街着専用ダウンジャケットとして、オレンジ別注のナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」を購入しました。
購入の決め手は以下の3つです。
- 別注ならではの限定デザイン
- 街着に使えるスッキリとスマートに見えるシルエット
- オーバースペックにならず、街着に必要十分な暖かさ
先に言うと、この「オーロラダウンジャケット クラシック」はキャンプには向きません。というのも、焚き火に使えないから。生地がナイロンなので火の粉で簡単に穴が空いてしまいます。
なので基本的に、街着専用です。(もちろん焚き火しないなら全然OKですが......。)
本記事ではナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」について
- 特徴
- サイズ感
- メリット・デメリット
など、実際に着てみた印象をお伝えします。
というわけで、ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」をレビューしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
▼39,800円のコチラも要チェック▼
ほとんど変わらないスタイルとスペックで9,000円も安い!同じくオレンジの別注モデルです。
【メリット】
- 寒冷地でなければオーバースペックにならない十分な暖かさ
- 防水性能が高いため、雨に濡れても暖かさが維持できる
- 別注モデルのため、人と被りにくい
- モコモコ感がなくスッキリ見えるため、街着に使える
- シンプルなデザインで、カジュアルにもキレイめにも使える
- ネックが高くマフラーいらず
【デメリット】
- 暖かさ重視の場合は物足りない
- キャンプには不向き(焚き火NG)
- ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」とは?
- ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」外観と特徴
- ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」サイズ感
- オリジナルモデルとの違い
- こんな人におすすめ
- ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」レビュー まとめ
ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」とは?
「オーロラダウンジャケット クラシック」は和歌山のアウトドアショップ「オレンジ」がナンガに別注をかけた限定モデルです。
「オレンジ」といえば、アウトドアスパイス「ほりにし」をプロデュースしたことでも有名ですね。
この「オーロラダウンジャケット クラシック」はナンガの超定番モデル「オーロラダウンジャケット」をベースにしています。
「クラシック」という名前の由来はこちらのタグ。
2010年代に使われていた織タグを復刻したものです。往年の「オーロラダウンジャケット」を彷彿とさせるため「オーロラダウンジャケット クラシック」とネーミングされています。
購入できるのは「オレンジ」実店舗の他に、以下の3店舗です。
- SNB-SHOP
- Clapper
- Highball
3店舗すべて「Orange」と同じ運営元なのでご安心ください。Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングで通販できます。
楽天では別注品にもかかわらず、合計で50件を超えるレビューが付くほどの人気アイテムです。
さらに評価も、5点満点で平均4.2点以上。購入した人の多くが満足していることが分かります。
では、ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」の外観や特徴をチェックしていきましょう。
ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」外観と特徴
178cm76kgのぼくはブラックのMサイズを購入しました。
余計な装飾がないシンプルなデザインです。表面にやや光沢があるものの、それほどテカテカしていません。スポーティーすぎないため、街着として使いやすいです。
【スペック】
表地:ナイロン100%
裏地:ナイロン100%
中綿:ダウン80%、フェザー20%
FP:650FP
ダウン量:122g
総重量:700g(Mサイズ)
価格:48,800円(税込)
街着に使えるスッキリとスマートに見えるデザイン
ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」はデザインがスッキリとしているので、街着におすすめです。
このルックス、あまりダウンジャケットっぽくないと思いませんか?
そう、見た目がモコモコしていないんです。
ダウンジャケットといえば普通、ハムのようなモコモコとした見た目を思い浮かべますよね。
ですが、このナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」は、そのモコモコがないため、スッキリと洗練されています。なので、カジュアル系・きれいめ系のどちらにも着回せます。
でもモコモコしていないなら、暖かくないんじゃ?
そう思ったなら、こちらをご覧ください。
実は内側にあります。だから着ぶくれしないのに、しっかり暖かい。
おしゃれと暖かさを両取りできます。
なので街着用のおしゃれなダウンジャケットを探しているなら、ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」はおすすめです。
オーバースペックにならず、街着に必要十分な暖かさ
ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」の保温力は、めちゃくちゃ高いわけではありません。
というのも、暖かさの決め手であるダウンのFP(フィルパワー)や比率が抑えめだからです。
FP別の品質は、このような感じです。
500FP以下→低品質ダウン
600~700FP→良質ダウン
700FP以上→高品質ダウン
この基準でいくと、ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」は650FPなので良質ダウンとなります。
またダウンの比率は80%。ワンランク上のものだと90%を超えるので、イメージ的にナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」のランクは
よってこの画像のように、ハリやボリューム感はほどほどです。
床に置いた状態で、かさ高はおよそ5.5cm。
ダウンジャケットとは思えないくらい薄いですよね。
じゃあ、ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」はイマイチなのか?と言えばそうではありません。
もちろん暖かさは、700FP以上・ダウン比率90%の高品質ダウンジャケットには劣ります。
とはいえ、そこはナンガ。一般的なダウンジャケットよりはずっとクオリティは高いです。
この「オーロラダウンジャケット クラシック」はオーバースペックにならない程度の必要十分な暖かさをしっかり備えつつも、スッキリおしゃれに見えるシルエットを両立しているのが最大のポイントです。
ぶっちゃけ北海道や東北、あるいは山間部などの寒冷地では物足りないでしょう。
ですが関東から西の都市部であれば、十分にスタメンで使える戦力になります。
とくに電車を使う場合や、買い物など暖房の効いた屋内で長時間過ごす場合は、ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」のほうが暑くなりすぎないので使い勝手がいいです。
実際に着た感覚で言うと、
- 気温10℃前後なら十分すぎるほど暖かい
- 気温ひと桁でちょうどいい
- 気温0℃以下で動かずじっとしていると、さすがに寒い
こんな感じです。
もし「ちょっと寒いな」となったときは、内ポケットにカイロを仕込むという裏ワザがあります。
このナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」には、両胸の下あたりに内ポケットがひとつずつ装備されています。
ここにカイロを入れておくと、もうポカポカです。ぜひいちど試してみてください。
まとめると、ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」は必要十分な暖かさを備えています。
逆に暑くなりすぎないので、暖房が効いている屋内などでは温度調節がしやすいこともメリットです。
よって比較的温暖な都市部に住んでいる人や電車をよく使う人は、オーバースペックにならず、使いやすいと思います。
雨に濡れても暖かさが維持できる防水性能
ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」なら雨の日でも濡れることを気にせず出かけられます。あるいは、突然の雨にも慌てることがありません。
どういうことか?
ダウンの弱点は水です。
ダウンは濡れてしまうと暖かい空気を溜め込むことができず、保温性を失います。これが寒い日に起こったら......絶望的ですよね。
ですが、このナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」はそんな心配はいりません。
理由は、表地に使われているナンガのオリジナル防水透湿素材「オーロラテックス」です。
オーロラテックスは耐水圧20,000mm。これは嵐にも耐えれるほどの数値です。
身近なところでは、傘の耐水圧が250mmくらいです。ということは、オーロラテックスの防水性能は傘80本分に相当します。
たとえ冬の冷たい雨や雪で濡れたとしても、中のダウンを守ってくれるので、凍える思いをせずに済みます。
くわえて画像の通り、風も通しにくいうえに、湿気は外へ逃してくれます。
さらにファスナーはすべて止水ファスナーが使われている徹底ぶり。
ファスナーの噛み合わせの隙間からも雨は侵入しません。なので、ポケットに入れている革の財布が濡れて変色したり傷んだりすることもなければ、スマホが水没する心配もありません。
また、一般的に止水ファスナーは開閉しづらいのですが、このナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」のものは比較的スムーズに操作できるのもポイントです。
実際に濡らしてみると、オーロラテックスと止水ファスナーがしっかり水を弾いていることが分かるかと思います。
つまりナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」なら、雨が降ろうが風が吹こうが天気を気にせず出かけられます。たとえ雨に濡れたとしても、寒い思いをすることがないため安心です。
次にナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」のサイズ感を見ていきましょう。
ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」サイズ感
サイズ表(cm)
着丈 | 身幅 | 袖丈 | |
---|---|---|---|
XS |
72
|
55
|
63
|
S |
74
|
57
|
64.5
|
M |
76
|
59
|
66
|
L |
78
|
61
|
67.5
|
XL |
80
|
63
|
69
|
XXL |
82
|
65
|
70.5
|
ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」は標準〜やや大きめの作りとなっています。
サイズ選びは、インナーに何を着るかで決めるのがおすすめです。
具体的にはこんな感じです。
- ロンTなど薄着でスッキリ着こなしたい→ワンサイズ小さめ
- 厚手のスウェットやニットを着込みたい→普段どおりのサイズ
178cm76kgのぼくは、普段はLサイズがほとんどです。ですが、このナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」は、街着としてスッキリ着たいためワンサイズ小さめのMサイズを選びました。
実際に着てみた画像がこちらです。(インナーにロンT着用)
袖や裾の長さを含め、まさにジャスト。
かといってタイトなわけではなく、胴まわりや腕・肩にもほどよくゆとりがあります。なので動きにくさは全くありません。
Tシャツ+薄手のスウェットくらいなら余裕でいける感じです。
見ての通りフードが大きく、ネックに高さがあるので、首元からの冷気を遮断してくれます。マフラーいらずなのもポイントです。
前を開けて着るとこんな感じ。
襟元や裾がモタつかないのでスッキリしていますよね。ワンサイズ小さめを選んで正解でした。
繰り返しになりますが、サイズはこのように選ぶといいと思います。
- ロンTなど薄着でスッキリ着こなしたい→ワンサイズ小さめ
- 厚手のスウェットやニットを着込みたい→普段どおりのサイズ
街着メインで使うなら、よりおしゃれに見えるワンサイズ小さめがおすすめです。
サイズ感に関して、ネット上の口コミをいくつかシェアしておきますので、ぜひ購入の参考にしてください。
XSサイズ購入者
身長167 体重63 男 XSサイズ購入 人それぞれの体格にもよると思いますが、僕はこのサイズがぴったりでした。基本、ダウンのしたはシャツを着ますが、余裕があり、フリース等着ても問題なしです。
サイズ感は、身長167 体重53 やせ形でXSを購入しました。着込まない方でシルエットを美しく見せたい方ならちょうど良いです。セーターを着るのであればSサイズがお勧め。普段は、Mサイズです。
Sサイズ購入者
サイズはSを購入しました。170センチ60キロでジャストサイズでした!Mだとブカブカになるかと。。インナーを厚手のスウェットとかにすると多少キツくなるかもしれませんが、ロンTとかでじゅうぶんなほど保温性が高いのでSで正解です。
初めてのメーカーでサイズに悩みましたが、170/70キロでサイズ【S】【ブラック】を購入しました。ダウンなのでタイトめに着たいところで、大きすぎることなくピッタリでした。
165cm 53kg、皆さんのレビューを参考にサイズ選びをしてSを購入。基本中にスウェットを着るので、少しゆとりがあって着心地は丁度いいです。
Mサイズ購入者
174cm68kg中肉中背でMサイズ/ガンメタルを購入しました。(中略)中に厚手のスウェットを着ても窮屈にならず、ほんの僅かに大きめなのが、ちょうど良かったです。想像ですが、おそらくLサイズだと大き過ぎ、Sサイズだと少し小さく窮屈だったと思います。
身長172cm、体重60kgでMサイズのブラウンを購入しました。(中略)好みによるかと思いますがサイズ感はちょうどいいです。
167cm 70kgでMサイズを購入。胸囲と肩幅がある方なのですがキツくなく、中に厚手のフリースも着込めるくらいのゆとりはありました。
Lサイズ購入者
172センチ 74キロ筋トレやってるのでガッチリ目です。Lサイズでちょうど良かったです。中にパーカー、ニットなど着込めるのでサイズセレクトは良かったと思います。
177cm、73kg、肩幅も広めで普段Lサイズを着用しているため、Lサイズを購入。
若干腕が余りましたが、サイズ感はぴったり。
皆さん投稿している通り、タイトに着たい方は普段着用のワンサイズ下でもいいかもしれません。
181・64 痩せ型。Lサイズを購入。着丈は、下にトレーナーを着てちょうどお尻が隠れる感じ。身幅は、トレーナーの上にもう一枚フリースを着ても大丈夫。タイトに着たい人はMサイズでもいいかも。
XLサイズ購入者
188cm 75kgでXLを購入。ちょっとゆとりがあって個人的にはジャストサイズです。
Lでも着れない事はない感じです。
身長が178cm 85kgで、LとXLで迷いましたが、XLを購入し、少し大きい感じがしますが、軽くてとても暖かいので購入して良かったと思います。
次に、オリジナルの「オーロラダウンジャケット」との違いを確認しておきます。
オリジナルモデルとの違い
オレンジ別注の「オーロラダウンジャケット クラシック」とオリジナルの「オーロラダウンジャケット」ではどんな違いがあるのでしょうか?比較してみましょう。
まずは外観です。
▼オレンジ別注の「オーロラダウンジャケット クラシック」
出典:SNB-SHOP
▼オリジナルの「オーロラダウンジャケット」
出典:NANGA
おもな違いは
- ブランドロゴ
- 左胸下やひじ部分のステッチ
- ネックの高さ
- ファスナーの持ち手
- シルエット
あたりでしょうか。
オレンジ別注モデルのほうがシンプルでスッキリしています。
オリジナルモデルは2023年にデザインがリニューアルされ、見た目の印象がかなり変わりましたね。
ではスペックはどうでしょうか?表にまとめてみました。
オレンジ別注 | オリジナルモデル | |
---|---|---|
表地 |
ナイロン100%
|
ナイロン100%
|
裏地 |
ナイロン100%
|
ナイロン100%
|
中綿 |
ダウン80%
フェザー20%
|
ダウン90%
フェザー10%
|
FP |
650FP
|
760FP
|
ダウン量 |
122g
|
150g
|
総重量 |
700g
※Mサイズ
|
650g
※カタログ値
|
寸法 |
Mサイズ
着丈76cm
身幅59cm
袖丈66cm
|
Mサイズ
着丈78cm
身幅62cm
裄丈91cm
|
税込価格 |
48,800円
|
47,300円
|
両者で大きく異なるのが、ダウンの比率とFP。
暖かさに関しては、オリジナルモデルのほうが完全にワンランク上です。
一方のオレンジ別注モデルは、スペック面ではオリジナルモデルに見劣りします。
とはいえ、一般的なダウンジャケットと比較すると十分に高品質。街着として使う分にはオーバースペックにならず、必要十分な暖かさをしっかり備えています。
また、サイズ感もかなり異なります。
オリジナルモデルはトレンド感のあるワイドシルエットに変更されました。同じMサイズでも着丈・身幅ともに大きめです。
オレンジ別注モデルは誰でも着やすいベーシックなサイズ感となっています。
まとめると、このような感じです。
- オリジナルモデル→ハイスペックでトレンドに寄ったデザイン
- オレンジ別注モデル→街着に必要十分なスペックでシンプルなデザイン
オレンジ別注モデルは名前に”クラシック”とある通り、ベーシックで誰でも着やすいダウンジャケットです。流行や年齢に関係なく長く愛用できます。
ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」は他にどんな人におすすめなのでしょうか?
こんな人におすすめ
ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」は、以下に当てはまる人におすすめします。
- 他の人と被りたくない、差別化したい
- スッキリとスマートに見られたい
- 着ぶくれしたくないけど、暖かさも犠牲にしたくない
- 住まいが関東から西の都市部
- 気温が0℃を下回ることはそう多くはない
逆におすすめしないのは、こんな人です。
- 北海道や東北、山間部など寒冷地に住んでいる
- 焚き火をする
寒冷地の場合は最低でも、760FP・ダウン90%のオリジナルモデルか、最強との呼び声高い940FPのナンガホワイトレーベルを選んでください。この「オーロラダウンジャケット クラシック」では物足りないと思います。
焚き火をするなら、表地に燃えにくい素材を採用した「焚火ダウンジャケット」がおすすめです。「オーロラダウンジャケット クラシック」だと火の粉で簡単に穴が空いてしまうので、シャレになりません。
ナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」レビュー まとめ
以上、オレンジ別注のナンガ「オーロラダウンジャケット クラシック」をレビューしてきました。
「オーロラダウンジャケット クラシック」は、スッキリとスマートに見えるデザインと街着に必要十分な暖かさを備えています。
電車やビルの中でも暑くなりすぎないので、日常使いするならオーバースペックにならずおすすめです。ぜひチェックしてみてください。
▼39,800円のコチラも要チェック▼
ほとんど変わらないスタイルとスペックで9,000円も安い!同じくオレンジの別注モデルです。
【メリット】
- 寒冷地でなければオーバースペックにならない十分な暖かさ
- 防水性能が高いため、雨に濡れても暖かさが維持できる
- 別注モデルのため、人と被りにくい
- モコモコ感がなくスッキリ見えるため、街着に使える
- シンプルなデザインで、カジュアルにもキレイめにも使える
- ネックが高くマフラーいらず
【デメリット】
- 暖かさ重視の場合は物足りない
- キャンプには不向き(焚き火NG)
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