化するメタルバンド

・メタル化するハードコアバンド

 

が多数出てくるようになり、ジャンルの垣根が崩壊。

 

メタルバンドとハードコアバンドが共演することも珍しくなくなっていきます。

 

そんななか、1987年にD.R.I.が発表したタイトルがそのものズバリな「Crossover」がジャンルとしての「クロスオーバー」の音楽性を定義づけました。

 

おもな特徴

・ザクザクのスラッシュギター

・ドライな音質

・軽快

・やんちゃ感 

・スケボー 

【クロスオーバー入門】スラッシュメタル×ハードコア クロスオーバーおすすめの名盤10選

1. S.O.D.「Speak English Or Die」(1985)

ANTHRAXのスコット・イアン(Gt)とチャーリー・べナンテ(Dr)、NUCLEAR ASSAULTのダン・リルカ(Ba)、M.O.D.のビリー・ミラノ(Vo)によるクロスオーバーの原点といえる1st。

ブラックジョークをメタルリフとハードコアの衝動に乗せてぶっ飛ばす歴史的名盤。

「スラッシュ界最強リズムコンビ」スコットとチャーリーのキレっぷりは激ヤバ。

おすすめ曲:3、12

 

 

2. NUCLEAR ASSAULT「Game Over」(1986)

元ANTHRAXのダン・リルカ(Ba)とジョン・コネリー(Vo)が結成したスラッシュメタル/クロスオーバーバンドの1st。

ハイトーンヴォーカルや楽曲展開は完全にメタルだが、前のめりな炸裂感はハードコア。

メタル側からのクロスオーバーを代表する名盤。

おすすめ曲:3、6

 

 

3. SUICIDAL TENDENCIES「Join The Army」(1987)

US西海岸ヴェニスビーチ出身のクロスオーバーバンドの2nd。

スケートコアな1stと完全にスラッシュメタル化した3rdのちょうど中間をいく超クールなクロスオーバースラッシュ。

本作から参加しているロッキー・ジョージのメタルギターはインパクト大。

おすすめ曲:1、6

 

 

4. D.R.I.「Crossover」(1987)

USテキサスのハードコアパンクバンドの3rd。

初期の衝動直結ハードコアパンクから徐々にメタル色を強めていき、本作ではほとんどスラッシュメタルといえるサウンドに。

アルバムタイトルとロゴマークともに「クロスオーバー」の象徴となった。

おすすめ曲:1、2

 

 

5. THE ACCUSED「Martha Splatterhead's Maddest Stories Ever Told」(1988)

USワシントン出身のクロスオーバーバンドの3rd。

テンションの高い発狂ヴォーカルとチェーンソーギターが炸裂疾走するクロスオーバースラッシュ。

ホラー風味が効いた楽曲はどれもキャッチーで完成度が高い。

おすすめ曲:1、3

 

 

6. EXCEL「Split Image」(1987)

US西海岸ヴェニスビーチ出身のクロスオーバーバンドの1st。

スケートロックとスラッシュメタルを融合した、カラッと軽快なサウンド。

パンクなヴォーカルとメタルなバックサウンドのミスマッチ感が最高。

おすすめ曲:2、3

 

 

7. ATTITUDE ADJUSTMENT「American Paranoia」(1986)

USカリフォルニア出身のクロスオーバーバンドの1st。(1.〜16.が1st「American Paranoia」 )

パスヘッドのレーベル「Pusmort」からリリースされた、ハードコア寄りのクロスオーバー。 

細かく刻むリフとめまぐるしくスピーディーに疾走するショートチューンの連打にしびれる。

おすすめ曲:1、2

 

 

8. CRYPTIC SLAUGHTER「Money Talks」(1987)

USカリフォルニア出身のクロスオーバーバンドの2nd。

ブラストビート一歩手前の激速ビートで疾走する、ドタバタ系スラッシュハードコア。 

やけくそヴォーカルがさらに体感速度をアップする。

おすすめ曲:1、2

 

 

9. MUNICIPAL WASTE「Art Of Partying」(2007)

 USバージニアのスラッシュメタル/クロスオーバーバンドの3rd。

 フック満点のリフとタイトで小気味よく疾走するスラッシュサウンドは即効性バツグン。

2000年代後半のネオスラッシュムーブメントでは核弾頭としてシーンを牽引した。

おすすめ曲:2、3

 

 

10. POWER TRIP「Manifest Decimation」(2013)

USテキサスのスラッシュメタル/クロスオーバーバンドの1st。 

ハードコア譲りの荒々しさと重量級の疾走感でスラッシュメタルファンの心をガッチリつかんだ名盤。

現代スラッシュシーンの最高峰にまで成長したが、ヴォーカルのライリー・ゲイルが2020年8月に急逝。 

おすすめ曲:1、2

 

 

 

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